ドーナツ枕で絶壁にならない?本当に必要? 使い方を教えて!
赤ちゃんが産まれると、親としてはあらゆることをしてあげたいものです。
まだねんねの頃の赤ちゃんを見ていると「寝てばかりで後頭部が絶壁になるのでは」と心配して、なんとかきれいな形にしてあげたいと、ドーナツ枕にたどり着くのではないでしょうか。
最近は色々なデザインのドーナツ枕が販売されています。
じっさい、頭の形を良くする効果はあるのでしょうか?
目次
ドーナツ枕は絶壁防止に効果あるの?
赤ちゃんの頭の形を良くするために、絶壁にならないためにとすすめられるのがドーナツ枕です。
ドーナツ枕とは、その名のとおりドーナツのように真ん中が開いていたり、真ん中をくぼませた構造になっている枕のことです。
真ん中がくぼんでいることで後頭部に圧がかからないようになっています。
昔から使われているアイテムで、私たちの親世代でも子どもにドーナツ枕を使っていたという話を聞きます。
それでうちの子は頭の形がいいの、という人もいるので、我が家でもドーナツ枕は「必要なもの」として用意していました。
ただ、効果については「あった」「なかった」のどちらにも別れます。
大人しく寝ている赤ちゃんならいいのかもしれませんが、赤ちゃんによっては枕自体嫌がる子もいます。
親が一生懸命使おうとしても、赤ちゃんはある程度自分で動けるようになると、頭を自分でずらしたり、時に は枕を放り投げてしまうことも。
これは赤ちゃんにもよりますので、どうしても絶壁が気になるなら試してみるといいと思いますよ。
ちなみに我が家は低月齢のうちは使っていましたが、動けるようになると嫌がるようになってしまったので、あまり活躍しなかったような気がします。
頭の形は、絶壁よりも典型的な宇宙人のように逆三角形になっているのが気になっていました。
これは成長するにつれて目立たなくなってきましたし、髪がふさふさになった今では全然気にならなくなりましたよ。
使い方はどうするの?
ドーナツ枕を使う場合、新生児から使えるものや○ヶ月~というように月齢にあったものが販売されています。
使う時期にあったものを選びましょう。
また、赤ちゃんが使うものなので、家で洗濯できる素材であることも重要です。
手作りもできるので、好きな布地を使って作ってみるのもいいですね。
その際も月齢にあった大きさや高さにしてくださいね。
枕を選べば新生児から使うことができますが、赤ちゃんの頭は産まれてしばらくは柔らかく、生後7~8ヶ月頃から少しずつ固くなっていくと言われています。
その頃に上手に使えるといいかもしれないですね。
また、首がすわった頃から使うと効果的だという意見もあります。
ただ、ドーナツ枕を使う時は危険もあります。
寝返りが始まると知らないうちにうつ伏せになり、枕に顔が埋まってしまうことがありますし、吐いたものが喉に詰まってしまったりというおそれも。
赤ちゃんはちょっとしたことでも重大な事故につながることがあります。
ドーナツ枕を使う時は目を離さないようにしましょう。
また、身動きできない時期に使っていると、頭が固定されるため寝返りがしにくかったり、首の後ろにあせもができたりもしますので、気をつけてくださいね。
あまりに長時間使うことで、頭の形が良くなるどころかドーナツ状の跡が残ったという話も聞きますので、ほどほどに使うことも大切です。
使わなくても頭の形は治るものなの?
低月齢の頭が柔らかいうちは歪んでいたりして心配になると思いますが、成長とともに治ることがほとんどです。
産まれてからねんねの赤ちゃんでいる時期はほんの数ヶ月、そのうち起き上がっている時間が増えれば後頭部に圧がかかる時間が減りますし、1~2歳頃には徐々に形が整ってきます。
そもそも大人と違って赤ちゃんには枕はいらないと言われています。
ドーナツ枕のあるなしに関わらず、絶壁が気になるのであれば時々赤ちゃんの向きを変えてあげるだけでも違います。
一定の方向ばかりを向く「向きぐせ」であれば、タオルを使って頭を反対方向に固定してあげるという方法もあります。
お医者さんに相談するほどのひどい歪みでなければ、それほど心配することはありません。
最後に
頭の形を良くしてあげたい親の気持ち、よくわかります。
私もそうでしたから。
子どもが嫌がらずに使ってくれると良いのですが、嫌がられてしまうと無理に使うわけにもいかず、そのうち「もういいや」となってしまいました。
ただ、ドーナツ枕を使わなくても日々赤ちゃんの体勢に気をつけてあげれば、絶壁は防ぐことができますので、がっかりせず方法を変えて頑張ってみてくださいね!