ひらたけ、しめじは同じもの?違いはあるの?

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ひらたけ、しめじは同じもの?違いはあるの?

この記事では、ひたらけとしめじの違いについて、お話します。
ひらたけとしめじの区別がつかないという方は、良かったら参考にしてみてくださいね!

目次

それぞれ別のもの?

ひらたけとしめじは別のものです。

ひらたけは、ヒラタケ科、しめじはキシメジ科といった具合に、キノコの種類自体が違います。

しめじに関しては、よく目にするという人も多いかと思いますが、ひらたけはちょっと馴染みがないなと感じる方も多いのではないでしょうか。
あんまり意識しないでひらたけを見ても、「しめじの品種改良かな?」くらいにしか思わないかもしれません。
それくらい、確かにちょっと似ている風貌ではあります。

明らかに、シイタケやエノキダケ、エリンギ、なめこ、しめじは見た目から違いますが、ひらたけはどちらかというと、しめじに似ているんです。
だから、「ひらたけとしめじは同じもの?」と迷うのも、仕方がありません。

ひらたけは名前の通り、きのこのかさが平たく頂点が凹んでいるのが見た目の特徴ですが、しめじは丸みをおびたかさの形です。
でも、天然のブナシメジは、かさのかたちが平たかったりするので、ひらたけと見分けがつきにくいかもしれませんね。
でも、ひらたけとしめじは別物です。

ひらたけが「しめじ」として売られていた。これは何故?

「ひらたけ」が「しめじ」として売られているというのは、近年までよくありましたし、今でもあるようですね。
これは、「香り松茸、味しめじ」からひも解くことができますよ。

ここで言う“しめじ”は、しめじの中でも“ホンシメジ”のことを指しています。
ホンシメジは木から栄養を吸いながら成長するため、とても味わい深く美味しく、高級なきのことされてきましたし、とても珍しいので、市場に出回ることはあまりありませんでした。

今は人工的に栽培できるようになりましたが、それでも私たちが手軽にスーパーで購入するブナシメジとは、別物です。
ひらたけは、そんなきのこに似ている風貌ですし、“ひらたけ”として売るよりも、“しめじ”として売った方が売れるとされたのかもしれません。

また最近ではよく店頭にも並ぶようになってきたひらたけですが、少し前までは、しめじやエリンギの人気に押されて、消費者から手に取られなくなってしまった時期があります。

そこで、ひらたけはしめじに似ているため、“しめじ”と名付けることで消費者が手に取りやすくなるのではないかという、販売戦略もあったのかもしれませんね。

現在は、名称を偽造するような販売の仕方は、消費者の信頼を裏切りますし、悪質なものに関しては法で裁かれてしまいます。
だから、あんまりひらたけをしめじとして売っているというのは目にしなくなりつつありますよ。

味に違いはあるの?

ひたらけとしめじって、味はよく似ています。
でも、ひらたけはかさが肉厚ですし、軸も太いので、ジューシーでうまみが強いように感じますよ。

私はスーパーやネットスーパーのカタログでひらたけを見つけたら、かごに入れちゃいます。特に“霜降りひらたけ”はジューシーでおすすめです。

しめじももちろんとっても香りがいいですし、癖がなく美味しいですが、私の中ではひらたけのミニサイズという感覚ですね。
ただ、少しひらたけってエリンギにも風味が似ているかなという気もします。
これはひらたけと同様に、エリンギがヒラタケ科に属するためではないでしょうか。
かさの形も、ちょっとエリンギっぽいですしね!

それぞれの調理法は?

①ひらたけの調理法

ひたらけは肉厚で一房ずつも大きめです。だから、ひらたけの存在を前面に出した調理法をおすすめしたいと思います。
炊き込みご飯やお吸い物、鍋に入れると、おいしく食べられますよ!
個人的にはそのままバターでじっくり炒めて、最後にお醤油を垂らすバターソテーが大好きです。

また、ひらたけは味がしみ込みやすいように感じますので、煮物にもぴったりですよ。
祖母はよくひらたけを煮物にして食卓に並べてくれていましたが、ひらたけ以外に何も入っていないのに、とっても美味しくて好きなメニューでした。

ひらたけ自体が、味や香りに癖がないので、色んな調理に使うことができます。
炒めたり、ご飯ものや汁物、煮物など万能に使えますので、ぜひ色々試してみてくださいね!

ただ、一つ注意していただきたいのが、ひらたけはとってもジューシーで水分が多いので、長時間炒めたりするのには向きません。
水が出てきちゃいます。
そこだけ上手に扱っていただくと、美味しく調理していただけます。

②しめじの調理法

しめじもひらたけ同様に癖がないので、炊き込みご飯や汁物、バター炒めなど、いろんな調理に使うことができます。

しめじは他の食材や味付けの邪魔をしないので、主役として使うよりも、しめじと他の食材を一緒に調理をするのが、私はおすすめです。

野菜を炒める時や、汁物を作る時、蒸したり煮たりという時でも、何かプラスしたいなと思ったらしめじはすごく便利ですよ。
サイズ的にも、主張しすぎず、使いやすいというのもあるかもしれません。

料理のかさを増すのにも使えて、うまみや香りをプラスするだけでなく、美味しいなんてしめじは万能です。
我が家も、えのきだけとしめじは、必ず冷蔵庫に入っていますよ。
ぜひ、色んな調理に使ってみてくださいね!

ひらたけもしめじも冷凍してみよう!

ひらたけやしめじが手に入りすぎたという場合には、使う分以外は冷凍しちゃいましょう。
キノコは洗う必要がないので、簡単に冷凍できますし、調理もそのまま使えて便利です。

キノコに汚れがついている場合は、サッと拭き取って、あとは石づきを取ってから、かるくほぐして、ジップ袋などに入れます。
仕上げに、しっかり空気を抜きながら封をして、アルミトレイがあればその上に置いて冷凍庫に入れましょう。

実は、ひらたけやしめじに限ったことではありませんが、キノコ類は冷凍することによって、キノコの細胞が壊れ、うまみや栄養素がアップします。
だから、ひらたけやしめじも冷凍することで、調理するととても美味しくなっちゃいますよ!
ぜひお試しくださいね。