1歳の子の人見知り、場所見知りが激しく大泣き!どうすればいいの?
生まれて6ヶ月頃から始まる人見知り。
少し前までは、ニコニコと笑っていた赤ちゃんが、知らない人を目にした途端、顔を歪ませ、大声で泣く様に、手を焼く大人もいると思います。
それが半年も続くと、疲れも出てきますよね。
人見知りや場所見知りにも個人差がありますが、1歳の子が大泣きするのはなぜ? どうすればいいの?
そんな悩みにお答えいたします!
目次
人見知りするのはなぜ?
人見知りは誰にでもある成長過程の一環です。
赤ちゃんも6ヶ月頃になると、いつもそばにいてお世話をしてくれる人や、見慣れた人を、生活の中で見分け、記憶するようになります。
そうすると、見知らぬ人に対して興味があるけれど怖い、というこころの葛藤から、人見知りが始まります。
大人は、どうしてこんなに泣くの?と困っているかもしれませんが、人見知りは、赤ちゃんの記憶する脳が育ってきた証拠なので
す。
場所見知りするのはなぜ?
人見知りと同時期に始まるものが、場所見知りです。
大人さえも、初めて行く場所に対して、「どんなところだろう」と緊張を感じますよね。1歳の子も大人と同じで、慣れない場所に不安を感じ、順応できずに、泣いてしまいます。
また、普段から静かで穏やかな環境で育っていると、初めて行ったその場所が、大勢の人で賑やかすぎた場合、普段と違う音や匂いに驚いて、泣いてしまうという可能性もあります。
改善方法はある?
無理に治すことを強要せず、徐々に慣らしていってあげることが一番です。
子どもは、お母さんと一緒にいて安心感を得ることが多いので、離れないまま、公園など人のいるところで、遠くのベンチから遊んでいる子を一緒に眺めてみるのはいかがでしょうか。
お話をしながら、ゆっくりとその場所に慣れさせていってあげてください。大切なことは、子どもにとって十分に安心できる状態を保つことです。
少し落ち着いてきたなと思ったら、公園の中の人に話しかけたり、遊具で遊んでみたりして、ふれあいを持ってみましょう。子どもが、「ここは安心できる場所だ」とわかると、徐々に慣れていくことでしょう。
散歩を毎日の習慣に取り入れて、外の雰囲気に慣れさせる方法や、お気に入りのオモチャや絵本を持っていき、不安から視点を逸らさせ、リラックスさせる方法も良いでしょう。
相談するならどこに?
同じ悩みを持って、それを乗り越えてきたはずである、先輩ママや、あなたのお母さんに相談してみてはいかがでしょうか。
また、インターネットの育児サイトの掲示板などで、同じ悩みを持つ人同士、意見交換を行うことも良いでしょう。
質問掲示板であれば、既に同じ悩みに対する回答が、得られるかもしれません。
「うちの子だけ?」と思い悩まず、どんどん周りに聞いてみましょう。
住んでいる市や町によって内容は変わってきますが、未就学児までのお子さんを持つママを対象とした、臨床心理士や保健士によるカウンセリングを支援しているところもあるようですので、ホームページをチェックしてみるのも良いでしょう。
発達障害の疑いはある?
自閉症などの発達障害の特徴として、「他人への関心が薄い」ことが挙げられます。
人見知りや場所見知りをしないことは、周りの人と他人の区別がついていない=自閉症の疑いがある言う方もいます。
しかし、人見知りや場所見知りの激しさには個人差があるので、それの有無だけでは判断できないというのが結論です。
まとめ
さっきまで笑っていた赤ちゃんが、急に泣き止まなくなると、大人は不安に感じますよね。またそれが、何ヶ月も続くとなると、なにかの病気を疑ってしまいそうになります。
しかし、人見知り・場所見知りは、赤ちゃんの脳が立派に育ってきているという、成長の証です。
外出先で泣き続けられると、困ってしまうのは確かにわかりますが、少しでも赤ちゃんの不安を減らすことができるよう、家族みんなで協力をして、対処していってあげてくださいね。