アスパラガスって生でも食べられるの?
この記事では、アスパラガスは生でも食べられるのかどうかについて、お話します。
アスパラガスは加熱してしか食べたことがないという方は、もしかするとちょっと損をしているかもしれませんよ?
特にアスパラガスを自宅で育てているという方や、新鮮なアスパラガスを手に入れることが出来るという方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
生でも食べられるの?
アスパラガスの中でも、収穫したての新鮮なアスパラガスは生でも食べることが出来ます。
よくテレビ番組で、収穫したてのアスパラガスをその場でかじるというシーンが流れますが、新鮮なアスパラガスも同じです。
私の父は毎年その年初めてアスパラガスの収穫をする際には、いつも収穫したてのアスパラガスを生でかじっていますが、私も一度「かじってみんさい」と手渡され、かじったことがあります。収穫したてのアスパラガスは、本当に甘くて美味しいですよ。
ネット通販でも、「生でも食べられるアスパラ」というキャッチコピーで、販売している農家もあります。
生で食べてもおいしいアスパラガスの見分け方
生で食べてもおいしいアスパラガスは、とにかく新鮮なものを選ぶのが重要です。
では、新鮮なアスパラガスはどう見分ければいいのでしょうか?
①切り口が乾燥していない
収穫したて、ほやほやのアスパラの切り口は、とってもみずみずしいです。
切り口が水分でにじんでいるくらいのものは、とっても新鮮ですよ。
自分でアスパラガスを育てている場合は、収穫してすぐに食べると生でも美味しく食べられますが、なかなか市販のアスパラガスでは見つけにくいかもしれませんね。
でも、近くに道の駅や農家直売店があれば、朝採れのアスパラガスを手にすることが出来る機会も多いですし、生で食べてもおいしいアスパラガスに出会えるかもしれませんよ。
②穂先が固く閉じている
穂先が開いてきているアスパラガスは、収穫してから時間が経ってしまっているので、生で食べてもおいしくないです。
穂先がギュッとしっかり固く閉じているアスパラガスを選択してみてくださいね。
③真っすぐなもの
アスパラガスを収穫してから時間が経ってくると、しだいに萎れて曲がってきてしまいます。
特に穂先の先が柔らかく重力に負けて曲がってきていたら、生食にはむきませんよ。
④鮮やかな緑色をしている
アスパラガスが茶色く変色してしまっていたり、緑色がくすんできたりすると、鮮度が落ちてしまっています。
鮮やかな緑色をしているアスパラを選ぶようにしてみてくださいね!
⑤茎が太く固いもの
アスパラガスを触った時にグニャっとしたり、シワが寄っているものは、中の水分が抜けかけているので美味しさが半減してしまっています。
茎が固いものを選ぶようにしましょう。
また品種にもよりますが、太い方が水分を多く含んでいてみずみずしいため美味しいですよ!
⑤ハカマに注目!
美味しいアスパラガスは、茎にくっついているハカマが綺麗な三角形をしていること、そしてハカマの数が少ないと美味しいです。実家の母がアスパラガスを収穫しては、ハカマの数を数えて「こっちの方が美味しいわ」とよく言っていました。
美味しい食べ方は?
下処理をする
アスパラガスを生食する場合は、出来るだけ口当たりを良くしてあげると、より美味しく食べることが出来ますよ!
ただし、栄養価の高さを気にするのであれば、下処理をしない方が、アスパラの栄養を余すことなく摂取することが出来ます。お好みでやってみてくださいね!
①ハカマを取る
まず面倒ですが、アスパラガスの茎にくっついているハカマを包丁でサッと落としていきましょう。
口当たりがよくなりますし、ハカマを苦いと感じる方も多いです。だからハカマは取り除くと食べやすくなります。
②茎の皮を薄く剥く
ハカマを取ったら、ピーラーを使ってアスパラガスの茎の皮を薄くむきましょう。
全てむかなくてもいいので、まだらに剥いておくと、口に筋が残りにくく感じ、食べやすくなりますよ。朝採れたての物をすぐに食べる場合は、皮を剥かなくても柔らかく美味しく食べられますので、一度お試しくださいね。
③板ずりをする
ハカマをとって茎の皮を薄く剥いたら、板ずりをすることでさらに食べやすくなります。
特にアスパラガスの青臭さが苦手という方は、お塩をアスパラガスに振って、まな板の上でゴロゴロ転がすと、青臭さが抜けて美味しく食べることが出来ますよ!板ずりしたら、塩を水で洗い流して、水気を取ってから使ってくださいね。
シンプルにサラダや和え物で
アスパラを生食する場合、新鮮なので甘みがとても強く感じられます。
だからシンプルにサラダや和え物で食べると、とっても美味しく感じられますよ!
薄くスライスしてマヨネーズや手作りのディップで和えても良いですし、胡麻和えもおいしそうですね。
注意することは?
アスパラガスを生で食べる際には、食べ過ぎに注意しましょう。
もちろん、生で食べても全く問題がない人もいれば、人によっては消化不良を起こして腹痛を訴える人もいたりしますよ。
なので、出来るだけ新鮮なものを選んで、少しずつ食べてみてくださいね!
生食には、紫アスパラ・ホワイトアスパラもおすすめ
紫アスパラガスやホワイトアスパラガスも、新鮮なものは生食できます。
ホワイトアスパラガスは青臭さがなく美味しく食べられるという人も多いですし、紫アスパラガスは甘みが強く生食で食べることで、抗酸化作用のあるポリフェノールをしっかり摂取することが出来ちゃいます。
グリーンアスパラガスは青臭いので、生で食べるのはちょっと抵抗があるという方は、良かったらホワイトアスパラガスや、紫アスパラガスで試してみてはいかがでしょうか?
特に紫アスパラガスは、茹でてしまうと緑色に変化してしまい、せっかくのポリフェノールが外に溶け出てしまいます。
実は、生の方が嬉しい効果があるので、ぜひお試しください。