かぼちゃの面取りって必要?なぜ?しないとどうなるの?
面取りとは、大根など野菜を切ったときにできる角の部分を削りとることを言います。
煮物料理をするときによく行われますが、かぼちゃを煮るときにも面取りは必要なのでしょうか?
また、なぜ面取りをするのか、しないとどうなるのか気になりますよね。
かぼちゃの面取りについて知っていきましょう。
目次
面取りはなぜ必要?
煮物を作るときに野菜の面取りをするのはなぜなのでしょう。
角があると煮えてきたときに隣同士ぶつかり合ったりしてその部分から崩れやすくなってしまいます。
面取りをしておくと角がなくなりますから、多少ぶつかっても崩れにくくなるのです。
角を取ったぶん表面積が増えるので、味がしみこみやすいというメリットもあります。
また、面取りをした煮物は出来上がりの見た目もきれいです。
料理屋さんはもちろんですが、家でもきちんと面取りをした煮物を出すと、食卓がワンランクアップしたように見えますよ!
しないとどうなるの?
では面取りをしないとどうなるのでしょうか。
必ず面取りをしないと煮物が作れないわけではありませんし、火加減に気をつければ大きな煮崩れは防ぐこともできます。
しなくても大丈夫なら時間に追われているときなんかは、わざわざ面取りをするのは省きたいですよね。
ただ、見た目はやはり面取りしてあるほうが断然美しいんです!
面取りという方法がある、ということを知っているだけでも、普段は面取りはしないけれどお客さまをもてなすときは面取りした煮物を作る、など場に対応した料理を作ることができるようになります。
やり方は?ピーラーでも大丈夫?
面取りのやり方は、煮物用に切ったかぼちゃの角ができている部分を、包丁でうすく削り角をなくします。
ちょっと硬いですが皮の部分も同じように面取りすると、見た目がとてもきれいになりますよ。
ピーラーに慣れているのであれば、ピーラーを使ってもかまいません。
ただ、かぼちゃは一口大などの大きさに切られていますので、少しやりにくいかもしれませんね。
皮の部分も硬いので、ケガしないよう注意してください。
面取りしたのに煮崩れた?なぜ?
面取りをしたにもかかわらず煮崩れてしまった!ということ、ありますよね。
私も料理初心者の頃、何も調べずにぐつぐつと強火でかぼちゃを煮たことがあります。
結果どうなったと思いますか?
お鍋の中にはかぼちゃの皮の部分しか残っていませんでした・・・。
そんな経験から、かぼちゃはぐらぐらと煮てはいけないと知ったのです。
かぼちゃはとても繊細で、ちょっとの衝撃ですぐに崩れてしまいます。
なのでいくら面取りをしても、お鍋の中で煮汁がぐらぐらと対流し、それによってかぼちゃが踊るように動けば周りにぶつかる衝撃で煮崩れてしまいます。
煮崩れを防ぐには、とにかくかぼちゃを動かさないこと。
火加減はかぼちゃがぐらぐらと動かない程度に弱くして、できれば落とし蓋でおさえてあげるといいですね。
煮崩れたかぼちゃのリカバリーレシピを教えて!
すでに煮崩れてしまったかぼちゃを使ってできる料理は意外とあるものです。
- 炒めたひき肉を加えて衣をつけて、かぼちゃコロッケ。
- マヨネーズをちょっとだけ足して、玉ねぎのみじん切りやミックスビーンズを混ぜてサラダに。
- 生クリームや牛乳とあわせて味をととのえればスープにも。
- 味がついているので、何かをちょっと足すだけで簡単に1品ができてしまいます。
- 他にもクッキーに混ぜ込んだり、パンの具材にしたりもできます。
色々試してみてくださいね。
失敗しても大丈夫!挑戦してみよう!
寒くなってくると食べたくなるかぼちゃの煮物。
ビタミンも豊富で風邪予防にもいい食材なので積極的に食べたいものです。
休みの日には丁寧に面取りして煮物を作ってみるのもいいですね。
上手に煮ることができるようになるまでは失敗することもありますが、失敗してもなんとかなりますから、ぜひ面取りとともに挑戦してみてください。