空心菜ってどんな味?香りはあるの?
空心菜を食べてみたいけれど、味も香りも想像もつかないので、ちょっと手が出しづらいなと感じている方は多いのではないでしょうか。
確かに、空心菜という名前を聞いたことがあっても、馴染みのない野菜なのでちょっとチャレンジしにくいですよね。
この記事では、空心菜ってどんな味で、香りがあるのかどうか、また美味しい食べ方についてお話します。
空心菜にチャレンジしたいなと思っておられる方は、ぜひ参考にしてみてくだいね!
目次
どんな味?
空心菜の味は、癖やえぐみのほとんどない、“ほうれん草”をイメージしてみるといいのではないでしょうか。
実際に空心菜にはほうれん草と同じアクの元となる“シュウ酸”が含まれていますが、ほとんど気になりません。
しかも、「空心菜はこの調理でなければ合わない」という、癖の強さも全くないので、とても扱いやすい葉物野菜といえます。
香りはあるの?
空心菜にも香りはあります。
どんな香りと言われると難しいですが、同じ葉物野菜であるほうれん草や小松菜、チンゲン菜もほんのりと葉物野菜の青臭さというかそれぞれ香りがありますよね?
同じようにほんのりと空心菜にも葉物野菜独特の香りと言うのはあります。
ただ、それに癖があるというわけではないので、調理の時に邪魔になったりはしません。
シンプルに炒めたり茹でたりすると、ほんのり空心菜の葉の香りがしてくる程度です。だから、そこまで調理の際に気にする必要はありません。
生でも食べられるの?
空心菜はアクが少ないので、そのままサラダとして生で食べることもできちゃいます。
ただ、やっぱり少なからずほうれん草と同じアクの元である“シュウ酸”が含まれているので、ちょっとエグミや苦みが気になるなという方は、茹でてあく抜きをして食べることをお勧めします。
生で食べる場合は、細く柔らかい茎や葉の部分を食べてみてください。
美味しく生で食べられる場合が多いですよ!
私も胡麻ドレッシングをかけて、ムシャムシャ食べちゃいますが、アクはほとんど気になりません。
癖がない分、色んなドレッシングと相性がいいので試してみてくださいね。
おいしい調理法は?
①炒め物
空心菜の魅力は何と言っても、その食感です。
シャキシャキした空心菜はとっても美味しいですし、その食感を味わいたくて空心菜を求める人もとっても多いんですよ!
空心菜の特徴ともいえる、茎の中が空洞になっていることが、空心菜のシャキシャキポイントです。
この空洞があるから空心菜はシャキシャキになるのですが、サッと油で炒めることでその食感を最大限に生かすことが出来ます。
原産の東南アジアでも、炒め物にして食べるのが主流のようですね。
ゴマ油とニンニク・鷹の爪と一緒にシンプルに炒めてもいいですし、ちょっと本格的な東南アジア料理で頂きたい時は、ナンプラーで味をつけると一気に異国情緒漂う味になります。
我が家はシンプルに塩コショウとお醤油、ニンニクとごま油ですが、すごく美味しいです。
空心菜は油との相性がいいように感じますね。ちなみに、空心菜は油で炒めることによって、ビタミンA(カロテン)が増えます。
②お浸し
私がすごく気に入っている空心菜の食べ方は、シンプルなお浸しです。
ほうれん草と同じく茹でて、カットしてしっかり絞ったら、器に乗せて上からめんつゆと鰹節を乗せるだけなのですが、すごく簡単ですが、美味しいですよ。
もちろん、すりごまと砂糖・醤油で胡麻和えにしても、とっても相性がいいので、よかったらお試しください。
私は、空心菜を茹でることで、葉っぱに少し空心菜特有のぬめりが出て、そこが好きです。
③ソテー
我が家の主人が気に入っているのが、サッと茹でた空心菜をカットして、バターでソテーしたものです。
主人の場合はバターやオリーブオイルが好きなだけかもしれませんが、それでも空心菜はバターやオリーブオイルともすごく相性はいいですよ。
④汁物
空心菜はお汁の具としても大活躍です。
癖がないため、味噌汁に入れても美味しいですし、ラーメンのトッピングとして空心菜を乗せて食べるという人も多いですよ。
栄養がいっぱい!
空心菜には栄養がたっぷり含まれています。
もともと空心菜はヒルガオ科サツマイモ属の植物です。
だから、サツマイモのようにビタミンA(βカロテン)や、カリウムが豊富に含まれています。
また、空心菜は鉄分に加えて葉酸がとっても豊富です。葉酸と言えば妊婦さんにとってはお腹の赤ちゃんの成長に欠かすことができない超重要栄養素であると同時に、赤血球をつくるもととなる成分でもあります。
よって、女性にとって大敵である貧血予防にぴったりの食材と言えるんですよ!
そして空心菜にはビタミンEや食物繊維も豊富に含まれているので、アンチエイジング効果が期待できますし、便秘解消で身体の調子が良くなります。
ぜひ、家族の健康のためにも積極的に取り入れてみてくださいね!