片栗粉って腐るの?常温や冷蔵保存の期間はどれくらい?
この記事では、片栗粉は腐るのかについてお話します。
片栗粉を使いきれずにずっと放置しているけれど、このまま置いておいても腐らないのか不安だという方は、良かったら参考にしてみてくださいね。
常温や冷蔵保存の期間についても併せてお話します。
目次
片栗粉は腐る?
片栗粉はもともとカタクリの花の根っこから作られていましたが、今では馬鈴薯(じゃがいも)のでんぷんから作られているものがほとんどです。
片栗粉は水分を含まないので、未開封のままそのまま放置していて腐るということはないです。
ただし、片栗粉の開封後に、保存方法によっては水分を吸着してかびたり、劣化してしまったりということがありますので、注意が必要です。
未開封だと常温保存でも大丈夫?
基本的に常温で大丈夫
片栗粉は未開封であれば常温保存で問題ありません。
片栗粉のパッケージを見てみると、「直射日光や高温多湿を避けて保存」とありますのでそれを守るようにしましょう。
もともと片栗粉の賞味期限は1年~2年くらいで設定されていますが、それは未開封の場合と思っておきましょう。
開封していたとしても涼しいところで保管をすれば常温保存は可能です。
しっかり封をしていることを確認して、1か月~2カ月以内に食べきると、安心です。
梅雨から夏の時期は要注意
常温でも高温多湿な場合、コナダニが袋を破って入ってきてしまうことがあります。
ですから、基本的には常温で問題はありませんが、梅雨から真夏にかけては、高温多湿になりやすい場所に常温で保存するよりも冷蔵庫に入れて置いた方が安心かもしれませんね。
開封後の冷蔵庫の保存期間は?
開封後の片栗粉を冷蔵庫で保存する場合は、過信しすぎず賞味期限内に食べきるようにしましょう。
冷蔵庫は扉の開閉が多く、冷蔵庫内に入れるものの温度が安定していない場合、温度差から結露が発生し、カビが生えやすくなってしまうことがあります。
密閉していれば大丈夫だとは思いますが、心配なようであれば、片栗粉が入っている袋に乾燥剤をつけて、さらにジップ袋にいれて冷蔵保存してみてください。
これなら、片栗粉に臭いが付かないようにすることも出来ますよ。
冷凍庫での保存は可能?
片栗粉は冷凍庫での保存も可能です。
冷凍することで、サラサラのままキープできるため、理にかなった保存方法と言えます。
冷蔵庫での保存と同じく、袋を密閉して保存しなければ臭いが付いてしまいますので、密閉袋に入れて冷凍するようにしましょうね。
また、冷凍庫の開閉が多かったり、温かい食品を冷凍庫に入れてしまったりすると、温度差から結露が発生して霜が降ってしまいます。
そうなると劣化してしまいますので、過信しすぎず賞味期限内には食べるようにしましょう。
こういう状態になっていたら使わないで!
変色している
真っ白な片栗粉が、黄色っぽく変色している場合は、品質が劣化していることが考えられますので、使用しないようにしましょう。
かび臭い
片栗粉の臭いをかいたとき、かび臭く感じるようであれば、使用はやめて捨てましょう。
片栗粉は臭いを吸着しやすいですが、湿度の多いところでは袋がしっかり閉まってない状態であれば吸湿してかびが生えてしまうことがあります。
かびの生えた片栗粉を使用しての調理は、体に害がないとは言い切れません。
虫がいる
目で見て虫がいる場合や、一見何もいないように見えても片栗粉がもぞもぞ動いているような場合は、虫が片栗粉に住みついてしまっているので使用はやめましょう。
虫の入った片栗粉は例え体に害のない虫でも気持ちが悪いですし、コナダニの場合は重篤なアレルギーを引き起こす場合があります。
コナダニは温度25度以上、湿度60%以上の高温多湿な環境で繁殖しますので、梅雨から夏にかけては特に注意が必要です。
コナダニの死骸を吸い込んでも、アレルギーを引き起こし、アナフィラキシーショックを起こしてしまうことがありますので片栗粉をはじめとする粉ものを保存するときは気をつけましょう。
片栗粉の保存は密閉が重要
片栗粉を保存する場合、水分が入ることは長期保存したい場合、致命的と言えます。
ですから、保存=密閉が重要となります。
ジップ袋に入れて保存するほかにも、バルブ付きの密閉保存容器もありますし、乾燥剤を装着できる粉専用の保存容器もあります。
また、常温でも保存しやすいよう、水分を吸着する素材で作られている保存ケースもあるため、いろいろ試してみるのもおすすめですよ。