赤ちゃんが物やおもちゃをポイポイ投げ出した。やめさせたほうがいいの?
この記事では、赤ちゃんが物やおもちゃをポイポイ投げることを、どうとらえたらいいのか、一緒に考えてみましょう。
叱った方が良いのか、そのままにしていていいのかお悩みの方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
物やおもちゃを投げるのはなぜ?
①成長の証
赤ちゃんが物やおもちゃを投げるのは、成長の証です。
赤ちゃんはずっと寝っ転がっているスタートから、寝返りをしたり、お座りをしたり、ハイハイをしたりするうちに、どんどん世界は広がり、出来ることも増えてきます。
その中で、“手を伸ばして、物を掴んで、持ち上げて、投げる”という一連の動作ができるようになるわけなので、うれしくて楽しいと思うのも当然です。
私は長女が赤ちゃんの時、当時働いていた職場の託児所に長女を預けていましたが、保育士さんからこの“物やおもちゃを投げるのは成長の証”という話を聞くまでは、長女のポイポイが「物を投げてうんざりする」という困った感覚でした。
でも、“成長の証”なんだと思たったら、なんかちょっとイライラが減りましたよ。
②思うようにいかず癇癪を起している
赤ちゃんが自分で投げるという動作を身に着けたら、次は自分の思うようにいかないことがあれば、癇癪を起して物やおもちゃを投げるようになります。
我が家の長女と三女は激しかったですね。
③親の反応を見て遊んでいる
物やおもちゃもそうですが、離乳食を開始すると赤ちゃんが食器や食べ物を投げたりすることがあります。
もちろん食べたくないとか、おなか一杯というアピールもありますが、落としたものを拾う親の動作や、怒ったり困ったりする親の反応が面白くて何度もする場合があります。
物やおもちゃを投げるのも同じです。
赤ちゃんがおもちゃや物を投げて、親が「あー!」と声を出したり、拾ったりする様子を見て、楽しんでいたりしますよ。
手を叩いてやめさせる?
赤ちゃんがおもちゃや物をポイポイ投げるのは、成長の証です。
だから、機嫌よく自分一人が安全に、ポイポイ物やおもちゃを投げたりするのであれば、手を叩いてやめさせる必要はないのではないでしょうか。
私は我が子が投げたおもちゃや物が、周りの子に当たってしまった時は、「お友達が痛いよ!お友達に投げないよ!」と注意するようにしていましたよ。
この場合、親は子どもが物やおもちゃを投げると分かっているわけですから、始めからそばにいる子どもを注視しなければなりません。
更に周りにお友達がいるのであれば、つみきやブロックなどの硬いものや、他にも投げて危険なものを取り除いておく必要はあります。
その上で、我が子が投げたものやおもちゃがお友達に当たってしまったら、「お友達に向けて投げたらダメ」ということは、教える必要があるのではないでしょうか。
後は、我が家は子どもと一緒にお友達に「ごめんね」と伝える流れでしたよ。
相手の親御さんとのトラブルにも、なりにくいです。
つい感情に的になって、手が出てしまうという気持ちもわからないでもないですが、叩かれたことで子どもは恐怖を抱いてしまうかもしれません。
冷静に赤ちゃんに対して、して欲しくないことを伝えることで十分ではないでしょうか。
声を出して叱るのは?
赤ちゃんが物をポイポイ投げた場合、機嫌よく自分一人が安全に物やおもちゃを投げているのであれば、「いっぱい投げられるようになったね」とか「上手だね」と前向きな言葉をかけてあげたらいいのではないでしょうか。
ただ、私は我が子が投げたおもちゃや物が、周りの子に当たってしまった時は、「お友達が痛いよ!お友達に投げないよ!」と注意していました。
厳しく感情に任せて叱るというよりは、“目を見てまじめな顔で諭す”という感じです。
子どもが大きくなってくるにつれて、言葉を理解できるようになってくると、危険なことをした場合はメリハリをきかせて厳しく叱るというのも、時に必要となってきます。
でも、赤ちゃんの時は怖い顔でりつけて萎縮させたり、恐怖を植え付けるよりも、冷静に根気強く“教える”ことを続けてあげられたらいいのではないでしょうか?
子どもの成長に合わせたかかわり方ができるといいですね!
いつまで続くの?
赤ちゃんが物やおもちゃを投げ出したら、目が離せませんしイライラしますが、ずっと続くわけではありません。
ちゃんと終わりがきますよ!
