兄弟げんかのストレスでイライラ!止め方を教えて!
子どもの兄弟げんかに悩まされているお家は、とても多いのではないでしょうか。
兄弟げんかが一度始まると、どうにかやめさせなければという気持ちになりますし、泣き声や怒鳴り声がするとイライラしてしまいますよね。
我が家も同じ状況なので、そのお気持ちはよく分かります。
この記事では、どうやってこのイライラを解決したらいいのか、また止め方はどうするのがいいのかについてお話します。
兄弟げんかとどう向き合えばイライラしないのか、一緒に解決していきましょう!
目次
ケンカの原因は何?
兄弟げんかの原因は、大人にとってはどうでもいい小さいことだったりするんですよね。
(1)ものの取り合い
子どもが小さいうちは、他の兄弟が持っているものをうらやましくなり、自分も欲しいという気持ちになりやすいです。
我が家も同じものを3つ揃えないと、「私もそれがいい」となってけんかになります。
(2)勝手に使った
自分の物を勝手に使われたらものすごく怒ります。縄張り意識が高い感じですね。
だから私も子どもたちの物を借りる時には「ちょっと貸してねー」と言うようにしていますし、他の姉妹のものを勝手に手にしようとしている時には、「一言言っとかないとけんかになえるよ」と伝えるようにしています。
それでも貸してくれないと結局喧嘩になるんですけどね。
(3)仲間に入れてくれない
子どもたちはお互い兄弟でもあり、遊び相手でもあります。仲間に入れてもらえないと遊んでもらえないことがよくあります。
幼稚園や保育園などに行きだしたら、「仲間に入れてって言わないと仲間に入れてあげない」といったルールが自然にできていきます。
機嫌が良かったら「いーいーよ」と言ってもらえるのですが、機嫌が悪かったり自分のお友達と遊んでいる時には「ダメ―」と言って、入れてもらえなかったりします。
(4)壊されたり破かれた
我が家の三女は“破壊神”と呼ばれるくらい、なんでもかんでも壊したり破いたりしてしまいます。
お正月にみんなでお年玉を出し合って購入したタブレットも、三女が踏みつけて割ってしまったのですが、その時には大げんかになりました。
自分の大事にしているものや、点数の良かったテスト・頑張って描いた絵などを壊されたり破かれたりすると、腹を立てるのは当たり前ですし喧嘩の原因になります。
(5)嫌がることをされた
大人も自分の嫌がることをされたら腹が立ちますよね。
ちょっとちょっかいを出したつもりでも、それが気に障ったということもありますし、調子に乗ってじゃれていたけれど、それがうっとうしくなり、けんかにつながることがあります。
イライラを抑える方法ってある?
(1)距離を取る
我が家は些細なことですぐに姉妹の中の誰かと誰かが喧嘩するので、いつも私もイライラしますし、「また始まったー」と言ってしまいます。
泣き声や怒鳴り声、大きな音がしたり、「ママ―」とすぐに泣きつかれたりするのは本当にしんどいです。イライラもすぐにマックスになってしまいます。
イライラを抑える方法として、私は兄弟げんかが始まったら距離を取って別の部屋にいったり、出来るだけ見ないようにしていますよ。
なかなかイライラを解消するのは難しいですが、距離をおくことで怒りの沸点に達するのは防ぐことが出来ます。
(2)別のことでストレス発散
兄弟げんかは頻繁に起こりますし、知らない間にどんどんストレスが溜まってしまうということも十分考えられます。
だからこまめに自分の時間を作ってストレスを発散させるようにしましょうね。
(3)発想の転換
兄弟げんかは聞いているとうんざりしますし、「頼むから静かにしてほしい」と思いますが、社会性を身につける場になります。
止めなければという発想は一旦捨てましょう。
けんかが出来る環境は貴重だという発想の転換で、イライラする気持ちを和らげてみてはいかがでしょうか。
ケンカは放っておくべき?
