黒にんにくはどんな効果があるの?栄養成分が知りたい。
栄養価が高く“天然のサプリメント”と呼ばれる黒にんにくは、ぜひ日常生活に取り入れたいスーパー食品です。
普通のにんにくと何が違うのか分かららない、そんなに違いがあるの?と不思議に思われる方も多いかと思いますが、にんにくを熟成させた黒にんにくのパワーはすごいんですよ!
この記事では、黒にんにくにはどんな効果があるのか、その栄養成分も一緒にお話ししますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは1つずつみていきましょう。
目次
黒にんにくの効能とは?
疲労回復
にんにくと言えば、疲労回復をイメージして積極的に摂取する人がとても多いかと思いますが、黒にんにくも疲労回復効果は抜群ですよ!
抗ガン作用
黒にんにくを食べることで、癌細胞や有害な細菌、ウイルスを戦う細胞が増殖します。
免疫力アップ
黒にんにくを食べることで、免疫力がアップします。
風邪をひきにくくなったり、体調を崩しにくくなりますよ。
美容効果
黒にんにくを食べることで、美容効果を得ることができます。
そもそもにんにく自体にも、アンチエイジン効果のある栄養素が含まれていますが、黒にんにくはその栄養素が何倍も増えるため、酸化による肌の老化を防ぐことが出来るんです。
身体を錆びさせない抗酸化作用は、美肌にとっても効果がありますよ!
生活習慣病予防
黒にんにくは悪玉コレステロールを減らす成分が含まれているだけでなく、血圧や血糖値を下げてくれる効果も期待できるんです。だから糖尿病予防にもなりますよ!
冷え性の改善
黒にんにくを食べることで、血液がサラサラになる効果が期待できます。
だから血行がよくなり、冷え性も改善されるかもしれませんよ!
便秘解消
黒にんにくには、身体の老廃物を排泄して腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。
なかなか便秘が解消しないとお悩みの方にもぴったりですね!
黒にんにくにはどんな栄養成分があるの?
黒にんにくは、普通のにんにくを熟成させたものですが、熟成させることによって栄養素が変化したり、栄養素自体が普通のにんにくの何倍もの量に変化します。
“天然のサプリメント”と呼ばれるほど、ビタミンやミネラルが豊富ですが、ここでは特に次の3つにスポットライトを当ててみましょう。
- S-アリルシステイン
- アミノ酸
- ポリフェノール
黒にんにくに含まれるS-アリルシステインは、もともとにんにくに豊富に含まれる、臭いの原因「アリシン」が変化したものです。
S-アリルシステインはNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれる、免疫力をアップさせて、がん細胞や有害な細菌・ウイルスを戦う細胞を活性化させるんです。
更に抗酸化作用も期待できるため、体内の錆びつきを防止するアンチエイジングの効果も期待できるんですよ!
黒にんにくにはアミノ酸が豊富に含まれています。
特に“アルギニン”と呼ばれるアミノ酸は、血流を良くして代謝を促す効果が期待できますし、普通のにんにくの3倍以上の量が含まれているんです。
また、黒にんにくには「アスパラギン酸」と呼ばれるアミノ酸も豊富で、疲労回復やエネルギー代謝をサポートしてくれます。
サプリメントやスタミナドリンクにも使われている成分なんですよ!
この二つの他にも、黒にんにくは「リジン」・「シスチン」といった、抗酸化作用の高いアミノ酸が含まれています。
これらのアミノ酸によって疲労回復にものすごく効果が期待できますよ。
黒にんにくには、抗酸化作用の効果が期待できる、ポリフェノールが豊富に含まれます。
これはにんにくを熟成させるため、通常のにんにくの10倍~20倍にもなるそうです。
アンチエイジン効果によって、肌が綺麗になりますね!
黒にんにくはどこで売ってるの?
黒にんにくは、その高い栄養価から“天然のサプリメント”としてテレビや雑誌でも取り上げられるようになり、市場にも多く出回るようになりました。
普通のにんにくに比べると、熟成に手間もかかっているため値段は高いですが、デパートやスーパーでも売られています。
特に国産のにんにくや独自の熟成法で黒にんにくを作っている会社もあるので、インターネットを通じても手軽に購入することは出来ますよ!
自分のお気に入りの黒にんにくが見つかるといいですね!
黒にんにくは自分でも作れる?
黒にんにくは、実は自分でも作ることが出来るんです!
私の実家でも、父が自家製のプチにんにくを使って黒にんにくを作っていますし、我が家もおすそ分けでもらって冷凍庫にストックしてあります。
用意するもの
作り方の手順
黒にんにくの保存方法は?
保存は常温の場合だと寒ければ数日そのまま保存できますが、暑いと腐ります。
だから冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめですよ!
密閉容器やジップ袋に入れて、しっかり空気を抜いて保存をしてくださいね。
黒にんにくのおいしい食べ方は?
- そのまま食べる
- トッピングに
- 料理に混ぜる
黒にんにくは、普通のにんにくを想像して食べると、あまりの違いに衝撃を受けてしまいます。
通常、にんにくはアリシンの辛み成分で、辛さや刺激、臭いが強烈です。
でも黒にんにくは、アリシンが変化しているためその辛みや刺激、臭いがないんです。
それどころか、フルーティなドライフルーツみたいな甘さが味わえて、ものすごくびっくりしました。
ねっとりした食感もいいですよ!
主人は黒にんにくをそのまま食べるのが苦手です。
だから、パスタやピザ、サラダのトッピングにしておくのですが、これは食べられます。
主役としてではなく、わき役としては食べられるみたいですね。
旨みと甘さのアクセントになっておすすめですし、お菓子などのおやつに使うという人もいるみたいですよ。
我が家では、子どもたちは黒にんにくをトッピングにしても、そのままでも食べようとしません。でも、料理に混ぜると食べてくれます。
カレーを作る時やハンバーグのタネ、パスタの具材など、色んな料理にみじん切りにして加えますが喜んで食べます。
私はカレーに黒にんにくをよく加えますが、味にコクが出てすごくおすすめです。
黒にんにくは適量な摂取が一番!
にんにくは食べ過ぎると、胃腸障害を起こしやすいので食べ過ぎに注意が必要です。
これは、にんにくに元々含まれているアリシンが原因なのですが、黒にんにくにすると、熟成によってこのアリシンがS-アリルシステインに変化します。
だから熟成前のにんにくほど、黒にんにくを食べ過ぎて身体に良くないということはないようです。
それでも、身体に良いとは言っても、やっぱり適量が一番ということを忘れてはいけません。
現に黒にんにくを食べ過ぎて、胃の不快感や下痢といった症状がある人もいます。
だから、一度に食べ過ぎるのは良くありませんよ。
気を付けてくださいね!