つくね芋(大和芋)は皮ごと調理していいの?とろろも皮のまま?
この記事では、つくね芋(大和芋)は皮ごと調理してもいいのかについて、お話します。
つくね芋(大和芋)の皮を調理に使うかどうかで迷っている方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
皮ごと調理しても大丈夫?
つくね芋(大和芋)は皮ごと調理しても大丈夫です。
新鮮なつくね芋(大和芋)であれば、皮も柔らかいので、気にせず食べることができますよ。
皮を食べてみたいけれど、気が引けるという方は、調理方法を工夫して、多めの油で揚げ焼きにするなど皮目をカリカリに仕上げると食べやすくなるので、やってみてはいかがでしょうか。
つくね芋(大和芋)に限らず、野菜の多くは皮近くにたくさんの栄養素が含まれているため、実は皮を食べないのはもったいないです。
だから、皮ごと食べたいと思っているけれど、食べられるのか分からないと迷っている方は、ぜひ一緒に調理してみてくださいね!
ただし、いくら栄養価が高いといっても、あまり気が進まないようであれば無理に食べる必要はありません。
見た目も結構ゴツゴツしていて、洗っても色がグロテスクなので、皮をむいて食べたくなる気持ちはよくわかります。
ちなみに、私もほとんど皮はむいて食べていますよ。
下ごしらえは必要?
つくね芋(大和芋)を皮ごと調理する場合は、しっかり皮を洗う必要があります。
つくね芋(大和芋)は土の中で育つため、土がたっぷりついています。
また、すとんとした見栄えの長芋と違って、ゴツゴツしたつくね芋(大和芋)は細部の土を落とし忘れてしまいがちです。
だから、出来るだけ丁寧につくね芋(大和芋)を洗ってみてくださいね。
タワシを使うのも効果的です。
特に、見た目からしてつくね芋(大和芋)はこげ茶色なので、そのまま食べるのに食欲をそそられるというわけではないです。皮をところどころむいて調理するというのもおすすめですよ。
とろろを作るときも皮のままでいいの?
とろろを作るときも、皮のまま使いたいという方がいるかもしれませんが、これは人によっては口にした際に、口の周りに違和感や、かゆみを感じてしまうかもしれません。
というのも、つくね芋(大和芋)には“シュウ酸カルシウム”が含まれているためです。
“シュウ酸カルシウム”は目には見えませんが、実際は針のようなトゲトゲのある結晶の形をしているため、生のままで手に触れたり口の中に入れると、トゲトゲが皮膚に刺さって刺激となりかゆみを引き起こします。
その“シュウ酸カルシウム”は、皮の近くに多く含まれているとされているため、皮ごとすりおろすことによって、かゆみを強く感じてしまう方もいるかもしれません。
だから、とろろを作る場合、生で食べるのであればすった皮ごとすったとろろにお酢やレモンのしぼり汁を垂らして混ぜておきましょう。
かゆみの原因となる“シュウ酸カルシウム”をなくすことが出来ますし、茶色く変色するのを防ぐこともできます。
お汁にとろろを入れる場合は、加熱によってシュウ酸カルシウムが溶けるため、皮つきのままでも全く問題ありませんよ。
あとは、つくね芋(大和芋)はこげ茶色の皮なので、見た感じから生で食べるのは気が引けるという場合は、無理して皮ごとすりおろす必要はないですよ。
皮をむきたい時はどうすればいいの?
皮をむく場合は、ピーラーや包丁でむくのもいいですが、スプーンでこそぎ落とすのもおすすめです。
つくね芋(大和芋)はデコボコしているので、ピーラーや包丁を使ってむくのがちょっと大変です。
滑りやすいですし、危ないんですよね。
もちろん包丁の方が扱いやすいという方は包丁で皮をむいたらいいですが、包丁を使ってむく自信がないという方は、スプーンでこそぎ落としてみてはいかがでしょうか?
皮をむいたら酢水につけると、ぬめりが軽減して、かゆみも気にならなくなりやすいですよ。
つくね芋(大和芋)の皮には栄養がたっぷり!
長芋なら、まだ抵抗なく皮ごとすりおろすことが出来るという人も多いかと思います。
でも、つくね芋(大和芋)や長芋をはじめとする山芋の皮には、たくさんの栄養素が含まれているんです。
抗酸化作用のあるポリフェノールや、便秘解消にありがたい食物繊維が代表的ですが、特にポリフェノールは生活習慣病の予防や、美容にも効果があることで知られています。
つくね芋(大和芋)の皮は新鮮なものだとスプーンでむけるほど柔らかかったりするので、良かったら皮ごとすりおろして調理してみてくださいね!
ただ何度も言いますが、抵抗のある方は、無理はなさらないでください。