ミルクを残したり、途中で泣いたりする。何が悪いの?
いままで順調に飲んでいたミルクを、赤ちゃんが残し始めると、どうしたのだろうと心配になりますよね。
私の場合も、栄養が摂れないのではないだろうか、なにが原因なの? と不安に思い、決められた量をきちんとあげられないことに、焦ってしまいました。
しかし、赤ちゃんがミルクを残してしまうのは、理由があるからかもしれません。
この記事で、その理由が何なのか? 確認してみましょう。
目次
いつも食欲旺盛なのに、急に残しだした。何が原因?
赤ちゃんが急にミルクを残しだすことは、良くあることです。
急に残しだす原因は様々考えられます。
例えばおしゃぶりを吸っているうちに、少し空気を吸っていくので、お腹が膨れてしまうという可能性があります。
また、2~3ヶ月の月齢になると、満腹中枢が刺激されるようになり、以前より飲む量が減る場合があります。
いずれの場合も、体重が増えていて、機嫌が良いのであれば、深刻に考えることはないと思います。
泣くのも運動ですので、お腹が空くように泣かせておいてみても良いかもしれません。
量を減らしたほうが良いの?
ミルクは、出生からの経過日数や、月齢に合わせて、目安の量が決められています。
しかしそれは、あくまで目安であり、もちろん個人差も存在します。
同じだけの量を残し始めたのであれば、赤ちゃんが自分の適量を知ったことで、調整している可能性もあります。
同じ量を常に残しているのならば、その量まで減らしてみても良いでしょう。
また、赤ちゃんも大人と同じで、その日の気分や体調により、飲み残しが発生する可能性も大いにあります。
それが解消されれば、またもとの量を飲み始めることもありますので、減らしてみてまだ足りないと泣く場合は、量を戻してあげましょう。
飲んでる途中で泣きだすのはなぜ?
うちの息子も、よくミルクを飲んでいる途中に泣き出していました。
理由としては、ミルクを飲んでいる途中に、疲れてしまっている可能性があります。
疲れて休んでいるけれど、お腹は空いているので、泣きだすといったパターンです。
「もうちょっと休ませてよ! あとで飲むから!」と、言葉を発しない代わりに、泣いているのかもしれませんね。
赤ちゃんがミルクを飲んでいる途中に疲れてしまう原因は、哺乳瓶の乳首に原因がある場合が多く、穴が小さいと、少しずつしか出ず、飲むのに疲れてしまいますので、穴が大きいサイズに変更を考えても良いでしょう。
また、泣く理由も一概ではなく、ミルクの種類を変えたため、味が変わってしまった、とか、温度が適温ではなく、ビックリしてしまった、など、様々ですので、赤ちゃんの様子を良く観察し、原因を探ってみましょう。
そろそろ離乳食に切り替えたほうが良いの?
生後5か月頃から、離乳食の始まるタイミングとなります。
離乳食が始まっても、栄養はまだまだミルクから摂取する必要がありますので、離乳食後にミルクをあげているかと思います。
それを段々飲まないようになってきたのでしたら、それは乳離れのタイミングかもしれません。
赤ちゃんの成長の証ですので、無理に飲ませることはせず、ミルクを残した分、いままでミルクから摂っていた栄養分を、離乳食から補給できるように、メニューを工夫して、栄養不足にならないように気を付けてあげましょう。
まとめ
赤ちゃんがミルクを残したり、途中で泣きだしたりすることは、よくあることのようです。
飲んでいる最中に疲れてしまう、ミルクの味や温度が気に入らないなど、理由は様々です。
可愛いわが子のこと、観察をしない日はないと思いますが、赤ちゃんはまだ意思疎通ができるほど、言葉が発達していませんので、ひとつひとつの言動から、いま何を思って泣いているか、読み取るようにしてあげると、飲み残しや途中で泣きだすことが、減っていくかもしれません。
まずは赤ちゃんの体重が増えているかを気にしながら、必要であれば離乳食のメニューを変えていき、食事の時間が楽しくなるように工夫してみてくださいね。