猫が引越ししてから、食べない、水を飲まない・トイレをしない。大丈夫?

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猫が引越ししてから、食べない、水を飲まない・トイレをしない。大丈夫?

猫は環境の変化にとても敏感な動物です。

中でも、引越しは最大のストレスと言われています。

引っ越して数日は、慣れない場所に怯え、大好きな餌も食べないといった例も、多くあるようですね。

でも、慣れるまでそのままほっておいて良いのでしょうか?心配ですよね?

猫と引越しの関係について学んで、少しでも不安を解消しましょう!

目次

水も飲まず、餌も食べない。ほっといて大丈夫?

水もえさもとらない

猫は、絶食が続くと、体内の脂肪が分解されてエネルギーに変えようとする働きを持ちます。
そのとき、エネルギーへの変換が脂肪の分解の速度に間に合わず、脂肪がそのまま体内に蓄積され、「脂肪肝」になる危険があります。

一般的にこの状態のまま家で様子を見るリミットは、48時間といわれていますが、48時間以内でも、飲まず食わずのままでいることで、脱水症状と低血糖を引き起こす可能性があります。

水を飲まない、餌も食べない状態で丸1日経過した場合、次の日も様子をみて、変わらないようであれば動物病院へ連れていきましょう。点滴などの処置をしてくれると思います。

トイレをしない。原因は何?

トイレをしない
引越しがキッカケで、トイレをしなくなったのならば、環境の変化に、不安やストレスを感じているのが一番の原因となります。

48時間尿がでないと、尿道が閉鎖し、尿毒症や尿道結石、尿道閉鎖などの病気に直結するかもしれません。

引越し直後はもとより、引越し前から、猫がなるべくストレスを感じないよう、環境つくりを優先してあげてください。

また、トイレに行った場合でも、便が下痢でないかなど、普段と違う点がないか、チェックしてあげてください。

少しでも違う点があれば、念のため、病院へ連れていきましょう。

慣れるまでにどれくらいかかるの?

慣れるまでどれくらいかかるの?
猫の種類や、個体の性格も大いに影響しますので、一概には言えませんが、平均的に、完全に慣れるのに、1週間程度の時間を要すると言われています。

完全室内飼いの猫であれば、慣れるのはもっと早いでしょう。

普段使い慣れている毛布やベッド、キャットタワーなどがあると、より早く緊張をほぐしてあげられますよ!。

引越し前に注意しておくべきポイント

引越しまでの注意
飼い主も引越しの準備で、色々と忙しい時期になると思いますが、大きな変化があることを、なるべく猫に悟られないよう、落ち着いた行動をとってください。

猫は敏感な動物ですので、なにかがあるなと悟ると、引越し前から警戒を始めます。
当日まで、なるべく安定した行動をとりましょう。

また、引越し先で、早く猫が慣れるよう、使用した猫砂をとっておくことも大事です。

引越し先で体調が悪くなり、病院にみせる必要ができた場合に備えて、あらかじめ、新居の近くの動物病院を調べておくことも忘れないでください。

もし、引越し当日に、猫をどこかに預けようと考えている場合は、ペットホテルの空室状況や、預ける予定の知り合いの都合など、しっかり確認しておきましょう。

猫のストレス解消法

猫のストレス解消法
引越しにより、猫が受けるストレスを、ゼロにすることはできません。

そのストレスを、より早く、効果的に解消させるには、新しい家の中で、猫が遊べる場所を確保してあげてください。

また、日向ぼっこができる場所など、落ち着ける環境をつくりましょう。

猫は暗いところで落ち着きますので、人の目から隠れることのできる場所も必要です。

猫にとって快適な空間を作ってあげることで、ストレスを和らげることができるでしょう。

まとめ

飼い主の都合で、引越しをしなければならないことは、多々あると思います。

猫が環境の変化に弱いことを十分に理解し、どうすればストレスや不安を解消することができるか、家族みんなでしっかりと考えてあげてください。

猫にとって、信頼できる人間がいるということも、大きなストレスの解消になります。

飼い主である皆さんが、猫が不安にならないよう、行動に気をつけて、新たな引越し先で、楽しい生活を送ってくださいね。