我が家では、基本的に兄弟げんかは放っておきます。
(1)自分たちで解決させる場になる
私が三人目を漠然と欲しいなと思っていた時期に、周りの先輩ママから言われてすごく印象的だったのが、「兄弟が3人になると小さな社会が出来る」という言葉です。
実際、三姉妹になりましたが、その言葉を思い出して三人で解決させます。
もちろんうまくいくことばかりではないですが、けんかに対して誰かが仲裁に入ったり加担したり、色んな人間模様になります。彼女らなりにどうにかしようとはしている気がします。
三人以上の兄弟に限ったことではありません。
二人しかいない状況でけんかしている時には、親がちょっとお互いの気持ちを伝えてあげたりすると、気持ちが和らいだりしますよ。
(2)下手に介入するとえこひいきと捉えられ、関係が悪化
親が仲介に入ってしまうと、かなりの頻度でどちらかは「ママは私のことばかり怒る」となります。
特に我が家の場合は、次女がすぐにそういったひねくれ感を出してきます。
上の子どもは怒られることによって反発心も大きくなっていきますし、下の子は親に言えば何とかしてもらえるという学習をしてしまうので、兄弟間のひがみも増長してしまいますよ。
だから我が家はほぼノータッチで、怒る時には下の子も全力で怒ります。
(3)兄妹げんかは自己主張の場
兄弟げんかは、自分の意見を主張する場です。
内容は何にしても、自分の思っていることを言うことで自分の意見をしっかり相手に伝える貴重な経験の場となると考えましょう。
(4)どうすれば相手と関係を良好にできるか学ぶ場
けんかをすると私のため息が増えることに対して神経質になっているのかもしれませんが、けんかになりかけると「じゃあ、こうしようか」といった譲歩の姿勢を見せることが良くあります。
もちろん始めの頃はそんな余裕はなく、一度けんかをしたら全く譲らず同じようなことで毎日毎日けんかをしていました。
譲歩する姿勢なんて欠片も見られませんでしたね。
でも成長と共に少しずつ譲歩するようになってきたんです。
下の子もそれを学び、わがままばかり言わず「こうしない?」と言った提案を自らするようになりました。
喧嘩はそれだけ人間関係を築く際の学びの場となるので、簡単に親が介入するのはもったいないですね。
止め方ってある?
(1)手を出した時点で止める
言い合いをしている時点では、ほぼ私は口を出しませんし聞こえないふりをしています。
でもそこから叩いたり髪をひっぱったり蹴ったりといった行為がみられたら、「手は出すな」と言って止めます。どんな怪我につながるかわかりません。
主人は小さい頃に、3つ下の弟と喧嘩になって骨折をさせてしまったそうです。
そのことを今も悔やんでいて、兄弟げんかはいくらでもしたらいいけれど、手を出したら止めて欲しいと言われています。
家庭によってはとことんやり合えという考えのところもあるかもしれませんが、両親でけんかに対してどう向き合うか考えてみてはいかがでしょうか。
(2)2対1になったら止める
いつだったか、テレビで「1対1は喧嘩で2対1はいじめ」というのを、元プロレスラーのタレントさんが言っていました。
私の中ですごくストンと心に落ちた言葉でしたね。
我が家は三姉妹なので、2対1になって一人の方が全く言い返したりできない状況だと、止めに入ります。
「けんかするなら1対1でしなさい。」と言って、止めに入っていますよ。
(3)両方の気持ちを代弁する
親が見ていて状況を分かっているのであっても、子ども一人一人から話を聞くことで、子どもも自分の話を聞いてもらえたと感じます。
あとはどちらかが悪いと叱るのでなく、両方の気持ちを代弁してあげてみてはいかがでしょうか。
我が家も「これをとられたくなかったんだね」とか「遊んでほしかったんだね」といった言動の代弁するにとどめています。
親が頭ごなしに「あなたが悪い」では、子どもは反発しますし、自分の言うことは聞き入れてもらえないというあきらめの気持ちになってしまうので、おすすめではありません。
小さい頃はけんかして当たり前
我が家の子どもたちは三姉妹ですが、最近次女と三女のけんかが目立ちだしたなと感じています。
これまでは上から抑えられてきた三女は、次第に二人の姉に反発するようになってきました。
また普段長女から抑えられ思うようにならないので、三女をコントロールしてうまいことやってきた次女は、三女の反発した態度に腹をたて何とか年上としてのプライドも保とうとしているように見えます。
私自身が男兄弟に挟まれているので、姉妹の女子特有のネチネチしたけんかに戸惑ってしまうのですが、周りの姉妹がいる友人に聞くと、姉妹仲良くなったのは大人になってからというのをよく耳にするんです。
それくらい、小さい頃は反発し合ってライバル意識を持ち合って成長するものなんだなと、よく分かりました。
私も小さい頃、3つ上の兄とはほとんどけんかをしなかったのですが、2つ下の弟とは毎日けんかをしていました。
でも今はシャイでクールな弟なので、大人になってからはけんかをしませんが、姉妹のような仲の良さでもありません。
小さい頃は自分を出してめいっぱいけんかする相手はどうしても兄弟になりますが、自分を出してけんかする相手がいるということは貴重なことです。
それを心に留めて、母もため息をつきながら、気長に見守っていきたいと思います。お互い、頑張って乗り切りましょうね!