里芋はどこまで食べれるの?子芋と親芋の違いは?
この記事では、里芋はどこまで食べられるのかについてお話します。
里芋の親芋は食べられるのか、子芋と親芋の違いについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
里芋の子芋と親芋の違いは何?
里芋は、“子芋”と“親芋”に分けることができます。
里芋はもともと種芋を土に埋めて育てますが、その際に種芋の上に親芋が出来て、その親芋から土の上に向かって芽が出て太い茎になり、さらには葉がつきます。
そして、親芋の横には子芋がついていくという仕組みです。
つまり、里芋の茎の真下にある里芋が「親芋」で、その横についているのが、「子芋」になりますが、更にその子芋の横に出来る里芋を「孫芋」と言いますよ。
子芋と親芋、どちらも食べられるの?
里芋の子芋も親芋もどちらも食べられることは食べられます。
ただ、個人的には実家で採れた里芋の親芋と子芋を食べ比べた時、子芋の方が柔らかくておいしく感じますね。
親芋はちょっとザラっとしていて、硬く感じました。
ここで注意したいのが、里芋の種類によっては、里芋の親芋だけ食べる種類や、子芋だけ食べる種類があったりするので、一概に全ての里芋が子芋も親芋も両方食べられるというわけではありません。
それでは、品種によってどんな違いがあるのか、みていきましょう。
里芋は品種によって違いはあるの?
私の実家で作っている里芋は、親芋も子芋も食べられますが、品種によって違いがあります。
大きく次の3つにわけることができます。
①子芋だけを食べる種類
子芋だけを食べる種類の場合は、親芋の周りに沢山の子芋がついて、親芋の栄養のほとんどが子芋に取られてしまって親芋は食べられない状態です。
石川早生や、土垂、蓮葉芋、えぐ芋がこの種類になります。
よくスーパーで見かける里芋は、石川早生や土垂が多いですよ!
②親芋だけを食べる種類
親芋だけを食べる種類の場合は、子芋が少ないうえに大きくならず、その分大きくなった親芋を食べます。すごく大きいですよ。
京芋や、たけのこ芋、台湾芋がこの種類になります。
③芋・子芋両方を食べる種類
親芋も子芋もそれなりに大きいです。
ただ、子芋の数はすくないですね。
八つ頭、セレベスがこの種類になります。
里芋の芽が出たものは食べられない?
ジャガイモに芽が出たら、毒性があるので芽を取って食べなければなりませんが、里芋の芽はどうなのでしょうか?
実は、里芋の芽は毒性がないので食べても全く問題がありません。
里芋自体、地下の茎が膨らんだ“塊茎”という部分を指しますので、芽が出たと思われる場所は、実は芽ではないんです。
茎から出ている“葉柄”となるため、問題ないんですよ!
実家の母は、いつも里芋の芽が出たら、芽だけを取って調理していたので、私自身芽を食べる習慣はありません。
里芋の芽は食べられるとは言っても、エグミの素となるアクがあります。
里芋の種類にもよりますが、赤い芽は水にしばらくつけて、あく抜きをすると食べられるようです。
ただ、緑の芽はアクが強いので取った方がおいしく里芋を食べられるみたいですよ!
気になる方は試してみてくださいね。
里芋は皮ごと食べてもいいの?
里芋の皮って食べられるわけがないと思っている方も多いかと思いますが、実は里芋の皮って食べられるんです。
野菜の皮にこそ栄養がたくさん詰まっていると言われますが、実は里芋も食物繊維やマンナン・ガラクタンといった成分がたっぷりで、食べないともったいない部分なんですよ!
ただ、すべての里芋料理に皮つきがいいというわけではありません。
里芋の皮つき料理でおすすめなのが、里芋の素揚げやローストです。
いったんふかしてから、揚げたりローストすると、里芋の皮がパリパリのチップス状態になって中はホクホクして食べやすいんですよ!。
煮物だとどうしても味が浸みこみにくくなってしまいますし、皮が口に残る感じがちょっと不快に感じてしまうかもしれないので、おすすめではありません。
皮ごと里芋を調理する場合は、下処理を丁寧にしましょう。
まず泥付きの里芋は、たわしを使って綺麗に洗うといいですよ。農薬が付いていることもありますし、泥が残っていると泥臭さが気になります。
だから、しっかり泥は落としましょうね。
里芋は茎も食べられる?!
里芋の親芋から出て伸びているズイキと呼ばれる茎部分は、6月~9月が旬でとっても美味しいです。
全ての里芋の茎が食べられるというわけではなく、八ツ頭・セレベス・えび芋など、赤い茎の品種の里芋のズイキが、アクを抜いて美味しく食べることができますよ。
芋を収穫する前後に、ズイキと呼ばれる茎部分をカットして皮をむいたら、湯がいて水につけてアクをぬきます。
あとは食べやすい大きさに切って、胡麻和えにしたり酢の物、煮物などに使っても美味しいですよ。
良かったら試してみてくださいね!