兄弟のおもちゃの取り合いでため息が・・どうすればいいの?
こんにちは。7歳と5歳の兄弟を子育て中のMです。
今回のテーマは子どものおもちゃについて。
「このおもちゃで遊びたい!」という意思があるのは、自我が芽生え子どもが成長した証。
大きくなったなあ、とほほえましく見守ることだけできればいいですが、目の前でけんかをされるとなかなかそうも言っていられないのが現実ですよね。
どんなふうに対応していくのがいいのか?考えていきたいと思います!
目次
おもちゃの取り合いってみんなするもの?なんで取り合いになるの?
子どもの性別や年齢差によってはおもちゃの取り合いにならない場合もあるとは思いますが、どうしてもおもちゃや物の取り合いになってしまうケース、ありますよね。
特に性別が同じほうが取り合いになってしまう場合が多そうです。
好みが同じ、または似ているほうがけんかをしてしまう可能性は高いかもしれません。
小さい子の場合、おもちゃそのものに興味がわく場合もあるかとは思いますが、「そのおもちゃで楽しそうに遊んでいる」状態がうらやましくて、おもちゃが欲しくなってしまう、というのもあると思います。
「隣の芝生は青い」という言葉もあるように、人が持っているものをなんとなく魅力的に感じてしまうのは大人でもあることですよね。
上の子を叱るべき?両方に言い聞かせる?
私自身の子供時代を振りかえると、物の取り合いでけんかになった場合、まず姉が怒られました。
昔は「お兄ちゃんでしょ」「お姉ちゃんでしょ」というのが普通でしたよね。
上の子のほうが話を聞いてくれるし、がまんができることが多いので、親としてもついつい上の子を叱ってしまいがち。
自分の使っているものを誰かが欲しがったら、譲ってあげたり貸してあげたりできるやさしい子になってくれたらうれしい、という思いもあるかもしれません。
また、下の子のほうが自分の思いが叶えられなかったときに泣いたりすねたりしてしまうので、それに付き合うのがたいへんな時は下の子を擁護してしまうことも。
それに比べて今は「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」というのは少なくなっているようです。
ママ友と一緒に遊んでいると、双方の思いを聞いているママが増えてきていますね。
上の子でも下の子でも、それぞれひとりの子どもとして扱うようになってきているのだと思います。
ちなみに私は、子どもがおもちゃの取り合いをしていても基本的には放っておきますが、けんかをしてうるさいのが我慢できなくなったりけがをしかねないなと思ったりした際には両方を叱ります。
本当であれば話し合いで解決させられればいいのですが、おもちゃがあるせいでけんかをするのであれば「おもちゃを捨てるよー!」と言ってしまいます・・・。
子どもに我慢をさせる前に自分も忍耐力を鍛えねば、と思うのですが・・・。
同じおもちゃを与えたら解決する?
同じおもちゃを与えれば、けんかは減るかもしれませんね。自分のものが決まっているので、ふたつ欲しい!とならない限りは大丈夫のようです。
ただ、先に述べたように「そのものが欲しい!」というよりは「誰かが使っているから欲しい!」場合だと、自分のものにも興味が薄くなってしまうケースもありました。
特に小さい子どもだとその傾向は強いかもしれません。
我が子の場合ですが保育園で楽しそうに遊んでいるおもちゃがあったので、自宅用に購入したらさほど遊ばなかった・・・ということがありました。
その場の雰囲気や一緒に遊ぶお友達によって気持ちが変わるのかもしれません。
これっていつまで続くの?
大きくなってくると、けんかしたら怒られるな、という感情もはたらいてきますし、「自分のものでないなら仕方がない」というように自分の欲望をコントロールできるようになってきます。
私は4人兄妹の末っ子なのですが、おもちゃではなくても姉の使っているものは興味がわいてしまうものでした。
小さい頃だけではなく小学生、中学生になっても洋服や本など姉のものを使ってみたくて仕方がありませんでした。
そのものを取ってやろう!自分も使いたい!というだけではなく、単に「あこがれ」というのもあったかもしれません。
そう考えるとある程度成長してきても、「お兄ちゃんが持ってるのいいなー」「自分も使ってみたいなー」という気持ちは消えることはないかもしれません。
大人でも、誰かが使っているものをうらやましく思うこと、ありますものね。
まとめ
自分の意思を表現できることって、とても大事だと思います。
日本は「察する文化」とも言われ、相手の気持ちを推し量って自分ががまんをしたり相手の思うように自分が行動したりすることが美学ともされています。
いわゆる「空気を読む」ということです。
行き過ぎると小さい子どもまでもがまんをしたり、自分の気持ちを押し殺すのが当たり前になってしまったりしている傾向も。
「子どもは子どもらしく」という思いと「相手を思いやれるやさしい子になってほしい」という思い。親ってわがままですね(笑)。
けんかをしたり、それを誰かに訴えたり、仲直りしたり。人間関係にはどれもたいせつですね。
ひとつひとつが子どもの成長には必要で、財産になる、と思って、見守られる包容力がほしいなと思う今日この頃です。