玉ねぎの芽って毒があるの?食べない方が良い?

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玉ねぎの芽って毒があるの?食べない方が良い?

玉ねぎに芽が生えてくると、毒があるんじゃないかと怖くて捨ててしまうという方、いらっしゃいませんか?
確かにじゃがいもの芽は毒なので食べないようにと言われていますし、玉ねぎの芽も毒があるのかなと思ってしまうのは仕方のないことです。

でも実は玉ねぎに毒が無くて食べられるというのであれば、これまで通り捨ててしまうのではもったいないですよね。
玉ねぎの芽まで食べられるというのであれば、食べられないと思っていた部分まで食べられるわけですから節約にもつながりますよ。
この記事では玉ねぎの芽に毒があるのか、食べない方が良いのかということについてお話します。

目次

芽には毒があるの?

>玉ねぎの芽には、毒はありません。

玉ねぎを購入したり収穫して乾燥させた後時間が経つと、玉ねぎの頭からニョキっと緑の芽が出てきますよね。
これは玉ねぎが収穫された後も呼吸して生きているためです。
放っておくとどんどん緑の芽は伸びていき、玉ねぎの実はしぼんだり柔らかくなってしまいます。

実家では玉ねぎを沢山作って干しておくのですが、春に収穫した玉ねぎも秋から冬になるとすっかり芽が出て実がシワシワにしぼんできているのをよく目にしました。

この玉ねぎの芽は玉ねぎの実を栄養にしてどんどん大きくなっているので、特に毒は無いんです。

じゃがいもの芽は毒素があるため注意して扱わなければなりませんが、玉ねぎの場合は、芽が出ていても毒がないので安心してくださいね。

食べない方が良い?

玉ねぎの芽は食べることが出来ます。

私の実家では玉ねぎの芽も一緒にカットされてお味噌汁に入っていたり、炒め物に使われていましたよ。
だから私も当然のように玉ねぎの芽が出ていても気にしないで一緒に調理してしまいます。

ただあまりに伸びてしまった芽の場合は、ちょっと固く感じますし、玉ねぎの実自体もシナシナになってしまって食べられるところがかなり少なくなります。

そもそも玉ねぎ自体が芽に養分を取られるため、玉ねぎの実はあまり美味しくなくなってしまいます。
玉ねぎに芽が出てきたなと思ったら、早めに玉ねぎの芽だけでなく実も調理してしまった方がいいですよ。

土に植えれば玉ねぎができるの?

玉ねぎから芽が出てくると、このまま土に植えれば玉ねぎが出来るのかなと思われるかもしれませんが、玉ねぎから芽が出たものを土に植えると、とっても小さな玉ねぎが出来ます。

玉ねぎの芽は、玉ねぎの実の中心から生えてくるのですが、そこが芽の数だけ分かれて小さな球根みたいな感じで大きくなっていきます。
玉ねぎの実を元にどんどん伸びた芽は、玉ねぎの養分を吸い上げて上に伸びていき、球根のような玉ねぎの実は小さな玉ねぎになっていきますよ。

私も一度だけ実家から送られてきた玉ねぎが1個芽が出てシナシナになっていたので、娘たちと可哀想だからとプランターに埋めたことがありましたが、ミニミニの玉ねぎが出来てちょっと感動しました。

途中でくっついていた玉ねぎの根っこを離してあげたらもう少し大きく育ったのかなと思いましたが、叔母が言うにはこのミニミニ玉ねぎ、肥料をあげると小ぶりの玉ねぎに成長するそうです。
お料理に入れて食べることが出来たので、興味のある方は一度試してみてくださいね。

伸びた芽は長ネギの代用になるの?

玉ねぎから出てきた芽は、伸びすぎると固くなってしまいます。
ある程度伸びたらねぎの要領でカットして食べちゃいましょう!

伸びた玉ねぎの芽はネギの代わりに薬味として刻んで使ったりすることができますよ。
甘くて美味しいです。

また刻んだ玉ねぎの芽を卵焼きの具材として使うのもありです。
ネギほどの風味はありませんが、食べた時の旨み・甘味があるので美味しく食べられますよ。

玉ねぎの芽は長ネギのように太さはありませんが、カットして炒めたり、肉巻きにしてもとっても美味しいです。
お鍋に入れても、くたっとして味が浸みこんで美味しいですよ!

芽が出てしまった玉ねぎは水に浸けてもいい

玉ねぎに芽が出てしまった場合は、水に浸けておいてもどんどん伸びていきます。
水耕栽培で育てて、ちょっとお味噌汁のネギの代わりに使いたいなと思ったら、成長した玉ねぎの芽の部分をカットして使うと便利です。

ある程度水耕栽培で育ててから土に埋めると、プランターでも育てやすいです。
玉ねぎは皮もお茶にすることが出来るので、芽まで食べることが出来るとなると本当に余すところなく食べきることが出来る万能野菜です。

玉ねぎの芽にも血液をサラサラにする成分が多く含まれているので、これまで玉ねぎに芽が生えたら捨てていたという人は、捨ててしまう前にぜひ一度食べてみてくださいね!