ブロッコリーの花は食べられるの?とっても可愛い花言葉があるって本当?
結構長持ちするのでついつい「明日使おう」と先延ばしにしてしまう野菜にあげられるのがブロッコリー。
さあ、いよいよ使おう!となったら、「あれ…?黄色くなってる…?」
そう、実は冷蔵庫で保管していても、あのたくさんのつぼみから花が咲いてしまうことがあるんです。
でもせっかくの食材ですし、捨ててしまうのはもったいないですよね。
ブロッコリーの花は食べられるのか、だとしたらどうやって食べるのがおいしいのか。
一緒に学んでいきましょう!
 
 
目次
花が咲いても食べられるの?
ブロッコリーとはアブラナ科アブラナ属の野菜で、花を食用とするキャベツの一種が、品種改良されて現在の姿になったものです。
あの上部にある緑のつぶつぶは、全部花のつぼみなんですね。
「黄色くなった」というのは、変色したのではなく、花が開いた状態です。
もちろん食べても体に毒だ、なんてことはありません。
ただ、つぼみの開いていないブロッコリーに比べ甘みが落ち、花の部分は少々苦味を感じます。
食感も緑の時に比べると若干よくないです。
日本でよく食べられている、おひたしやシチューの彩りには向いていないということです。
ではどうやって食べるのがおいしいのでしょうか?
どうやって食べたら美味しいの?
ブロッコリーの花が咲いた後の活用レシピをご紹介します。
1.ブロッコリーのポタージュスープ
材料はブロッコリー、牛乳、水、コンソメ、小麦粉、にんにく、塩胡椒です。
ブロッコリーはあらかじめ黒く変色してしまった部分を除き、材料をすべてジューサーにかけます。
ジューサーがない場合はミキサーや、人力でひたすら細かくする…などで対応してください。
細かくなったものを裏ごしして、フライパンで数分煮詰めれば出来上がりです。
熱々も美味しいですし、冷やしても飲みやすいですよ。
2.ブロッコリーのかきあげ
材料はブロッコリーとお好みの根菜類、天ぷらの衣の材料です。
コロコロに切った材料をボウルに入れ、衣の材料を入れて混ぜ合わせます。
たっぷりの油で揚げて出来上がりです。
かきあげをたくさん作るときは、油を切る時に出来上がったものを立てて置くと油切れがよくなります。
ブロッコリーの苦味が油によって気にならず、いいアクセントとなります。
根菜類を使用するので、天つゆで食べるのがおすすめです。
3.ブロッコリーのごま油炒め
大人の方のガッツリおかずに便利な料理です。
材料はブロッコリー、ウインナーもしくはベーコン、ごま油、醤油、塩胡椒、そしてにんにくです。
変色してしまった部分を取り除き、ブロッコリーは一度軽く塩茹でして水気を切ります。
ウインナーまたはベーコンを食べやすい大きさに切りましょう。
ごま油とにんにく(なくてもよい)をフライパンで熱し、そこにウインナーもしくはベーコンをいれて炒めます。
軽く炒めたらブロッコリーをいれ、醤油と塩胡椒で味を整えて出来上がりです。
ブロッコリーのほのかな苦味が辛めの味付けとマッチして、とってもご飯がすすむおかずに!
4.ブロッコリーの浅漬け
苦味を生かした口休めを作りましょう。
用意するものはブロッコリーと浅漬けの素、生姜の千切りです。
変色した部分を取り除いたブロッコリー(茎の部分は皮を剥く)を軽く茹でます。
少々固めに茹でるとシャキシャキして食感が良くなります。
冷水につけてブロッコリーの粗熱をとったら、軽く水気を絞って、つけ汁に生姜とブロッコリーを入れます。
半日ほどすると食べられるお手軽な料理なので、ぜひやってみてください。
ブロッコリーのほのかな苦味と、生姜の爽やかさがおいしい一品です。
花が咲いている状態のブロッコリーが売っているのを見たことがないのはなぜ?
しかし、なぜ売っているブロッコリーは花が咲いた状態のものがないのでしょうか?
それは、ほとんどのスーパーが食品管理として、花が咲きそうになったら廃棄しているからなのです。
ブロッコリーは店先に並べられている、カットされた状態でも花を咲かそうとする、生命力の強い植物です。
そのため、品質チェックがかかせません。
実際食べても害はないのですが、食味が落ちるので、花が咲いた端から捨てられてしまうのですね。
なので、通常の小売店で花の咲いたブロッコリーを買うことはまずできないでしょう。
「食べてみたい!」という好奇心のわいた方は、冷蔵庫で熟成させるしかないかもしれません。
花言葉あるって本当?
実はブロッコリーにはとっても可愛い花言葉があります。
それは「小さな幸せ」というもの。
あの小さなつぼみが花開くところからきっと名付けられたんでしょうね。
最近は結婚式の披露宴で「ブーケトス」ならぬ「ブロッコリートス」が若者の間で流行っています。
これは花嫁が通常投げるブーケを、ブロッコリーひと株とマヨネーズにしてトスするというもの。
面白さだけが目立つ行事ですが、花言葉を知るとなんとなく率先して受け取ってもいいような気になるので不思議ですね。
野菜は美味しいうちに食べるのが一番ですが、うっかりしてしまってもリカバリー方法があるのはとってもありがたいですね。
美味しく食べて、しっかりと栄養を摂取しましょう。