ブロッコリーにつく虫は食べても大丈夫?簡単で効果的な洗い方6選!
家庭菜園でも根強い人気を誇る「ブロッコリー」。
芯もつぼみも茹でてかじるとほんのり甘くて美味しいですよね。
でも、野菜につきものなのが「害虫」。
ブロッコリーはつぼみが多いぶん、虫が入り込むと取り除くのが難しいのでは?
安心してブロッコリーを食べるために、虫の種類や、体内に入ったら害になるかどうか、対策などを 覚えておきましょう。
目次
虫の種類、名前は何?食べても大丈夫?
ブロッコリーにつきやすい害虫は、アオムシ類とガの幼虫です。
以下に主な害虫と潜んでいる場所を載せます。
アオムシ
春から秋に発生する、モンシロチョウの幼虫です。
主に葉の部分について葉を食べます。
裏側などにもつくので、駆除の際はよく確かめましょう。
コナガ
春から秋にかけて発生するガの幼虫です。
こちらも主に葉を食べ、裏側についていることが多いです。
アオムシよりやや小さい10mm以下の体長です。
アブラムシ
春と秋に発生する小さな虫です。
ウイルス性の病気を媒介する厄介な害虫です。
葉・茎・つぼみの全てにつきます。
ヨトウムシ
春から秋にかけて発生するガの幼虫です。
「ヨトウガ」「ハスモンヨトウ」「シロイチモンジヨトウ」などの幼虫を全て「ヨトウムシ」と呼びます。
葉の裏側に主につきます。
ハイマダラノメイガ
春から秋にかけて発生するガの幼虫です。
幼苗の新芽を好んで食べる害虫で、体調は15mm程度です。
これらブロッコリーに発生する虫は毒性はなく、誤って口にいれても体調に変化などはありません。
でも、気分的にはなるべく虫は口にしたくないですよね。
では、どうやって除去するのかをお教えしますね。
洗えば取れるの?洗い方は?
ブロッコリーはつぼみの部分にゴミや虫が入り込みやすく、それらをなるべく綺麗にするための洗い方があります。
1.塩を使って洗う
ビニール袋にブロッコリーを入れ、つぼみがつかるぐらいまでの水と小さじ1程度の塩を入れ、少々袋を膨らましてから振ります。 塩の粒子がつぼみの隙間にはいりこんで、綺麗に洗うことができます。
その後、水のみを袋に入れてもう一度洗い、塩気を落としましょう。
2.ふり洗いする
ボウルや鍋に水を張り、つぼみを浸してよく振ります。
振ることで遠心力が働いて、隙間の虫も排除することができます。
3.重曹で洗う
とにかく綺麗さにこだわる方にオススメの方法です。
ボウルやビニール袋で洗うときに、重曹を適量いれるだけで、虫やゴミだけでなく農薬も落とすことができます。
4.お湯で洗う
日本人はプロッコリーを生で食べることがほとんどありません。
なので、50℃程度のお湯でブロッコリーを洗うことによって、虫が死んで浮いてきます。
5.つけおき洗いをする(約20分)
ビニール袋やボウルに水をいれ、20分程度放置します。
そうすると隙間まで水が行き渡り、苦しくなった虫が浮かんできて取り除くことができます。
忙しい方にもぴったりの洗い方です。
6.カットして洗う
ブロッコリーの茎の中などに虫の卵や幼虫がいることがあります。
なので、適度な大きさにカットして、茎の部分は一度縦に切ってから洗いましょう。
小さければ水が当たる面積が大きくなるので、そのぶん虫を落としやすくなります。
市販のブロッコリーにも虫はいるの?
残念ながら市販のブロッコリーにも虫はいます。
丁寧にかき分けて探さないと見つけることは難しいかもしれませんが、その際は小ぶりにカットしてから洗うなどして、虫の被害を減らしましょう。
小さい虫がつくことが多く、見逃しやすいので、なるべく丁寧に洗うことを心がけましょう。
家庭菜園のブロッコリーにも虫はつく?
家でブロッコリーを育てたい!と思っても、虫がつくのはちょっと…と敬遠してしまう方もいるかと思います。
ブロッコリーの栽培にアオムシやガの幼虫の害虫はつきものですが、これは防虫ネットをかけておくことでだいぶ軽減されます。
農薬をまく、などの大げさな方法はとらなくても大丈夫。
プランターなどで育てている場合は農薬が高くついてしまいますし、手軽に殺虫効果のある液体をご家庭でも用意することができます。
効果的な殺虫剤、駆除と対策の仕方は?
虫がついてしまうと葉をかじられたり、茎葉がベトベトになったり、カビがはえたり、茎に穴が開いたりします。
これらは防虫ネットをかけたり、産み付けられた卵をすり潰したり、クローバーを隙間に植えたりすることによって被害を減らすことができます。
害虫の数が少ない時は捕獲したり、薬剤を散布したりしてお世話をしましょう。
農家でも大規模な栽培でない限り、ブロッコリーの害虫は基本的に防虫ネットをかけるのみで、殺虫よりも肥料にお金をかけます。
でも、どうしても虫が大量発生してしまうことはありますし、幼苗に発生した場合は光合成がうまくいかず、ブロッコリーが育たないという懸念も生まれてしまいます。
その場合、重曹を500倍に水で溶いたものをスプレーで散布しましょう。
葉の裏側やつぼみの隙間に染み込ませるように散布してください。
重曹は食用なので口に入れても安全ですし、虫は窒息して死にます。
ただし、もちろんこれで完全に殺せるわけではないので、こまめに手入れすることが大切です。