干し芋って日持ちするの?保存期間や賞味期限を教えて!
干し芋が手に入ったけれど、これってどれくらい日持ちするのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
特に市販の干し芋は賞味期限が書かれていますが、手作りの干し芋は、どれくらい日持ちするのか分かりにくいので困ってしまいますよね。
この記事では干し芋がどのくらい日持ちするのか、保存期間や賞味期限についてお話します。
気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
常温だとどれくらい日持ちするの?
干し芋は乾燥させた保存食ではありますが、サツマイモの水分を完全に抜いてしまうわけではありません。
最近ではソフトタイプの干し芋が人気です。
だから水分が残っているため、常温に置いてくと傷んでしまいます。
(1)どれくらい日持ちするの?
①市販の干し芋
市販の干し芋の場合は、パッケージの裏側を見て賞味期限を確認しましょう。
未開封の場合だと、2ヶ月くらい日持ちするものも多いです。
一度開封してしまったものは、出来るだけ早く食べきるか、食べきれなかったものは、冬場以外は冷蔵庫や冷凍庫にしまいましょうね。
②手作りの干し芋
手作りの干し芋の場合は、市販の干し芋よりも水分が多く残っていたりするだけでなく、密閉されていなかったりするので、日持ちはそんなにしません。
季節や硬さにもよりますが、ソフトタイプの干し芋の場合は3日、寒い時期の場合でも1週間以内には食べきってしまう方が良いですよ。
ハードタイプの干し芋であれば、水分が少なめなので常温で1週間ほどで食べきりましょう。寒い時期であれば2週間くらい置いておくことも可能かと思いますが、その場合は出来るだけ寒い場所に保管するようにしましょうね。
干し芋は作る段階で、1cmくらいの薄さにする他、更に棒状にカットしたり、角切りにしたり、小さめのサツマイモはそのままの形で蒸して干します。
干し芋の成形をする際、成形が大きければ大きいほど水分が残りやすいので、傷みやすくなるというわけです。
またしっとりした干し芋の方が好きだという場合には、干す日数は少なめにするため水分が残りますし、傷みやすいですね。
だから手作りなら尚更、日持ち期間には注意したいところです。
常温で食べる際には、3日くらいで食べきれる量だけを出しておき、あとは冷蔵か冷凍で保存をするのがおすすめです。
特に夏場や温かい時期は、始めから常温保存は考えず、冷蔵や冷凍で保存するほうが安心ですよ。
(2)保存方法
干し芋を常温で保存する場合、直射日光を避けて涼しい場所に保管をしましょう。
常温と聞くと、20度前後を想像される方が多いかと思いますが、干し芋を保存するのに20度前後は温度が高すぎて腐りやすくなってしまいます。
市販の干し芋なら、未開封の場合は、高温になり過ぎない涼しい場所へおいておけばいいですが、手作りの干し芋はちょっと勝手が違います。
手作りの干し芋の場合、常温での保存は出来れば10度以下が望ましいですよ!
そうなってくると、冬場の暖房の効いていない部屋の常温が、干し芋の保存に適していると言えます。
ジップ袋に干し芋を入れたら、しっかり空気を抜いて、冬なら暖房の効いていない寒い場所に置いておくと常温でも保存しやすいですね。
冬場以外は部屋の温度が上がりやすく、干し芋にカビが発生しやすいので、冷蔵庫か冷凍庫に始めから入れてしまいましょう。
冷蔵庫での保存期間は?
冷蔵庫での保存期間は、市販の干し芋だとしっかり密閉をしていれば、2ヶ月~3ヶ月くらい保存出来る場合があります。
基本的にはパッケージの裏側の保存期間を参考にしましょう。
一度開封した干し芋や、手作りの干し芋の場合は、出来るだけ常温に置かずに1枚ずつラップに包み、ジップ袋に入れて冷蔵庫に入れてしまいましょうね。
その場合、市販の干し芋であれば保存期間内に食べきればいいですし、手作りの干し芋でも水分の少ないハードタイプであれば2週間~1ヶ月は保存をすることが出来ますよ!
ただ注意したいのが、水分の多い干し芋の場合は、冷蔵庫の中でも腐りやすいので、1週間以内に食べきった方が良いのではないでしょうか。
よくネットの記事で、手作りの干し芋でも「冷蔵保存で2ヶ月~3ヶ月は保存出来る」というのを見かけるのですが、私は冷蔵保存でそんなにおいたものは正直食べる気にならないです。
2週間で食べきれないのであれば、冷凍庫に入れちゃった方が安心なんじゃないかな、と個人的には思っています。
冷凍保存できるの?解凍方法は?
