年賀状を出してない上司や同僚から年明けに手渡しされた。正しい対応は?

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年賀状を出してない上司や同僚から年明けに手渡しされた。正しい対応は?

出さなくていいと思っていた相手から年賀状が届いてしまった、なんて経験、皆さんも一度はありますよね。

そんな時は急いで返事を書いて出していると思いますが、休み明けに直接手渡しされたときはどうしたらいいのでしょうか?

年賀状を直接手渡すなんてあまり聞いたことないですよね。

もし、上司や同僚が直接手渡ししてきたときに失礼がないように考えておきましょう。

目次

上司から手渡しされた場合の対応は?

そもそも、年賀状のルーツを皆さんご存知でしょうか?

簡単に言うと、昔は遠方の人とはなかなか会うことが難しく、直接挨拶に行けない場合に手紙であいさつをする、ということろから始まっています。

勿論今でも日本の伝統的な風習として、新年のあいさつに加えて友人や会社の人、日ごろからお世話になっている身近な人にも送りますよね。

本来の成り立ちを考えれば、年賀状は新年に直接挨拶を交わすことができる相手には送る必要がない、ということになりますね。

そんななか、上司が正月休み明けに年賀状を直接手渡してきた。

となったら対応に困りますよね。

年賀状は郵送するのが嗜みですが、上司が直接手渡してきたときは余計なことは言わずに受け取りましょう。

同僚から手渡しされた場合の反応は?

同僚からもらったときも同じように、基本的には余計なことは言わずに受け取った方が無難でしょう。

ただ、受け取ったときに周りに人がいない場合には、「年賀状は郵送が嗜みだよ」、という話はしてあげた方が今後の相手のためにもなるでしょう。

その際には言い方には気を付けて、嫌みだと思われないように「年賀状は郵送で送る方がいいみたいだから、他の人や上司には住所を聞いたうえで郵送で渡した方がいいと思うよ」と言う風に言ってあげてくださいね。

やっぱり年賀状を書いて渡した方がいいの?

年賀状は、新年のあいさつと旧年中の感謝を込めたものになるので、円滑な人間関係のためにも返事は出した方がよいでしょう。

ましてや、直接会って挨拶をするのに、わざわざ年賀状を用意して書いてきてくれた、という労力が掛かっているという、自分のためにしてくれている、という風にも考えられますよね。

その際には相手、しかも上司が手渡しをしてきているので、自分もそれにならって直接手渡しで返して問題ないでしょう。

ここでわざわざ、嗜みだから、といって郵送にすると、上司からしてみれば直接コミュニケーションを取りたくないということなのか?思ってしまうかもしれません。

臨機応変に相手の気持ちになって、「ご丁寧に手渡しでいただいたので、私もお返ししますね」と言って渡す方が相手も喜ぶでしょう。

来年、年賀状を出すために住所はきいてもいいの?

会社によっては部署内で住所の把握がされているところもあるかもしれませんが、最近は個人情報保護の観点から全体で個人の住所を公開してないところも多いですよね。

住所を聞く際に、しっかりと「年賀状を出すため」という目的を伝えて聞けば全く問題ありません。

何に使われるのかわからないのに、いきなり「すみません、住所教えてもらえますか?」なんて言われたら意味が分からないし、悪用されるのか、と不安になりますよね。

聞くタイミングも、お昼休みや仕事終わりなど、業務中には当たらない時間に聞く方がよいでしょう。

なかなか聞くタイミングがないから、と言ってメールで聞いてしまうのは失礼になるので、できる限り直接住所を聞くようにしてくださいね。

直接住所を聞いたときに、相手が「わざわざ年賀状なんていいよ」などと住所を教えるのをやんわりでも断ってきた場合はそれ以上無理に聞き出すのはやめましょう。

住所を人に教えたくなくてそう言っている人もいるでしょうし、年賀状のやり取りが面倒だと思っている人もいます。

そんな相手に、どうしても日ごろの感謝を伝えたい、というのであれば新年のあいさつでしっかりとその気持ちを述べましょう。

目下のものから年賀状を手渡しするのは失礼になってしまうので、自分から先に渡す、というのは避けるべきでしょう。

わかっていたつもりでも意外と知らないこと

なんとなく、自分が子供のころからの風習でわかっているようなつもりですが、社会人ともなると意外と年賀状のマナーが多かったりするものです。

お祝いの言葉や賀詞はいくつも種類がありますが、目上の方には4文字の「謹賀新年」目下の人には1文字や2文字の「福」「迎春」など、細かいマナーが色々とあります。

親の年賀状で昔から目にしてきたもので、改めて深く考えたりすることは少なかったかもしれませんが、この機会に慣習や風習を考え直してみるのも大切かもしれませんね。