八朔は種から育てられるの?食べた後の種でもできる?
とっても大きくて美味しい八朔を食べた後など、種を見て「これを植えたらこんなに立派な八朔がなるのかな?」と思ったりする人、いるのではないでしょうか?
この記事では、八朔は種から育てられるのかどうかについてお話します。
ちょっと育ててみたいなと思っている方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
甘酸っぱい八朔は、種から育てることができます。
でも一番手っ取り早いのは、ホームセンターに八朔の苗が売っているので、そちらを購入して植えた方が育てやすいですよ。
そもそも八朔の種を売っているところって、なかなか見つからないです。
ホームセンターなどの店頭で見かけることが少なければ、ネットショッピングでもなかなか目にすることはないですね。
種から植えた場合、実をつけるまでに年数がかかるので、手軽に育てられる八朔の苗木や接ぎ木で育てる人が多いです。
目次
八朔を食べた後の種でも大丈夫?
実は、八朔って食べたあとの種でも育てることができるんです。
でも私の実家がある田舎では八朔を食べた後、八朔の皮や種を畑に捨てますが、そこから芽は生えてきていないですね。
たまたまの土壌が悪いのかもしれません。
実際、八朔の木から落ちた実をそのままにしておくと、芽が出てきたなんて話も聞きます。
また八朔を食べた後の種を子どもと一緒に、自宅のプランターに植えたら1か月後に芽が出たなんて人もいるので、発芽出来る環境が整えば八朔はちゃんと発芽するのではないでしょうか。
八朔を育てるには何が必要?
八朔を育てるには、土と水と太陽、栄養があればとりあえず育ちます。
1つポイントなのが、八朔って授精樹がそばになければ、なかなか実をつけるのが難しいんです。
甘夏や夏みかんなどの樹木が近くにあると、実をつけやすくなりますよ。
ただ、八朔を種から育てると、そう簡単にすぐに実がつくというわけではないので、かなり気長に待つ必要があります。
まず、八朔を育てるのには、種を発芽させることが一番重要です。
八朔の種から芽が出なければ、元も子もありません。
だから、育てるためにはまず種の下処理から丁寧に取り組んでみてくださいね。
八朔の種からの育て方を教えて!
①種の下処理
八朔をそのまま植えても育ちますが、種にひと手間加えることで、発芽しやすくなるようです。
八朔を食べ終わった種って、ヌルッとしていませんか?
このヌルッとしたこの成分と、八朔の種の周りの薄皮が発芽しやすくなるかを左右するんです。
まず3日間種を水につけて、毎日水を変えながらぬめりを取り除き、種の周りの薄い皮を丁寧にむきましょう。
あとは、濡らしたキッチンペーパーの上に下処理した八朔の種を置いて、キッチンペーパーが乾燥しないように水を与えながら、発芽の時を待ってみてください。
②種植え
①の下処理をしたうえで、発芽が確認出来たら、ここから種植えです!
種植えは、3号ポットが沢山あれば、1粒ずつ土を入れたポットに置きましょう。
その上から土をふんわりかぶせるようにして、あとはしっかり水をかけて種うえが完了です。
ポットが少ない場合は、1つのポットに3粒~5粒くらい植えて、途中で間引くといいですよ。
③水やり
土の表面が乾いたら、しっかり水を与えましょう。
地植えをしているのであれば、日照りが続かなければ水を与えなくても大丈夫ですが、鉢植えやプランターに植える場合は水をしっかり与えて乾燥を防ぎましょうね。
④プランター・鉢・地面に定植
更に葉っぱが茂ってきたら、元気な方を残してプランターや鉢に定植しましょう。
場所があるのであれば、広い場所へ植え替えてもいいですね!
⑤肥料
鉢植えで八朔を育てる場合は、3月・6月・10月に有機肥料を与えるようにするといいですよ。
庭などに地植えする場合は、3月と10月の年2回肥料を与えましょう。
⑥剪定
八朔の木が大きくなれば、剪定をすることで、八朔の木が全体的にバランスよく成長していきますよ。
八朔に実がなるのは難しい?
食べ終わった八朔の種からも、種が出て育つということは分かっていただけたかと思いますが、実際に種から実がなるようになるまで育てるには10年近くかかると言われています。
だから、根気がいりますね。
ただ、それでも八朔は鮮やかなグリーンがとてもさわやかな樹木なので、実がならなくても鉢植えとして楽しむことが出来ますし、気長に待ち続けるのもいいですよ。
どうしても八朔の実をつけさせたいと思うのであれば、やっぱり苗木を購入して育てるのが一番手っ取り早いのではないでしょうか。
八朔を種から育てて、色んな楽しみ方をしてみてくださいね!