干し芋は冷凍保存することができます。
長期保存をしたい場合は、冷凍の方がおすすめですよ。
干し芋を1つずつアルミホイルに包んで、ジップ袋に入れたらしっかり空気を抜きましょう。
あとは冷凍庫に入れて保存するだけです。
出来るだけ早く冷凍庫で凍らせることで、美味しさをより保つことが出来ます。
アルミトレイなど熱伝導の良い容器の上に置いておくと、急速冷凍出来るのでおすすめですよ!
干し芋自体、冷蔵庫でも手作りの干し芋は乾燥具合のしっかりしているものであれば2週間~1ヶ月、市販の干し芋であれば2ヶ月~3ヶ月は保存が出来るものもあります。
でも冷凍保存の場合はアルミホイルを巻いて冷凍することで、半年近く冷凍することが出来るんです。
というのも、私も以前冷凍庫に入れっぱなしにしていた5ヶ月前の干し芋を、偶然見つけました。
捨てるつもりだったのですが、いざアルミホイルをあけてみると、冷凍臭くなかったことに加えて霜が降りてなかったのでトースターで焼いてみたんです。
すると、美味しく食べられたので、こんなに冷凍庫で保存出来るんだなとびっくりしました。
ネットでも冷凍保存で半年前後保存出来るという情報があったので、保存方法を工夫すれば冷凍庫で長く保存出来るんだなと感じましたよ。
もちろん、早めに食べきった方が美味しく食べられるので、冷凍だからと安心せず、1ヶ月~3ヶ月以内に食べた方が美味しいのではないでしょうか。
少しでも長く日持ちさせるには?
少しでも干し芋を長持ちさせたいのであれば、冷凍保存が一番長く保存をすることが出来ます。
冷凍庫に入れることが出来ないのであれば、干し芋をラップに包んでジップ袋に入れ、しっかり空気を抜いてから、冷蔵庫や常温で保存をしましょう。
常温の場合は出来るだけ涼しい場所に置くのがポイントになりますよ。
特に冷凍保存の場合は、干し芋をジップ袋に入れる際、アルミホイルに巻くことがポイントになります。
家庭用の冷凍庫でも安定した冷凍温度を保つことが出来るため、半年近く干し芋を保存することが出来るんです。
少しでも長く日持ちさせたい場合には、干し芋が手に入ったらすぐにアルミホイルに包んでジップ袋に入れて冷凍をしてみてくださいね!
こうなったら食べないほうが良い!
干し芋は白い粉のようなものが付くことがあります。
それを見て、「カビが生えたのかな?!」とドキッとする方は多いのではないでしょうか。
干し芋に付いた粉のようなものは、カビではなく澱粉が糖化したものなので、食べられます。干し芋の甘い旨み成分といったところです。
一方で、旨み成分の白い粉と見分けがつきにくいのが、白カビです。
白いカビの場合は、ちょっとモコっとしていて塊になっています。
カビが生えてしまった干し芋は、一見表面だけだから、カビの生えている場所だけ取り除けば大丈夫と思われがちですが、カビは内部まで浸透しています。
だから、カビてしまった干し芋は食べずに処分してくださいね!
昔の保存食としての干し芋は、乾燥をしっかりしていたため硬いものが主流でしたが、最近はソフトタイプのものが多く水分が多いので腐りやすいです。カビも生えやすいので気を付けて下さいね!
自宅で簡単に干し芋づくり
干し芋は簡単に自宅で作ることが出来ちゃいます。
- サツマイモを洗って蒸す
サツマイモをよく洗ったら、蒸し器に入れてじっくり40分~50分ほどかけて蒸します。時時間をかけて蒸すと、その分甘さが増しますよ!
我が家は蒸し器がないので、圧力鍋で蒸すことが多いです。 - 皮を剥いてカット
サツマイモが蒸せたら、熱いうちにサツマイモの皮を剥いて、冷まします。
サツマイモが冷めたら、好みの大きさにカットしましょう。厚さ1cmくらいにするのがおすすめです。 - 干す
カットしたサツマイモを、ザルや干物ネットの上に並べて干します。
夜は室内に取り込みながら、2日~1週間ほどかけて、好みの硬さになるまで裏返しながら干してみてください。
2日・3日ほど干すとソフトタイプの干し芋が出来ますし、5日~1週間かけるとハードタイプの干し芋が出来ますよ。
食べる時に軽くトースターであぶって食べると、香ばしいです。