スマートパークの清算忘れはどうなるの?不正出庫はばれちゃうの?
通常、ショッピングセンターなどの有料駐車場では、出入り口にゲートがあって、駐車券が発行される、というのが一般的ですよね。
ところが、最近「スマートパーク」という、出入り口のゲートも駐車券も無い、新しい方式の有料駐車場が登場したのをご存知でしょうか?
現在、イオンやヤマダ電機の一部店舗で採用され始めたばかりなので、あまりお目にかかったことも無い、という方も多いかもしれませんね。
さて、この「スマートパーク」、出入り口のゲートも駐車券も無くて、どうやって集金の管理をするんでしょうか?
清算忘れや、不正出庫はどうなるの?
と気になりますよね!
そんな疑問にズバッと回答いたします!
目次
「スマートパーク」ってどんな仕組みなの?
さて、この「スマートパーク」、出入り口のゲートも駐車券の発行もなしで、どうやって駐車料金徴収の管理をするのでしょうか?
その方法とは、個々の車両のナンバープレートを駐車場内に設置したカメラで撮影し、そのデータをもとに、利用状況の管理をする方式なのです。
駐車料金の精算はどうするの?
駐車料金の精算はどうするのか?ですが、これは駐車場から店舗の中に入る出入り口に設置された精算機で行うことになります。
この精算機に、自分の車のナンバープレートの4桁の数字を入力して、料金を支払ったのち、出庫する方式なのです。
清算を忘れたらどうなるの
この「スマートパーク」方式、出入り口のゲートがないわけですから、料金支払いは、基本的に自己申告となります。
「えっ!だとしたら清算を忘れて出庫できちゃうんじゃないの?」って思いますよね?
実際、清算せずに出庫は可能です。
しかし、「カメラで撮影されている」ということが心理的抑制になって、未精算車両の割合は、ゲート方式より、むしろ低下しているそうです。
(スマートパークシステムの開発・管理をするピットデザイン社の営業担当談)
万一、悪気無く清算を忘れてしまった場合、次回利用時に、前回の未払い分を支払えるようにシステムが設計されているとのことです。
まじめな利用者にとっては、罪悪感をずっと抱えたままで利用し続けなくてもいいので、ありがたい仕組みですね。
不正出庫はばれちゃうの?
一方、悪意を持って不正出庫した場合はどうでしょう?
そのような悪質な利用者の場合、その車両ナンバーを登録し、次回利用時に店舗側にメールで通知する仕組みになっています。
また、万引きなどの「要注意人物」とされている人物の車両は、こちらも同様に店舗側関係者にメールで通知が行くのだそうです。
実際、この方式を採用した店舗では、万引き点数が22.8%も減少した実績があるとのこと。
スマートパーク導入店舗はどこ?
このスマートパーク、導入されている店舗はどこでしょうか?
「ビットデザイン株式会社」のサイトに、導入事例として以下の店舗が記載されていました。
お近くのかたは、ぜひ一度体験してみられてはいかがでしょうか?
- ヤマダ電機LABI LIFE SELECT 千里店
- ツルハドラッグ 町田忠生店
- ヤマダ電機LABI1 なんば店
- ヤマダ電機テックランド 神戸和田岬店
- スギ薬局 南千里駅前店
- イオンスタイル 仙台卸町
- ナショナル 麻布
- マックスバリュ 北1条東店
ゲートも駐車券もおさらば!で快適に買い物を!
駐車場のゲートと駐車券って煩わしいし、そこで渋滞が発生するストレスの原因にもなっていましたが、この方式が普及すれば、
スムーズに来店・退場ができるので、良いことづくめではないでしょうか?