小松菜を育てる時、間引きは必要?間引きしないとどうなるの?
この記事では、小松菜を育てる時に間引きが必要かどうかについてお話します。
小松菜の間引きをしないとどうなるのか知っておくと、どうして間引きが必要なのか分かりますし、ポイントを抑えて間引くことで小松菜の成長にとっていい効果が期待できますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
目次
間引きは必要?
家庭菜園で小松菜を育てる場合、間引きは必要です。
間引くことによって、小松菜を大きく育てることが出来るためです。
また、家庭菜園でいっぺんに大量の小松菜が出来てしまうと食べきれませんが、間引きながら食べることで、長く小松菜を楽しむことが出来ますよ。
では、小松菜を間引きしないとどうなってしまうのでしょうか?
間引きしないとどうなるの?
大きくならない
小松菜は間引きをしないと、大きく成長できません。
間引きをしないと小松菜に日が当たりにくいため、葉が少なく葉も小ぶりになってしまいます。
ですから、一切間引かずに小松菜を育ててしまった場合、小松菜がひしめきあって栄養がいき渡らず、ヒョロヒョロした小松菜になってしまいますよ。
貧弱で病気の被害に遭いやすくなる
小松菜を間引かずにおくと、密集して生えるため風通しが悪く、菌が増殖しやすくなってしまったり、ヒョロヒョロして弱いため病気になりやすくなったりします。
間引きの仕方を教えて!
間引きをする時期は、実は1回ではありません。
小松菜は間引きをしながらどんどん成長していきます。
1回目
1回目は種をまいて芽が出て子葉がしっかり開き、本葉が1~2枚出てくるようになったら、間引きます。
本葉がどれか分からないという方もいらっしゃるかもしれませんが、本葉は種まき後に出てくる子葉の次に出てくる葉が本葉になりますよ。
成長が早く太い小松菜を残して抜いていきますが、隣同士が3cmの間隔になるようにしましょう。
2回目
2回目は本葉が3~4枚になったら、間引きます。1回目と同じく成長が早く、太いものを残して抜いていきますが、隣同士が5cmの間隔になるようにしましょう。
この間引きの時に、葉っぱの色が黄色い場合は肥料を与えてあげてくださいね。
間引きの注意点
元気な葉を残す
小松菜を間引くのは、単に小松菜同士の間隔をあけるためだけではありません。
元気な小松菜を残すことによって、より良質な小松菜を育てることが可能になります。
ですから間引く際には、元気で太く、形の良い葉を残すようにしましょうね。
無理に引き抜かない
間引く際に、無理に引っこ抜くと隣の残したい小松菜の根っこまで一緒に抜けてしまうことにもなりかねません。
せっかくの元気な小松菜の赤ちゃんなので、そのまま傷をつけずに育てたいところです。
ですから、間引きたい小松菜がスッと抜けないようであれば、根元でカットしてしまいましょう。
間引く時期を遅らせない
間引く時期を遅らせてしまうと、葉っぱ同士が重なり合ってしまうことになり、成長を阻害してしまいます。
小松菜は太陽の光をたくさん浴びて大きくなるので、間引くタイミングが遅くなってしまうと、その分葉が重なり合って十分な太陽の光を吸収することが出来なくなりますので、間引くタイミングが遅くならないよう、隣の葉が当たりだすようであれば間引きましょう。
間引いたあとは土寄せをする
小松菜を間引いた後は、間引かなかった小松菜の根元に土を寄せて、土から根が出ないように、手で土寄せをするようにしましょう。
せっかく選定した芽をしっかり育てるために、大事なケアです。
間引き菜こそ美味しく食べよう!
間引いた小松菜の葉っぱは、とっても柔らかくて美味しいんです。
ですから、たかが間引き菜と思わず、おかずにしてみてくださいね!
我が家は小さな間引き菜の場合は、お味噌汁にそのまま入れてしまっていますよ。
サラダやお浸し、オムレツの具にしても美味しく食べられますので、ぜひ間引いた小松菜を料理に使って食卓に並べましょう!