赤ちゃんが寝ながらあくびをする。あくびをするのに寝ない。これって変?
寝顔を見ていても飽きない赤ちゃん。
寝ているのにあくびをしているのを見たことはありますか。
大人だと眠たいときにあくびをするのが普通なので、寝ながらあくびをされると驚きと同時に大丈夫?と不安になることもあると思います。
赤ちゃんが寝ながらあくびをするのはなぜなのでしょう。
目次
なぜ?
赤ちゃんに限らず人は皆、眠っている時には深い睡眠である「レム睡眠」と、浅い睡眠である「ノンレム睡眠」を一晩のうちに何度も繰り返しています。
このうち、浅い睡眠であるノンレム睡眠に切り替わった時には、体は寝ていても脳は活動している状態なので、起きている時のような動作をしてもおかしくはないのです。
ですから、あくびはこのノンレム睡眠時におこっていると思われますし、おかしいことではないということですね。
また、赤ちゃんはまだ肺の機能が未熟なため、酸素不足をあくびで補っているという説もあります。
正常ですか?
先ほどの説明のとおり、寝ながらのあくびは病的な行動ではありませんので正常だと言えます。
おかしなことではありませんが、寝ながらあくびは熱中症になっている時にも見られる症状だと言われています。
真夏や同じくらい暑い日であれば、室内が暑すぎないか、水分はちゃんととれているか、赤ちゃんの体温が高すぎないかなどを気をつけて見てあげるのがいいですね。
また、睡眠時無呼吸症候群という病気を一度は聞いたことがあると思います。
大抵は肥満ぎみな成人によく聞く病気なのですが、赤ちゃんにもこれが当てはまる場合があるそうです。
赤ちゃんの場合は肥満が原因ではなく、何らかの理由で気道がふさがれてしまうことがあるとのこと。
脳に正常に酸素が送られない状況になると、後に色々な影響が出るおそれもあります。
寝ている赤ちゃんを眺めていて、呼吸が止まっている時間があるような気がした場合は一度病院へ相談に行くのがいいでしょう。
あくびをするのに寝ない。これって変?
あくびをしているから、そろそろ眠たいかなと寝かしつけても寝ない。
これは赤ちゃんにはよくあることです。
赤ちゃんはもともと眠るのがとても下手なんです。
大人のように眠たいからとすぐに眠りにつく訳ではありません。
眠たくてもどうしたら眠れるか分からず、泣いたりグズったり。
寝ぐずりという言葉もよく聞きますよね。
眠たいならさっさと寝ればいいのに、と思いながら何時間も赤ちゃんをあやす、私もそんな経験をしました。
昼間にどこかへ長時間出かけていたとしたら、その時の刺激が寝る時間になってもおさまらなかったり、寝る時間になって思い出して興奮してしまったりということもあります。
あくびをしていても眠れない理由が赤ちゃんなりにあるのでしょうね。
多すぎるのは要注意?
あくびが多いから病気です!とは言えませんが、しっかりと睡眠がとれているにも関わらず、昼夜問わずあくびが多いと感じる場合は、何か隠れた病気があるおそれもあります。
赤ちゃんによっても個人差はあるでしょうが、ママがちょっと不安を感じた時には病院へ連れていくのがいいかもしれませんよ。
何ともなければそれで安心できますしね。
いつも赤ちゃんを見ているママは「何かおかしい」ことに気がつくものです。
気のせいかもで済ませて大事に至ったとしたら、後悔するのは自分です。
子どもや赤ちゃんは自分の不調をうまく伝えることができませんから、普段から気をつけて観察してみてください。
最後に
同じ人間なのに、赤ちゃんという生き物は不思議な存在ですよね。
特に初めての子はちょっとしたことで心配になりがちです。
あくびひとつでも心配なものです。
それでも子どもはあっという間に大きくなり、あのときの心配は何だったのだろうと思うことも多々あります。
寝ながらあくびも大きくなればなかなか見られない現象ですから、今だけのかわいさを楽しんでくださいね。