手作りパンの賞味期限と消費期限はどのくらい?冷凍保存できるの?
ちょっと手間はかかるけれど、手作りのパンって美味しいですよね。
添加物も入っていないので子どもにも安心して食べさせることができるし、今は材料を入れるだけでパンを焼いてくれるホームベーカリーも人気です。
焼きたてが美味しい手作りパンですが、食べ切れなくて残ってしまう時もありますよね。
残ったパンはどうすれば美味しさを保てるのか、いつまで日持ちするのか気になるところです。
目次
消費期限と賞味期限は?
市販のパンを買うと必ず消費期限や賞味期限が記載されていますが、手作りのパンだとどれくらい日持ちするものなのでしょうか。
市販のパンには添加物などが入っていますし、工場では人の手を使わず菌を寄せ付けない状態で作られているため、日持ちするようになっています。
一方で手作りパンは人が捏ねて作るため、どうしても雑菌は混入してしまいます。
ホームベーカリーなら機械が作ってくれますが、毎回使用するパーツをしっかり洗って菌の無い状態にするというのは難しいかなと思います。
そのため、手作りパンの消費期限は作った日から2日程度となります。
夏場はもっと早くなることもあるでしょう。
パンの種類によって多少日持ちするものもありますが、手作りパンは本当にあっという間にカビがはえてきます。
美味しいうちに食べてしまうのが一番ですね。
ちなみに、賞味期限と消費期限の違いは何?という人もいるかと思います。
賞味期限とは、美味しく食べられる期限のことを言い、5日を越えて長期保存が可能な食品に表示されます。
スナック菓子などがそうですね。
消費期限とは、安心して食べられる期限のことで、お弁当や生菓子などあまり日持ちしない食品に表示されています。
なので、手作りパンはこちらに分類されることになります。
冷蔵保存はできる?
特に暑い季節には、冷蔵庫に入れておけば良いのでは?と思う人もいることでしょう。
実際、冷蔵庫で保管しているという人もいると思います。
基本的にパンは冷蔵保存には向いていません。
冷蔵庫に入れてしまうと、乾燥が進んで固くなってしまいますし、においを吸い込みやすい性質なので冷蔵庫内のにおいがついてしまうことも。
また、パンに含まれているでんぷんの老化を進めることになり、味も落ちてしまいます。
冷凍保存できる?
それではどうすれば美味しく保存できるかと言うと、冷凍保存がおすすめです。
美味しさを保ったまま、2週間~長くて1ヶ月ほど保存することができます。
冷凍保存のコツは、パンは1回分ずつ小分けにしてラップで包み、さらにジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて冷凍する、ということです。
毎朝食べたいけど毎日作るのはちょっと、という時は一度にたくさん焼いておいて冷凍保存しておくと、いつでも手軽に食べることができますね。
ただし、どんなパンでもいいわけではなく、冷凍に向かないパンもあります。
例えば、丸パンや食パンなどのプレーンなパンは冷凍向きです。
あんぱんのようにちょっと中に具が入っているものも冷凍できますが、具がたっぷり入った惣菜パンなどは、冷凍に向かない食材を使用していることもあるでしょうし、水気があるものだとあまり冷凍に向かないので注意が必要です。
自分の家の定番にしたいパンがあるのなら、冷凍に向くかどうか少量から試してみてくださいね。
解凍は必要?
食べる前に自然解凍でもいいのですが、せっかくならより美味しく食べたいですよね。
冷凍状態のまま、トースターで軽く温めると焼きたてのように美味しく食べることができます。
またはレンジで数十秒、様子を見ながら温めるのもふわふわ感が戻って美味しく食べられますよ。
レンジの場合は目を離してしまうと温めすぎで固くなってしまいますので気をつけてくださいね。
パンの種類、その時食べたい食感を考えて方法を変えてみるのも楽しいですよ!
最後に
手作りパンも保存方法によって美味しさを長く保つことができるのですね。
カビの心配をしながら1,2日置くよりは、すぐに冷凍してしまいましょう。
せっかく作ったのですから、最後まで美味しく食べられるようにしてあげたいですよね。
誰かにプレゼントする時は、その日に焼いたものにして、早めに食べてもらうようひと言添えると安心です。
保存方法を知れば、おうちパン屋さんが益々楽しくなりますね。