へその緒を切るときって痛みはあるの?いつ、どうやって切るの?
出産前に気になることの一つとして、“へその緒って切る時に痛みはあるのかな?”という疑問を持たれる方は、結構多いのではないでしょうか。
確かに、へその緒を切るってかなり痛そうなイメージですよね。
そんな不安は、事前にへその緒をカットするのはどんな感じなのか正しくイメージすることで、安心に変えることが出来ますよ!
少しでも出産までに不安や心配を取り除くことが出来ると、安心して出産に臨むことが出来るので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
痛みはあるの?
へその緒を切る時、全く痛みは感じませんでした。
と言うのも、へその緒には神経が通っていないためです。
そもそも私はいつへその緒を切られたのかも分からなかったですね。
産むときの痛みと産み切った感の中で、いつの間にかへその緒を切られてしまっていた感じだったので、へその緒を切る痛みなんて気にもなりませんでしたよ。
切るのはいつのタイミング?
出産で赤ちゃんが出た後、ジョキッとハサミでへその緒をカットします。
私の出産した病院では、出産後はすぐにへその緒を切らなければ赤ちゃんに血液が行き過ぎて黄疸になりやすくなるという話を聞きました。
だから母体から赤ちゃんが出たらすぐにへその緒をカットましたよ。
ただ、産院によっては赤ちゃんのへその緒の拍動が自然に止まるのを待ってから、へその緒を切るというところも多くあります。
この場合は、自然にへその緒を通じて血液がお母さんから赤ちゃんに送られるのを終えるタイミングを待つため、赤ちゃんによってへその緒を切るまでの時間は異なります。
産後すぐにへその緒の拍動が止まりカットをするという場合もありますし、産後数時間して拍動が止まりカットする場合もあったりするんです。
産院によってへその緒を切るタイミングについては、方針に違いがあるようですね。
誰が切るの?
へその緒は基本的には赤ちゃんを取り上げた医師や助産師が切ります。
でも、あらかじめ伝えておけば、両親が切らせてもらえる場合もあります。
主人は全くそういった希望を言わなかったので、我が家はバースプランに“夫にへその緒を切ってもらいたい”という記入はしませんでしたが、私が産んだ産院でも希望すればへその緒を両親が切らせてもらえるというサービスはありましたよ。
素人がそんなことをしても大丈夫かなと心配になるかもしれませんが、ちゃんと傍で助産師さんや医師より指示があり、それに従ってカットするので安心してくださいね!
へその緒は、赤ちゃんが10ヶ月間にわたってお腹の中で生きるために、お母さんと赤ちゃんを繋いでいたとても神聖なものとして捉える人も多いです。
赤ちゃんの命を育ててくれてありがとうという意味を込めて、両親がへその緒を切るという場合が多いようですよ。
もちろん病院の方針によっては、へその緒を切る行為は“医療行為”として、そういったサービスは行っていない場合もありますが、興味のある方は事前に病院へ問い合わせてみてくださいね!
どうやって切るの?
へその緒は医療用のハサミを使って切ります。
この時へその緒をそのまま切ろうとすると、へその緒自体が酸素や栄養を送る血管から出来ているため、血管中の血液が飛び散ってしまいます。
だから専用のへその緒を留めるクリップを使って血流をストップさせます。
その上で、へその緒を切る専用の“臍帯剪刀”と呼ばれるハサミを使ってへその緒をカットするというわけです。
へその緒は簡単に切れそうなイメージですが、医師に聞いたところ、「自分は慣れたけれど、結構な弾力があり活きの良いイカを切る感じかなー」と笑って教えてくれましたよ。
赤ちゃんとお母さんを繋いでいる命綱ですし、簡単に切れたり破れたりするような造りではないということが伺えますね。
切ったへその緒は母体に残るの?
へその緒を切ったら、母体のへその緒は身体に残ってしまうのかなと心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、へその緒は胎盤とくっついています。
この胎盤は、出産後に役目を終えると自然に剥がれ落ちて体外に排出されるんです。
この時軽い陣痛のような痛みが起こりますよ。
その際に、へその緒を引っ張りながら胎盤を出す処置が取られます。
だから、へその緒は母体には残らないということになるんです。
身体に残るのではないかと心配する必要は全くないので、ご安心くださいね