ハヤトウリって青臭くってまずい?美味しい調理方法ってあるの?
この記事ではハヤトウリが青臭くてまずいと感じる場合の、美味しい調理法についてお話します。
ハヤトウリの青臭さが苦手だという方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
青臭く感じるのはなぜ?
ハヤトウリを生で一口食べてみると、青臭く感じるという方は少なくないのではないでしょうか。
これは、ハヤトウリに多く含まれる“アク”によるものです。
ハヤトウリを調理したことがある方は、ハヤトウリの汁を触って手が荒れたことがあるという方も少なくないと思います。
ハヤトウリの汁が手に付くと、ヌメヌメして、カピカピになり指の皮膚が突っ張るような状態になります。
症状がひどい人だと、手の皮がむけたり、かゆみ、傷み、腫れが出てしまうんですよね。
それも、ハヤトウリにたっぷり含まれるアクのせいです。
このアクに苦みやえぐみ、青臭さが含まれているんです。
ハヤトウリを生で食べるとまずい?
ハヤトウリは、味付けをしないと味がありませせん。
裏返せば、調理をするのにも全く味にクセがないので、和洋中でいろんな味付けを楽しむことができる、ということです。
ハヤトウリの魅力は何といってもその食感なので、生が一番シャキシャキして美味しい食べ方と言えます。
ですが、ハヤトウリをカットして何もせず生で食べると、アクのせいで苦みやえぐみ、青臭さを感じることになりかねません。
人によっては、アク抜きをしていない生のハヤトウリを口に入れることで、口の中や喉がイガイガしてかゆいという人もいます。
そのため、ハヤトウリを生で美味しく食べるには、ちょっとしたひと手間が必要となりますよ。
また、ハヤトウリは、緑色の種類と白色の種類があります。
青臭さは白い色の種類のハヤトウリの方が少ないので、ハヤトウリの青臭さが苦手という方は、始めから白いハヤトウリを選択すると、生で美味しく食べやすいかもしれません。
生で美味しく食べるには?
ハヤトウリを生で美味しく食べるには、アク抜きがポイントになります。
ハヤトウリに含まれるアクは、えぐみや苦みとして口に残りやすいので、このアクを取り除いた方が生食しやすいです。
アク抜きの方法として次の方法がおすすめですが、ハヤトウリを調理する際には、ゴム手袋や使い捨ての手袋を装着してから調理しましょう。
強いアクによって、手が荒れてしまいことがあります。
①塩もみ
ハヤトウリを生で食べる場合は、薄くスライスしたり細切りしたハヤトウリを塩と一緒に袋に入れて手でもみます。あとはは、軽く水で洗い流してしっかり絞りましょう。
とっても簡単に、アク抜き出来ますよ。
②湯通し
アク抜きの方法として、薄くスライスしたり、食べやすい大きさにカットしたハヤトウリを、サッと湯通しするのもおすすめです。
しっかり茹でてしまうと、せっかくのハヤトウリの食感が台無しになってしまうので、湯通しすると程良い硬さで、アクを取り除くことができます。
③塩水につける
ハヤトウリを皮つきのまま縦半分にカットしたら、塩水に20分くらいつけておくことで、アク抜きをすることができます。
④横にカットしてこする
ハヤトウリの面白いアク抜きの方法として、ハヤトウリの上部3分の1くらいの場所を横にカットして、上部と下部をこすり合わせる方法があります。
これによって、白い液体がどんどん出てきますが、この白い液体が出てこなくなるまでこすり合わせて、最後に洗い流すことで、アク抜きをすることができますよ。
私はカットして塩もみを毎回しますが、塩もみが面倒だなという方は、良かったら試してみてくださいね。
おすすめの調理法
ハヤトウリはクセがないので、基本的には和洋中どんな味付けでも美味しく食べられます。
①漬物
塩もみしてアクを抜いたハヤトウリは漬物にすると、とっても美味しいです。
実家でもハヤトウリはほとんど漬物として食卓に並んでいましたが、どんどん食べれちゃいます。
市販の浅漬けの素を使ってもいいですし、塩昆布と和えて冷蔵でしばらく置いておくだけでも即席の漬物になります。
また、みそ漬けやぬか漬けにしてもすごく美味しく食べられますよ!
みそ漬けやぬか漬けなど即席の漬物ではなくしっかり漬け込む場合は、スライスすると塩分が入りすぎてしまいます。
この場合は、ハヤトウリを皮つきのまま縦に4等分にカットしたら、塩を塗り込みビニール袋に入れ、しっかりもみ込みます。
あとは上から重しを乗せて半日塩漬けにしてから、みそやぬかに漬け込むと美味しくできますよ。
②サラダ
薄くスライスしたり、細切りにしたハヤトウリを塩もみして水洗いしたら、水気をしっかりとって他の食材と一緒に和えます。あとはお好みのドレッシングをかけて、サラダとして食べることができます。
サラダのドレッシングは和洋中、なんでも合いますよ!
③炒め物
ハヤトウリは炒め物にもぴったりです。
ハヤトウリを炒め物に使う場合も、食べやすい大きさに切ったら、サッと湯通ししてアクを取り除いたほうが、アクもぬめりが取れて味の馴染みがいいです。
ハヤトウリは何味でも合いますが、豚肉と一緒に炒めるのが、個人的には好きです。
ハヤトウリを炒めすぎてしまうと、せっかくの食感が台無しになるので、サッと炒めるだけで十分ですよ。
だから、他の食材と炒める時には、最後に加えてサッと炒める程度にとどめておきましょう。
④煮物
ハヤトウリは煮物にしてもおいしく食べられます。
食べやすい大きさにカットしたら、サッと湯通ししてアク抜きをし、お好みの味付けで煮るだけです。
ただし、ハヤトウリは水分がとても多い野菜なので、煮汁が多すぎると水っぽくなってしまうため注意してくださいね。
美味しいハヤトウリの見分け方は?
実が硬い
新鮮で美味しいハヤトウリは、実が引き締まっていて硬いです。
というのも、ハヤトウリはカットすると水分がジワっとにじみ出てくるくらい、水分が多い野菜なので、鮮度が落ちてしまうと水分が抜けて柔らかくなってきてしまいます。
だから、できるだけ実の硬いものを選ぶようにしてみてくださいね。
重い
新鮮で美味しいハヤトウリは、水分がたっぷりなので重みがあります。
持ちあげてみて、「軽いな」と感じたら、実の中の水分が抜けてしまっていることが考えられるので選ばない方がいいですよ。
皮の表面に張りがある
ハヤトウリの皮の表面にシワがあると、実の中の水分が抜けてきている証拠です。だから鮮度が落ちてきていると言えます。
鮮度のいい美味しいハヤトウリを見分けるのであれば、皮の表面に張りのあるものを選びましょう。
傷や変色がないもの
ハヤトウリの表面に傷がある場合は、そこから傷みやすくなります。
また、変色している場合は、中が傷んでいることがあるので、選ばないようにしましょう。