小学生の子どもが朝食を食べない!理由と対処法を教えて!
この記事では、「小学生の子どもが朝食を食べない!」というお悩みを一緒に解決していきたいと思います。
どうして朝食を食べないのか、食べないと何がいけないのか、どうすればいいのかといったことまで掘り下げていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
朝食を食べない子って多いの?
朝食を食べない小学生は増えています。
我が家の長女と次女は毎日朝食を食べていきますが、小学校から持ち帰る「給食だより」には、学校の調査による朝食を食べているかという質問の回答として、小学校低学年でもクラスに1人くらいの割合で朝食を食べない子はいます。
また、高学年になるとその割合は増えているんです。
厚生労働省の調査においても、毎日朝食を食べるかという質問に対して、1割の小学生が「食べない」を選択しているんです。
朝食を食べない理由は?
(1)時間がない
朝バタバタして朝食を食べる時間がないというお子さんは多いようです。
周りのママ友さんとの話の中でも、「今日も朝時間がなくて、朝ごはん食べないで走って登校した」というお子さんの話をよく聞きます。
(2)食欲がない
朝は食欲がないというお子さんも多いようです。
朝起きてすぐは、大人でもなかなかご飯は食べられないですよね。
(3)親が朝食を食べない
大人が朝食を食べる習慣がないと、子どももそれを真似します。
親は身近な子どもの手本となる存在なので、喋る言葉や行動も自然と真似してしまうのではないでしょうか。
(4)朝食を親が用意しない
家庭の事情で朝食を用意することが出来ず、朝食を食べずに登校するというお子さんも中にはいます。
(5)ダイエット
食べると太るという間違った知識を持った小学生が、朝食を抜くというケースも増えています。我が家の長女も小学3年生ですが、自分の体型を気にしては「食べるの控えた方が良いかなー」とよく言っています。
食べないのはやっぱり良くない?
朝食を食べないのはよくありません。
大人でも朝食をしっかり食べる必要があると言われているのに、まだまだ成長過程にある小学生が朝食を食べないなんて言語道断です。
それではどうして朝食を食べなければならないのでしょうか?
(1)一日のエネルギー源
朝、何も口にすることなく学校へ行くのは、エネルギーが全くない状態で一日が始まるわけなので、すぐにガス欠になってしまいます。
というのも、人は寝ている間にも糖分を消費するので、起きた時はエネルギーが空っぽの状態です。
朝食をしっかり摂るということは、一日のエネルギー補給をすることにつながるので、しっかり摂取して子供のエネルギーを満タンにして送り出しましょう。
(2)朝食を食べないと学力低下につながる
朝食のメインであるご飯やパンといった炭水化物は、すぐにエネルギーに変わるだけでなく、糖分なので脳の活動を活発にしてくれます。
だから朝食を食べないと、エネルギーが身体にしっかり回らないので、脳にも糖分が行きわたらずボーっとしてしまいがちです。
(3)朝食で体温を上げる
人は寝ている間に体温が下がります。
だから朝起きた時は体温が一番低い状態と言えるんです。体温が低いと体が思うに動きません。小学生は朝早く登校しなければなりませんし、特に冬場はしっかり朝食をとって身体をしっかり温めてから登校させてあげたいですね!
(4)食生活の乱れ
人の身体は1食抜くとその次食べる時に飢餓状態を防ごうとして、身体にしっかり脂質や糖質を溜め込んでしまうんです。
太ることを気にして朝食を抜く小学生でも、逆に太りやすい食生活になってしまいます。
また、食生活が乱れることで生活リズムも乱れるため、健康や成長には良くありませんよ。
対処法はある?
(1)少し早く起床させる
大人でも起きてすぐに朝食は、なかなか食べられないという人は多いです。
だから、少し早く起床させてお腹が少し空いたタイミングで朝食を食べて登校できるといいですね!
そのためにも、早寝は絶対です。
最近の小学生は、寝る時間もどんどん遅くなっていると言われています。小学生低学年では9時、高学年でも最低でも10時には就寝出来ると、翌朝スムーズに起きることが出来ますよ!
(2)軽い運動
朝、早起き出来たら軽く近所を親子で歩かれてみてはいかがでしょうか。
少し動いてお腹が減ると、朝ごはんを食べやすくなりますよ。
もちろん、前提には早寝早起きです。
(3)家族そろって朝食をとる
家族みんな揃って朝食をとれば、親も子どももしっかり朝食をとることが出来ます。
近年、家族の「孤食」が問題になっていますよね。
夜仕事が忙しくてなかなか家族そろって食事をすることが出来ないという家族は、ぜひ朝食はみんな揃って食べられると、家族団らんの場にもなりますよ。
(4)簡単に作れる朝食レパートリーを
私も毎朝感じるのですが、朝食ってレパートリーに困ります。
夕食の残りが子どもの好きなメニューであれば、多めに作ってとっておき、翌朝も出すことが出来ますが、毎日そうはいきませんよね。
味噌汁を朝から作るのが面倒な時には、インスタントの味噌汁でも十分です。
我が家はチーズやベーコンを卵と一緒に混ぜたスクランブルエッグをサッと作っておくと、それをおかずに食べています。納豆や明太子、ヨーグルトやコーンスープなど手軽に出せるものもストックしてありますよ。
手の込んだものを作らなくても、レンジでチンしたりお湯を注ぐだけでも十分です。
また、たまには菓子パンを利用してもいいじゃないですか!ヨーグルトやフルーツを添えるなど工夫すれば、立派な朝食になりますし、子どもも喜びます。
頑張りすぎず、毎日続けて朝食を用意できるといいですね!
(5)ダイエットの正しい知識を教える
食べなければ痩せると思っている小学生には、食事を抜くことの方が太りやすくなるということを教えてあげましょう。
間違った知識だけを身につけてこのまま成長を続けると、拒食症になってしまったり、無理なダイエットで成長に支障をきたしてしまうことも考えられますよ!
お子さんとよく話をしてみよう
子どもが朝食を食べられないのか、食べないのかまずは理由を探りましょう。
お子さんをよく話をして、どうして朝食を食べられないのか、朝食がどれだけ大事なのかをよく話し合う必要があります。
実は子どもが間違った知識を持って朝食を抜いていたという場合もあるかもしれませんし、起きるのが遅かったから食べられなかったという場合もあるかもしれません。
改善の際には、親も一緒になって取り組むと、子どもも一緒に朝食をとりやすくなるので、ぜひ家族みんなで朝食改善に勤められるといいですね!