ただ、赤ちゃんによってはすぐに落ち着く子もいれば、なかなか終わらない子もいるので、一概にいつまでということは言えません。
特に、自分で成長を確かめながらの、物やおもちゃを投げることに対しては、繰り返していくうちに、自分のできることとしての動作として定着するので落ち着いてきます。
でも何か気に入らずにものを投げるのは、イヤイヤ期が終わる頃まで続いたりするので、ちょっと困りますね。
ちなみに、我が家の三女は6歳ですが、いまだに気に入らないとおもちゃや物を投げて、私や主人に注意されることがよくありますよ。
さすがにちゃんと理解できる歳なので、言えばすぐに直そうとしますが、つい出ちゃうみたいですね。
口を酸っぱくして「物を大事にするように」と言い続けています。
物を投げだしたら注意することは?
①投げても安全なものを周りに置く
おもちゃや物を投げだしたら、赤ちゃんの周りには赤ちゃんが投げても安全なものを置くようにしましょう。
投げて割れて飛び散ってしまうようなものは、それがもしもガラスや陶器、プラスチックだったりした場合、とっても危険です。
赤ちゃんが破片を手にした際に手を切ってしまったり、破片が目に飛んでしまったりすることがありますよ。
また、赤ちゃんが壊れた破片を口にしてしまう可能性だってありますよね。
だから、投げても安心なものを周りに置くようにしましょう。
②周りに人がいないか確認
赤ちゃん自身が投げても危なくないものであっても、ものによっては、積み木やブロックだったりするかもしれません。
周りに他のお友達や、兄弟がいないことを確認したほうがいいですよ!
特に積み木は痛いです。
我が家の三女は、イヤイヤ期が非常に荒れていまして、積み木でお姉ちゃんたちに殴りかかってしまった経験があります。
赤くなってしまって、本当にかわいそうでしたね。
自分の子どもだったので、まだよかったですが、これが他のお友達だったらと思うとゾッとしました。
赤ちゃんがおもちゃや物を投げるときには、周りに人がいないかもよく確認してくださいね!
③壊して欲しくないものは置かない
赤ちゃんのポイポイは、容赦ないです。
友人は自分の大ファンである嵐の特別版DVDを、1歳の息子にガンガン床に叩きつけられた後、ポイっと投げられてへこんでいました。
我が家の三女は、テレビのリモコンをよく投げるので、壊れてしまって買い換えましたよ。
壊して欲しくないものは、赤ちゃんの手の届かないところにおいておきましょう。
兄弟間の、ポイポイ投げによる被害者への寄り添いも大事
我が家では、三女のイヤイヤ期のポイポイ投げがひどかったです。
三女が長女や次女に向かって、物をポイポイ投げたり、積み木で殴り掛かったりするので、次女も長女もよく泣いていました。
よその子に物やおもちゃを投げつけてしまった場合は、もう赤ちゃんではない年齢でしたし、厳しく「そんなことしないよ!」と厳しく言ったりしました。でも末っ子となると、家の中で年上の兄弟に向かってやってしまった場合は「ごめんね、まだちっちゃいから許してね」とつい親が間に入って言ってしまいがちです。
もちろん、赤ちゃんの時は仕方がない部分もあります。
でも、これって上の子たちからすると、納得できないと思うんですよね。
私自身、弟が下にいますが、小さいころは暴君で何をしても親も祖父母も「まだ赤ちゃんだからわからない」とか「小さいからしょうがない」とかばうのがすごく腹立たしかったのをよく覚えています。
だから我が家は三女が末っ子だろうが、小さかろうが、上の子に危害を加えた場合は、上の子に「痛かったね」と声をかけてから、下の子に言い聞かせたり叱るようにしていました。
すると、上の子が「ママ、いいよ。まだ小さいから仕方がないよ。」と言ってくれるようになりましたよ。
それでも甘んじることなく、下の子も上の子と同じように大差なく接してきましたが、今、姉妹仲は悪くないですね。
ちょっと下の子に厳しすぎたかなと思う部分もありますが、その分三女だけとマンツーマンで接する時には三女を抱きしめたり、甘やかすようにはしたつもりです。
姉妹それぞれ何かしら不満はあるかもしれませんが、彼女たちを今見ている限りでは、我が家はこれでよかったかなと思います。
兄弟間でも、下の子のポイポイ投げで上の子が傷ついたら、上の子の立場に立ってあげてくださいね。