同じミルクばかり飲ませると赤ちゃんは飽きる?種類は変えた方が良い?

この記事は約10分で読むことができます。

同じミルクばかり飲ませると赤ちゃんは飽きる?種類は変えた方が良い?

この記事では、同じミルクばかり飲ませると、赤ちゃんは飽きるのかについて考えてみたいと思います。
赤ちゃんのミルクでお悩みの方は、良かったら参考にしてみてくださいね!

目次

赤ちゃんは同じミルクだと飽きる?

赤ちゃんにとってミルクは食事ですが、毎日同じミルクを飲み続けるということは、飽きないのかな?と不思議に思いますよね。

赤ちゃんによって個人差があるので、同じミルクでも全く問題なく飲む子もいれば、飽きて飲む量が減り、別のミルクに替えたら飲みだしたという子もいます。
だから、一概に赤ちゃんはみんな同じミルクだと飽きるというわけではないようです。

私は母乳で三人の子どもを育てましたが、一人目の育児の時は緊急入院したり退院後の母乳の出が悪くなってしまったため、ミルクを一時期飲ませたり足したりしていました。

ただ、ミルク自体をあんまり飲んでくれなかったので、結局母乳で育てることになり、実体験で「我が子は同じミルクで飽きた」とか「同じミルクでも問題なかった」とお伝えできるわけではありません。

でも、私の周りには同じミルクでも全く問題なく飲んだという子もいれば、ミルクに飽きたという子も両方いますよ。

二人目の出産の際に、産院で一緒に授乳をしていたお母さんが、助産師さんに赤ちゃんは同じミルクで飽きないのか聞いていた人がいました。
助産師さんの回答は「んー、赤ちゃんに聞かないと本当のところはわからないけど、一人一人違うから飽きる子もいるかもね」と笑って言っていましたよ。

急にミルクを飲まなくなったのは飽きたから?

急にミルクを飲まなくなったのにはいくつか原因が挙げられます。

①飽きたから

赤ちゃんによっては、ミルクの味に飽きて昨日まで飲んでいたミルクを急に飲まなくなるということもあるようです。

粉ミルクはメーカーによって微妙な違いがありますし、人間の味を感知する舌の味蕾という器官は生後3か月でピークを迎えるというくらい、赤ちゃんの味覚は鋭いとえいます。

だから、赤ちゃんによっては、毎日同じミルクではちょっと飽きてきたなという子がいても不思議ではありませんよね。

同じミルクに飽きたことが原因で、急にミルクを飲まなくなったのであれば、別のミルクに替えたら飲みだすことが多いようです。

②便秘

赤ちゃんが急にミルクを飲まなくなった原因の一つとして、便秘が挙げられます。
赤ちゃんの排泄をチェックしてみましょう。

うんちが出ていないということはないでしょうか?
赤ちゃんが便秘になっている場合は、おなかを優しくマッサージしてみましょう。
あとは、オリーブオイルを綿棒につけて、その綿棒で優しく赤ちゃんの肛門を刺激して浣腸をしてあげると、するっと便が出てきますよ。

その他にも、ミルクや白湯にオリゴ糖をほんの少しだけ混ぜて飲ませたりしても効果があるかもしれませんね。
赤ちゃんの便秘が何日も続き、機嫌が悪かったり苦しがっていたり、発熱や嘔吐が見られるような場合は病院を受診しましょう。

③お腹周りがきつい

赤ちゃんが急にミルクを飲まなくなったけれど、飽きた様子もなく便秘でもないという場合は、赤ちゃんのお腹周りもチェックしてみましょう。
おむつがギュウギュウにお腹周りを巻いていませんか?

基本的におむつを装着する場合は、お腹周りに指が1本分入るくらいの余裕があるといいとされているので、意識して装着してあげてみてくださいね。

ただ、緩すぎるとうんちが豪快にもれますので、ご注意ください。
私も長女の子育ての時、何度背中まで便が漏れて、全更衣したかわかりません。

④飲む量が調整できるようになってきた

急に赤ちゃんがミルクを飲まなくなった原因の一つとして、もしかすると赤ちゃん自身が成長過程の中で、ミルクを飲む量を調節できるようになってきたからかもしれません。

始めは与えられれば与えられただけ飲んでいた赤ちゃんも、おなかがいっぱいの感覚を覚えて自分で飲む量を調節することができるようになってきますよ。

時間を変えたら飲んで、体重も増えているのであれば、問題ないのではないでしょうか。

ミルクは時々変えた方が良いの?

