ビーツってどんな味?どんな食感?生で食べられる?
ビーツって馴染みがないけれど、聞いたことはあるという方、結構多いのではないでしょうか。
日本においてビーツと言えば、ロシアやウクライナの家庭料理である「ボルシチ」でおなじみの野菜です。
ビーツは調理すると真っ赤になりますし、その栄養価の高さから「飲む輸血」と言われているくらいスーパーフードでもあるんです。
最近では日本でもビーツを栽培している地域や販売しているスーパーもありますし、缶詰で売られていたりもするので、目にしたら購入してみてくださいね!
それでは、ビーツがどんな味・食感なのかぜひ参考にしてみてください。
目次
どんな味?何に似てる?
ビーツを見て味を想像したら、カブや大根のような味を想像してしまいますよね。
確かに間違ってはいません。
とっても甘いカブとじゃがいもが混ざったような味がします。
ビーツはまず土臭さが特徴です。
人によってはそれが臭すぎるとか、かび臭いといった人もいるようです。
でもビーツを加熱することで、いっぺんに甘味が強くなりますよ。
私が初めてビーツを口にした時はボルシチの中に入っていましたが、カブを想像して食べたところ、カブよりもずっと甘くてびっくりしました。
お店の人に「ビーツって甘いんですね」と言ったら、砂糖の原料となる「てんさい」の仲間なので甘いという話を聞き驚きましたね。
見た目と同じ感覚で味を想像していると、そのギャップにちょっとびっくりの野菜です。
食感はどんな感じ?
ビーツは生で食べることも出来ますが、加熱した方が柔らかく甘みも増すので美味しく食べられます。
生の場合はザクザクした食感です。
生のビーツは一度しか食べたことがないですが、ジャガイモを生で食べたらこんな感じかなという食感でした。
そしてビーツの見た目からして、ビーツを茹でたら大根やカブのようなみずみずしい食感を想像される方も多いかもしれません。
でも実際は、大根とジャガイモの中間みたいな感じです。
ちょっとホクホクした食感になるので面白いですよ。
赤カブやラディッシュとは違うの?
ビーツは見た目的には、赤カブ・ラディッシュにそっくりです。
だから、ビーツのことを赤カブと呼ぶ人もいるくらいなんですよ。
でも実はビーツって、赤カブやラディッシュとは違います。
そもそも赤カブやラディッシュはアブラナ科の植物ですが、ビーツはほうれん草やフダンソウの仲間である「ヒユ科」の植物です。
だから見た目は赤カブやラディッシュに似ていても違うんです。赤カブやラディッシュと同じかなと思っていると、味はカブに近いものの、いざ食べた時の食感にびっくりしてしまいますよ。
生のまま食べられるの?
ビーツは生でも食べることが出来ます。
ただ、臭いが結構土臭いので苦手という人も多いのではないでしょうか。
私もビーツはサラダよりも、ボルシチのようなスープにしていただく方が食べやすいし美味しく感じます。
ビーツを生のまま食べる場合、サラダにするという方がとても多いです。
生で食べる時には薄くスライスしたり、千切りにするなどしなければ、土臭さの方が勝って食べられないということになってしまうので注意しましょうね。
おいしい調理法は?
①スープ
ビーツを小さくサイコロ状にカットして、他の野菜と一緒に煮込むことで、甘さきわだつスープを作ることが出来ます。
ビーツをカットしてスープにすると、水にビーツの栄養素が溶けでてしまいますが、スープを飲み干すことによってビーツの栄養素を摂取することが出来ますよ。
加熱することで甘味もアップするので、スープに溶けでた甘さがよりスープに旨みをプラスしてくれます。
②ホイル焼き
ビーツを綺麗に洗ったら、まるごとホイルに包んでオーブンで焼きます。
ビーツを加熱すると甘くなるという性質にぴったりの調理法ですし、切って調理をする以外に栄養素が溶けでるというデメリットを補うことが出来るので、あますところなくビーツの栄養を体内に取り込むことが出来ますよ。
③ポタージュ
ビーツを茹でて柔らかくしたら、それをミキサーにかけます。
ドロドロのペースト状になったら、お塩で味を整えて生クリームを垂らしましょう。赤いポタージュの出来上がりです。茹でているので、甘くて美味しいですし、乳製品と相性がいいので生クリームを垂らすことでまろやかで更に美味しくなりますよ。
④酢漬け
ビーツを硬めに茹でて、スライスしたりお好みの大きさにカットします。
あとはお酢に漬けましょう。ワインビネガーに漬けても美味しく食べられますし、酢に漬けると鮮やかな赤をキープ出来ますよ。
⑤サラダ
ビーツが生の場合は、刻んだり薄くスライスして、トマトやチーズと一緒にドレッシングで和えると美味しく食べられます。
また茹でたジャガイモとビーツを混ぜてマヨネーズ・塩コショウで和えて、ビーツ入りのポテトサラダも美味しいですよ。
ビーツの葉っぱは癖がない
ビーツは葉っぱも美味しく食べられます。
ほうれん草と同じ種類の野菜なので、ほうれん草と同じ感覚で葉を調理することができます。
茹でてお浸しにしても美味しいですし、パスタと一緒に合えても相性がいいですよ。
ビーツの葉も根も、美味しく食べてみてくださいね!