人参が苦い!えぐい!苦みやえぐみを取る方法を教えて!
この記事では、人参の苦みやえぐみを取る方法についてお話します。
人参の苦みやえぐみが苦手だという方や、お子さんに人参を食べて欲しいとお悩みの方、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
苦みやえぐみの原因は何?
人参は独特の苦みやえぐみがあるため、苦手な人は多いです。
私も小さい頃は人参が苦手でしたし、我が家の子どもたちも人参が苦手ですが、やっぱり独特の苦みやえぐみが気になりますね。
この苦みやえぐみの原因は、人参の“アク”です。
アクと聞くと、ほうれん草をイメージされる方も多いかと思いますが、野菜はそれぞれアクが少なからずあります。
人参もそのアクの強いものによっては、苦みやえぐみ、青臭さを強く感じますよ。
また人参の苦みは、人参独特のものでもありますが、育て方によって、肥料を与えすぎたり、近くに植えていた植物の種類によって、味が苦くなってしまうこともあるようです。
種類によって違うの?
人参の種類によっても、人参のにがみやえぐみは違ってきます。
①五寸人参
一般的なオレンジ色の人参です。
五寸人参といっても色んな品種に分けることができ、最近では苦みやえぐみ、青臭さを軽減した人参というのも、たくさん品種改良されて売られています。
②白人参
一般的なオレンジ色の人参とは全く違う白人参は、人参特有の青臭さや、苦みが少なく、甘みが強い人参です。
私はお店で一度だけ食べたことがありますが、あんまり人参っぽくないなという印象を受けましたね。
ヨーロッパ原産の根菜で「アメリカボウフウ」、「パースニップ」などと呼ばれることもあります。
③金時人参・京人参
金時人参や京人参は、とっても鮮やかな赤色です。
抗酸化作用のあるリコピンがたっぷり含まれているので、美肌効果や老化予防にも効果が抜群ですよ。
金時人参や京人参は、一般のオレンジ色の人参に比べると、青臭さが少ないので食べやすいように感じますが、生で食べると苦みが強いので、加熱して食べるのがおすすめです。
加熱すると、とっても甘くておいしいですよ。
我が家でもお正月の紅白なますを食べるときには、金時人参を購入しますが、生でそのままかじると人参の主張が激しい感じがしますね。
子どもが食べやすい良いに、千切りにした金時人参を塩もみして、水で洗ってからなますに使いますが、それでも人参の苦みや人参特有の風味が残っている感じはしますよ。
煮物にすると、子どももパクパク食べます。
④島人参
沖縄で穫れる細長いごぼうのような形をした島人参は、黄色くβカロテンが豊富に含まれています。私は沖縄で島人参を食べて、とっても甘くておいしいので感動したのをよく覚えていますよ。
普段食べている人参よりも、甘くて癖がないので食べやすいです。
香りも人参臭さがなく、油で炒めたら鮮やかな黄色になるのでとてもきれいですよ。
⑤紫人参
紫人参の見た目は紫ですが、品種によっては断面がオレンジ色をしていたり、紫とオレンジのグラデーションだったりします。
食べた感じは食べ慣れたオレンジ色の人参よりも、濃く甘い人参の味がします。苦みは気にならないくらいとても甘いですが、濃い人参の味のせいか、我が家では人参好きの主人は好んで食べる一方で、子どもたちは苦手みたいです。
アントシアニンが豊富に含まれた紫人参は、茹でることによってアントシアニンが水に溶け出てしまうため、せっかくの綺麗な紫色が薄くなってしまいます。
アントシアニンはアンチエイジング効果や冷え性改善、肥満予防にも効果があるため、せっかくの栄養の塊をみすみす捨ててしまうのはもったいないですよね。
ぜひ、生食で食べてみてください!
⑥ミニキャロット
ミニキャロットはとってもかわいらしい人参ですが、甘みがとても強く人参のグラッセなどに使われることが多いです。
生で食べてもおいしいですよ!
個人的には、人参臭さがない感じがしますね。
苦みやえぐみ、青臭さが苦手という方には、すごく食べやすい人参ですよ。
生と茹でた場合で違いはある?
人参を、生で何もせずそのまま食べる場合はアクが強く感じられるため、苦みやえぐみ、青臭さが余計に際立ってしまいます。
それがいいという人もいるかもしれませんが、苦手な方は多いのではないでしょうか。
でも人参を茹でることによって、水に人参のアクが溶け出るので、かなりアクは軽減されますよ。
だから、できるだけ人参の苦みやえぐみ、青臭さを取って食べたいという場合は、生で食べるよりも茹でて食べる方がおすすめです。
苦みやえぐみを取り除くには?
苦みやえぐみは取り除くことができます。
①水にさらす
人参を生で食べたい場合は、細くカットした人参を水にさらしてみてください。
水にアクが溶け出るので、苦みやえぐみもマシになりますよ。
②茹でる+水にさらす
人参の苦みやえぐみは、適当な大きさに切って塩を入れたお湯でゆでると、和らぎます。
ここでポイントなのが、アクが出たら丁寧に掬い取ってください。あとは茹でた後に水にさらしてみてくださいね。さらに苦みやえぐみが取れますよ!
③塩もみ
生で人参を食べたいのであれば、塩もみもおすすめです。
細切りにした人参を塩もみして水洗いすることで、えぐみや苦みも出ていきますよ。子どももちょっと食べやすくなるかもしれませんね。
もちろん、生で食べる以外の調理法の時にも、塩もみは有効です。
炒めたり煮込んだりする前に、人参を適当な大きさに切って塩もみをしたら、10分くらいおいて水洗いするだけですよ。
あとは、通常通り調理してみてくださいね。
④ごま油を使った調理
我が家は人参のキンピラをよく作りますが、その際にごま油を使って炒めます。
すると、ごま油の風味で人参のえぐみや青臭さ、苦さは気にならなくなりますよ!
人参は油でいためることによって、栄養素がアップするため、一石二鳥です。良かったら試してみてくださいね。
お気に入りの種類を見つけてみよう!
一昔前までは、人参と言えば五寸人参で、苦みや青臭さ、えぐみが苦手という人は多かったですよね。
私も小さい頃は人参が苦手でしたし、祖母が畑で作る人参は特に青臭く人参の味が濃いので苦手でした。
大人になった今でこそ、あの味の濃い人参が食べたいと思いますが、ちょっと子どもにはハードルが高かったです。
でも今ではたくさんの人参の種類があり、フルーツみたいに甘い人参もあったり、カラフルな人参もあったりで、楽しく人参を楽しむことができるようになりました。
だから、色んな人参を試してみて、お気に入りの種類を見つけてみてはいかがでしょうか?
手軽に通販で手に入れることも出来ますし、有機野菜を取り扱うお店、道の駅などでも珍しい人参を置いていたりしますよ!