料理に時間がかかりすぎて困る!手際よく進めるには?
この記事では、料理を手際よく進めるためのポイントについてお話します。
料理に時間がかかりすぎて困っているという方は、よかったら参考にしてみてくださいね!
目次
時間がかかりすぎるのはなぜ?
私も自炊を始めた当初は、料理に時間がかかりすぎてしまっていました。
特に大学を卒業して初めての職場が高齢者施設で、調理を担当することになったのですが、1時間半で12人分の一汁三菜の食事を作らなければならず、これでかなり鍛えられましたね。
その際にいつも勉強になったのは、ベテラン主婦の同僚たちの調理です。
彼女たちはものすごく手際が良かったですが、手際の悪かった私との大きな違いは次の二つが大きな要因でした。
①メニューの優先順位がついていますか?
ご飯を作る際に、漠然と思いついたものから作っていってしまうと、バタバタしてしまいます。
というのも、料理は調理法や下処理によって、調理の時間がことなるため、調理時間の長いものを後から作り始めたら、当然その分出来上がりの時間は遅くなってしまうんですよね。
私も調理に不慣れな時は、始めに副菜やお汁を作って、最後に調理時間のかかる主菜を持ってくるスタイルだったので、いつも食事時間がずれ込んでしまいました。
メニューの優先順位を決めるというのは、料理を手際よく作るためには重要なポイントです。
②同時進行できていますか?
調理の際に、優先順位を決めたとしても、一品作り終わってから次の料理というのは時間がかかってしまいます。
極端なことを言えば、鍋でお湯を沸かしている間、ジッと沸くのを待っていたりするのは、時間が上手に使えていないですね。
私も調理に不慣れな時は、一品作って終わってから次の料理スタイルだったので、今思えばかなり要領が悪かったです。
料理を手際よく作るのであれば、同時進行でいくつかの料理の調理を進められるといいですよ。
料理を始めるまえにすべきことは?
①献立を決める
料理を始める前に献立を決めましょう。
まず献立が決まらないことには、手際よく進めることができません。
一汁三菜を目安に作るのがおすすめですが、我が家はおかずが多くてもそんなに食べられないといわれるので、お汁と、副菜、主菜、ごはんですね。
②献立の優先順位をつける
料理を始める前に、献立を思い浮かべて何から作り始めるか、シュミレーションをしてみましょう。
私は毎回口に出しちゃっていますね。
何をどう始めて、この時間を使って何を作って、最後にこうするというシュミレーションができると、手際よく進めることができますよ。
毎日繰り返すと慣れてくるので、やってみてくださいね!
レシピを見なければわからないというのであれば、手間でも初めにどんな調理工程が必要なのかざっと見てみてください。
下処理だったりどのくらい煮込まなければいけないというのがわかっていれば、どれから作り始めたらいいかわかりますよね?
これもまた、毎日繰り返すことで自然とどれから作るというのがわかってきます。
③調理スペースを確保
シンクに洗い物がたまっていたり、作業台スペースがものでいっぱいだったり、コンロが埋まっていたりすると、スムーズな調理ができません。
シンクや作業スペース、コンロをきれいにしておきましょう。
料理は何から作り始めるべき?
①調理の時間が長いものから
料理を作る際に、簡単なものから片づけていこうと思われる気持ちはよくわかりますが、まずは時間のかかるものから作り始めるといいですよ!
例えば、煮物とほうれん草のお浸し、焼き魚を作るとします。
先に時間のかかる煮物の準備をしておき、煮物を煮込んでいる間にほうれん草のお浸しを作り、焼き立てのお魚を食卓に並べるために、焼き魚は最後に持ってくると効率よく作ることができますよ!
②味付けをして寝かせるものから
唐揚げをはじめとする、下味をつけてから調理したいものに関しても、始めに下味をつけて寝かせましょう。
その間に副菜やお汁を作っておき、しっかり下味のついた食材の調理を最後に持ってくると、十分に味がついておいしく仕上げることができますし、効率よく料理をすることができます。
③冷やすと美味しいものから
煮物は味をしっかり食材にしみ込ませたいので、始めに作り始めた方がいいですが、冷やすと美味しいものを作る場合も、始めに作り始めた方が美味しくできますよ!
時短のコツは?
①便利調理器具を活用する
シリコンスチーマーや、圧力鍋といった便利調理器具を使うと、いったん味付けをしたらあとは火にかけたりレンジでチンして、ほったらかしにしていても調理ができちゃいます。
楽に時短で調理できるなんて便利ですよね!
また最近では食材と調味料を入れて放っておけば、勝手に混ぜたり火加減を調整してくれるシャープヘルシオホットクックのような家電もあるので、利用してみてはいかがでしょうか?
②まな板の使い方
料理の基本ですが、まな板の上で食材をカットする際、野菜を先にカットしてしまうと便利です。
肉を切って野菜を切って、また肉を切ってとしてしまうと、何回も洗剤をつけてゴシゴシ洗ってを繰り返さなければなりません。
私はものすごく面倒くさがりなので、この何度もゴシゴシ洗っての作業が嫌なんです。
だから、先に野菜は全部切ってから最後に肉・魚を切るというのはすごく意識しています。
これだけでも、調理のストレスが減りますし、まな板を使い終わった後のスペースが広くなるので調理がしやすくなるうえに、ちょっと時短につながりますよ。
③市販の味付けを上手に活用
調理の際に市販のタレやつゆを活用すれば、一発で味が決まります。
煮物もレシピを見なくても、めんつゆ1本で味が決まったり、焼うどんも焼き肉のタレ1本で美味しくできます。
市販のドレッシングを肉に漬け込んで焼いても、お酢の効果で柔らかくなるだけでなく、美味しくできますし、炒め物にも使えますよ。
また、市販の味付けの素もおすすめです。
市販の味付けの素を上手に活用すれば、かなり時短につながりますし、気持ちに余裕があるときはもう一品おかずを増やしたりすることもできるので、私はよく利用しますよ。
④調理の同時進行
いくつかの料理を作る場合、お湯を沸かしている間に野菜をカットしたり、他の食材をレンジでチンしたりといった作業を同時進行で行うと、調理がスムーズにいきます。
「ついでに」とか「しながら」というのが、料理の手際よさでは重要なポイントになりますよ!
メリハリをつけて!
例えば、麺類は伸びると美味しくないので最後に調理をして、出来立てを食卓に並べるのがベストです。
また、揚げ物も揚げたての方がサクサクして美味しいですし、肉や魚をメインに調理する場合も、食卓に出す前に調理した方が硬くならず美味しいですよね。
そういったポイントをしっかり押さえて、メリハリをつけて調理すると、上手に効率よく料理をすることができますよ!
我が家は主人の帰りが遅いため、どうしてもメインの料理が作りたてにならない場合が多いです。
それでも文句を言わずに食べてくれますが、焼き魚だけは焼き立てが食べたいといわれるので、主人の分だけ取っておいて面倒でも主人が帰ってきてから焼くようにしています。
手際よく料理をすることも大事ですが、美味しいご飯をどう食卓に並べるかも、メリハリをつけて、臨機応変に考えてみてくださいね!