①いろんな味に慣れさせた方が良い?

子育てしているお母さんの中には、ミルクを時々変えるという方がいます。
私の友人も、離乳食に向けていろんな味を覚えさせたいからミルクもいろんな種類を飲ませているという人がいました。

私はこれを聞いて、素直に「なるほど、そんな考え方もあるのか」と思いましたが、実際はどうなのでしょうか?
飽きがこずにずっと同じミルクを最後まで飲み続ける子もいますし、飽きて別のミルクを飲む子もいます。

そして同じミルクをずっと飲んでいても、いろんな離乳食を美味しそうに食べる子もいれば、色んなミルクを飲ませていたけれど、離乳食は嫌がって一つのものしか食べないという子もいます。

赤ちゃんの個人差は大きいので、当てはまる子もいればいない子もいるということですよね。

ただ頻繁にミルクを替えると、赤ちゃんによってはストレスに感じるかもしれません。
ミルクを替えても問題なく飲むのであれば、しばらくは同じものを飲ませた方が、赤ちゃんも安心して飲むことができると思いますよ。

赤ちゃんは味覚が鋭いですし、ミルクの微妙な味の違いで好き嫌いがある子はあります。
個人的には、経済的な理由などでなければ、あえて時々ミルクを変える必要はないのではないかなと思いますね。

②ミルクを替えるメリット・デメリットもある

ミルクもメーカーによって成分が微妙に違って、これまで飲んでいたミルクで便秘になってしまったので、別のメーカーのミルクに替えたら便秘が治ったという子もいます。

また、逆にミルクのメーカーを替えたら便秘や下痢になってしまったとか、アレルギー症状が出てしまったという子もいるので、今問題なくミルクを飲んでいるのに、あえて別のミルクに替える必要はないのかもしれませんね。

母乳だと飽きないの?

母乳こそ、毎日飲んでいて飽きないのかなと思ってしまいますが、実は母乳って毎日お母さんが食べるものによって、微妙に味が違うんです。
だから、毎日全く同じ味の母乳を飲んでいるわけではありません。

確かに我が家の娘たちも、私が辛い物を食べた後の授乳はあまり飲んでくれなかったように記憶しています。

少し話はそれますが、長女は生後2か月の時に、私が実家で父がお取り寄せしたもつ鍋を食べて授乳をすると、顔に湿疹が出てしまいました。
始めは原因が分からなかったのですが、2回目のもつ鍋を食べて再び湿疹が出たので、「これだ!」と確信しましたよ。

かなり脂肪分が多く、赤ちゃんには刺激が強すぎたみたいで申し訳なかったなと思います。
だから、微妙に成分が違うということは、味も微妙に違いがありますよ。

また、母乳の出方でも味の違いがあります。
飲み始めの母乳って、実は水分が多く、飲んでいくうちに脂肪分がどんどん多くなっていくそうなんです。
だから、飲み始めと飲み終わりの母乳の味も違います。これは産院で聞いて、目から鱗でしたね。

そう考えると、赤ちゃんって毎日飲む母乳でも、「今日は甘くておいしい」とか「今日はなんだかしょっぱくて美味しくない」「今日はドロッとしている」といった具合に飽きずに飲み続けられているのではないでしょうか。

ミルクを替える場合は少量タイプでお試しを

ミルクを替える場合は、少量タイプで試してみましょう。

出産後、混合授乳やミルクの授乳を検討する場合、産院で使っているミルクを選ぶ人が多いのではないでしょうか?
私も、一人目の時は産院で使っていたミルクを用意しました。

ただ、もっと安いミルクがいくつかあったので、長く飲ませるのであれば後々切り替えた方が良いかなとは思っていましたよ。
結局母乳のみで育てることになったので、他のミルクへの切り替えはしなかったです。

でも友人の赤ちゃんは安いミルクに替えたら全く飲まなかったとか、便秘になったとか、色々聞いたので、大きな缶を買ってしまうともったいないかもしれませんね。

ミルクを売っているお店やメーカーによっては、ミルクの試供品をもらえるので、お試しで使ってみて、赤ちゃんの様子を見ながら決めるのがおすすめですよ。