ゆで卵を茹でた後、冷やす理由は?どれくらい冷やせばいいの?
この記事では、ゆで卵を茹でた後に卵を冷やす理由について、お話します。
ゆで卵を茹でた後、どうして冷やすのか不思議に思っている方、ちゃんと理由はありますので、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
ゆでた後に「冷水に入れたまごの熱を取る」理由は?
卵をゆでた後に「冷水に入れたまごの熱を取る」のには次の二つの理由があります。
①卵の殻をツルっと綺麗にむくため
ゆで卵を作っていざ殻をむこうとするけれど、卵の殻が上手にむけず困るという方は多いのではないでしょうか?
そんなお悩みに困っている方は、卵をゆでた後に「冷水に入れたまごの熱を取る」というのを試してみてください。
茹でた卵を冷水につけて急速に冷やすことで、卵がキュッと締まり同時に卵の薄皮も剥がれるので、綺麗に卵の殻をむくことができます。
ゆで卵を「冷水に入れたまごの熱を取る」というのは、結構重要なポイントになりますよ。
②ゆで卵の黄身を好みの硬さに仕上げるため
卵をゆでた後に、冷水に入れることで、ゆで卵の黄身を好みの硬さに仕上げることができます。
半熟卵にしたくてせっかく早めにお湯から引き揚げても、そのまま放置してしまうと硬い卵の殻の中にこもった熱によって、黄身に火が通ってしまいます。
だから、ゆで卵の黄身を好みに仕上げたい場合は、時間を計ってゆでたら、冷水に入れてしっかり冷やすのがおすすめです。
流水で冷やせばいいの?
卵を茹でた後は、流水でしっかり冷やしましょう。
茹でた卵を水につけるだけだと、卵の内部に熱がこもっている状態なので、水がぬるくなってしまいます。
これでは、急激に冷やすという温度差が生れないため、卵の殻は綺麗に剥がれません。
もちろん、卵が古いものならば問題なく剥がれるかもしれませんが、新鮮な卵の場合は卵の殻をむくのに苦戦してしまうかもしれませんね。
だから卵が茹であがったら、しっかり冷たい流水が常に卵に当たるようにしましょう。
見栄え良く綺麗なゆで卵を作りたい時は、氷水を使って冷やすのもおすすめです。
私は氷水にゆで卵をつけて流水も注いでいますが、綺麗に卵の殻が剥がれやすいので試してみてくださいね!
どれくらいの時間冷やせばいいの?
卵を茹でた後、流水や氷水につける時間は、最低でも5分はつけた方がいいのではないでしょうか。
というのも、茹で卵は硬い殻の中で熱はなかなか放出されず、中にこもりがちです。
だからサッと冷やしたくらいでは、中心までしっかり冷えません。
流水や氷水につけて最低でも5分はつけてみてくださいね。
ちなみに、冷やして殻をむく際には、そのまま流水の水圧を利用しながらむくと、綺麗にツルっと殻がむけやすいですよ。
ゆで卵にヒビを入れたら、殻とゆで卵の間に流水を当ててむいてみてくださいね。
水を使わず放置して冷やすのはダメ?
ゆで卵を作る際に、水を使わずに冷やすのはダメではありませんが、次のデメリットがあります。
卵の殻がうまく剥けない
水を使わず放置して冷やすと、卵の殻がうまく剥けないことが多いです。
もちろん、卵の条件によっては、ツルっと剥ける場合もありますが、新鮮な卵を使ってゆで卵を作った場合などは薄皮がくっついて綺麗に剥けないということになりかねません。
好みの卵の硬さにならない
水を使わずゆで卵を放置して冷やすと、自分の好みの硬さに仕上がらないことが考えられます。
例えば半熟卵を作りたかったのに、早めに茹で上げて水につけず放置して冷やしたという場合、内部に熱がこもっているので、どんどん余熱で黄身が硬くなってしまいます。
だから、好みの黄身の硬さにしたいのであれば、水を使って冷やした方が良いですよ。
特に上記のデメリットは気にしないという場合は、水を使わずに放置して冷やしても問題はないです。
私も綺麗なゆで卵が作りたい時には、ゆで卵をしっかり冷やしますが、固ゆでにしてサラダに混ぜたい時やタルタルソースを作る時には、どうせゆで卵をつぶすので冷やしません。
水道代も節約になりますしね。
卵によっては綺麗にツルっと剥けますし、ボロボロになったとしても潰すだけなので全く気にならないです。
私がずぼらなだけかもしれませんが、卵を冷やすことでデメリットを回避したいという考えがないのであれば、そのまま放置でも問題ないですよ。
ゆで卵を固ゆでにしたら、黄身のまわりが黒い!腐ってる?
ゆで卵を作って切ってみたら、黄身のまわりが黒くて腐っているのではないかと驚かれたことのある方もいるかと思います。
これは腐っているわけではありません。
ゆで卵を作る際に、茹で時間が長くなると硫化第一鉄が発生して黒くなるためです。
だから、別に食べても全く問題はないですよ。
私の実家は母がよくゆで卵をゆですぎるので、黄身のまわりが黒いゆで卵が当たり前でした。
だからちょっと懐かしいですね。
黒くさせたくないのであれば、茹で時間を10分くらいにとどめておくのがおすすめです。