花オクラ(トロロアオイ)とは? おいしい食べ方を教えて!

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花オクラ(トロロアオイ)とは? おいしい食べ方を教えて!

夏の野菜といえばトマト、きゅうり、なす…と、色々思い浮かびますね。

オクラも夏野菜の一つ。

疲労回復、免疫力アップ、整腸効果、消化吸収のサポートの効能の他に、ビタミンや食物繊維がたっぷりの、ぜひ定期的に食べたい食材です。

カルシウムやビオチンなども含まれていて、美肌効果や便秘解消などにも役立ち、

女性に嬉しい栄養素が多く含まれています。

そんなオクラですが、「花オクラ」というものがあるのはご存知でしたか?

この記事では、「花オクラ」がどういうものなのか、そしてその美味しい食べ方などをご紹介しますね!

目次

オクラの花と花オクラは違うもの?

「花オクラ」とは、オクラの花を食用に品種改良したものです。

元は同じなのですが、花を食べることに特化して作りだされた作物です。

エディブルフラワーの中でもトップクラスに美味しく、オクラに含まれているネバネバ成分であるペクチンが含まれていて、栄養素も高いのです。

どちらも食べられるの?


花オクラは食用に品種改良したものなのでもちろん食べられます。

では通常の品種のオクラの花はどうかというと、食べられないわけではないですが、やはり実の方が断然美味しいでしょう。

花オクラより普通のオクラの花の方が淡白であっさりした味わいのようです。

ただ、それはイコール「味が薄い」ということなので、毒ではないにしても無理に食べる必要はありません。

通常のオクラは実の方を食べた方が栄養素も高く味も上です。

普通にスーパーなどで手にはいる?

では花オクラは通常のスーパーなどで手にはいるのでしょうか?

花オクラは現在、栽培している農家さんがそこまで多くはなく、いつでもキュウリやナスのように手軽に手にはいる、というわけにはいかなさそうです。

季節のものですので、その時期に地元の農産物を置いているような店に行くか、花オクラを育てている農家さんの直売所、通販などなら比較的簡単に手にはいるでしょう。

また、たくさん食べたい!という方は、花オクラの種を販売しているので、自分で栽培してみるのはいかがでしょうか。

ミニトマトなどと同じように栽培しやすく、これなら気軽に収穫して食べることができます。

美味しい食べ方を教えて!

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花オクラの美味しい食べ方をご紹介します。

まずは下処理ですが、花オクラの花びらはとても痛みやすいので、食べる直前に処理をします。

ガクの部分と中の雌しべを切り落として取り出すのですが、ガクにはとげが生えているので手を傷つけないようにご注意くださいね。

また、花びらの中に小さな虫が隠れていることもあるので、軽くふるってさっと水で洗い流し、水気を拭き取って使用します。

○花オクラのサラダ

花オクラ、レタスなどの葉物野菜、ハムなどを食べやすい大きさにちぎって盛り合わせます。

マヨネーズで和えるとコールスロー風になります。

私のおすすめは和風ドレッシングでさっぱりいただくことです。

○花オクラのおひたし

下処理した花オクラを鍋に入れ、1〜2分ゆでます。

ざるにあけたら流水でさっと冷やし、水気を絞って生姜をのせ、ポン酢をかけて食べます。

さっぱりとした味にぬめりが加わって、なんともいえない食感ですよ!

○花オクラの天ぷら

ガクを残して下処理した花オクラの花びらの部分に薄く衣をつけ、さっと揚げます。

食べるときはガクは食べません。

塩や天つゆでいただくと、サクッ、モチっとしていて、とっても美味しいんです!

オクラの意外な出身地とその親しまれ方

オクラはアオイ科トロロアオイ属の植物で、原産国はアフリカ北東部と言われています。

アフリカでは多年草で、何年も繰り返し実をつけますが、日本では冬を越すことができないため、一年草として扱われています。

オクラは英名で、別名を「Lady’s finger(婦人の指)」と言います。

その形から名付けられたようですが、まさにぴったりの形状をしていますね。

アフリカでは「ガンボ」と呼ばれるトマトベースの煮込み料理やスープによく入れられ、現地の人々に親しまれています。

ご飯にかけて食べることが多い、ということで、日本人の味噌汁的な存在なのかもしれませんね。

花オクラは一般的な食材になりうるか?

私の実家では夏場、オクラを植えています。

オクラの実は栽培するのは簡単なのですが、収穫時期を逃してしまうと硬くなったりしてしまうのです。

しかし、硬くなったオクラは煮込み料理や天ぷらなどに活用できるため、結構適当に世話をしているんですね。

でも、これが花オクラだったら?

花オクラは蕾の状態のものを基本的には食べるので、花が開いてしまうともう収穫には向いていませんし、花オクラの実は通常のオクラの実と違って美味しくありません。

収穫のタイミングが合わないと、活用ができない作物だと言ってもいいでしょう。

通常のオクラに比べると、収穫の時期が短いのは作物としてやや難しいことになります。

この点をクリアすれば、美味しくて見た目も綺麗なので、一般に浸透するのではないでしょうか。