インナードライの治し方とは?しっかり改善して一年後には美肌!

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インナードライの治し方とは?しっかり改善して一年後には美肌!

お肌そのものは乾燥しているのに、表面は皮脂が多い。
オイリー肌かと思っていたら、実はそうじゃない。

インナードライって本当に厄介です。

表面の皮脂を気にして、頻繁にあぶらとり紙を使うなどのケアをしていると、もともと水分の少ない肌を守ろうと、お肌がますます皮脂を分泌するようになってしまいます。

ここでは、インナードライ肌の改善に、どのくらいの期間が必要なのか、何をすればよいのか、ということについて解説していきます。

目次

改善までにどのくらいかかる?

インナードライ肌は、改善を実感できるまでに、長い時間が必要。
1ヶ月から数ヶ月はみておいた方がよいでしょう。
期間の幅は、年齢や環境、現在のお肌の状況などによって、改善の進行具合が変化することからです。
半年くらいかかるかもしれません。
それでも、健康なお肌を取り戻すために、正しいスキンケアを習慣づけましょう。

なぜ時間がかかるのか。

皮膚表面の細胞が生まれ変わることをターンオーバーといいます。

顔の皮膚の場合、ターンオーバーに1ヶ月ほどかかります。

ただし、これはターンオーバーが正常に行われた場合。肌のトラブルには、ターンオーバーの乱れが原因となっている場合もあります。

インナードライ肌改善の場合、ターンオーバーを正常化し、生まれ変わった肌細胞が、バリア機能と保湿力を取り戻し、皮脂の分泌量が正常となる必要があります。

ターンオーバーを改善しながら、保湿など外からのアプローチで肌の状態を整え、やがて自分の力で肌がうまく機能するまで、長い目でみなければなりません。

インナードライの仕組みを逆算して、改善を目指す

乾燥した肌の上を多すぎる皮脂が覆っている状態がインナードライです。

乾燥のため、肌を守るためのバリア機能が低下します。
すると肌はますます乾燥し、皮脂を分泌して、これ以上水分が出て行くことを防ごうとします。
皮脂が気になり、オイリー肌対策や皮脂を取り除くことで、肌の水分が蒸発して乾燥、さらに皮脂分泌、という悪循環がインナードライを悪化させます。

悪循環を断ち切り、一つ一つ原因をさかのぼっていきましょう。

まずは、過剰な皮脂分泌の原因となる、乾燥を改善します。

洗顔

保湿のために、化粧や汚れ、無駄な皮脂を洗い流します。この洗顔の仕方が、インナードライ改善への第一歩です。

強力なクレンジング剤や洗顔料は、皮脂を落としすぎて乾燥を招きます。
洗浄力の穏やかなクレンジング剤と洗顔料を使用しましょう。
そのためには、穏やかな洗浄力でも落とすことができる化粧品を使う必要があります。

洗顔料は、きめ細かな泡を作って使います。

片手の指を全部揃えて手のひらの真ん中をくぼませ、器のようにして、中央に洗顔料を置きます。
少量の水を混ぜ、反対の手の親指以外を揃えて、その指先で洗顔料を泡立てます。
泡だって広がった泡や、泡立てていた方の手についた泡を、器の手の中央に集め、また泡立てます。
これを繰り返すときめ細かな泡ができます。

この行為が面倒だったり、うまくいかない場合は、泡立て用のネットが販売されていますので、それを使いましょう。
無印良品などで購入することができます。

手のひらと顔の間で泡を転がすように洗います。
決して手のひらが顔に触れないように、泡で汚れを包みこみます。

洗い流しは、ぬるま湯で。
熱いお湯は、乾燥や皮脂の落としすぎを招きます。
また、冷たい水は毛穴が閉じて、汚れが落ちにくくなります。

皮脂が気になり、洗顔の回数が多い場合は、減らしましょう。
朝晩の2回で十分です。
朝は、ぬるま湯のみでかまいません。

タオルドライは、決してこすらないこと。
押さえて水分をとります。

保湿

洗顔後は、間髪いれずに、保水力の高い化粧水で十分な保湿を行います。
化粧水は、セラミドが配合されているものがおすすめです。

セラミドとは、肌の水分を保つ働きをしているものですが、インナードライの肌はセラミドが減少し、水分を保つことができません。
セラミド配合の化粧水で、保水力も補いましょう。

さらに、保湿後すぐ、クリームなどで覆って蒸発を防ぎます。クリームはつけすぎないように。

洗顔後、化粧水を経て、クリームまでの時間をできるだけ短くし、乾燥を極力防ぐよう意識してください。

また、化粧水はアルコールフリーのものにしましょう。
アルコールが刺激になる場合があります。

皮脂を取り除かない

皮脂が多いと、あぶらとり紙やティッシュで押さえたくなりますが、ここはぐっと我慢します。
どうしても気になる場合は、回数を少しずつ減らしていくようにしましょう。

続いて、衰えているバリア機能の代わりに、肌を守ります。

紫外線対策

基礎化粧も日焼け止め効果のあるものを使用します。
また、日焼け止めは、2時間ごとに塗り直す必要があります。
頻繁に化粧直しができない場合は、メイクの上から使えるタイプの日焼け止めも便利です。

前述したように、化粧品は、できれば洗浄力の穏やかなクレンジング剤で落とせるものを選びましょう。
「いつもの洗浄料で落とせます」と書かれた日焼け止めもあります。

最後に、ターンオーバーを正常に戻します。

ターンオーバーの乱れは、紫外線などの外的要因によるものばかりではありません。
ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、胃腸の不調なども原因となります。
現在の生活の見直しも重要です。
心当たりがある場合は、改善を試みましょう。

このように、正しい洗顔と保湿で肌を整え、紫外線など外側の刺激から肌を守りながら、ターンオーバーを整えて、肌の生まれ変わりを待ちます。

きれいな肌を目指して、じっくり腰を据えて、取り組みましょう。

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最後に

乾燥肌でも、オイリー肌でも、混合肌でもない、インナードライ肌。
オイリー肌だと思っている人の多くが、インナードライになっていると言われています。

自分では判断が難しく、できれば、化粧品売り場の店頭などで、チェックしてもらうのが確実です。

自分のさじ加減になってしまいますが、自分でできる方法もあります。

洗顔後、何もつけずに15分くらい放置してから、肌の状態を観察します。
肌が乾燥した感じがあるのに、皮脂が浮いてきている場合はインナードライ肌。
また、乾燥した部分と皮脂が浮いた部分がある場合も、インナードライ肌だと言えます。

インナードライだと判断した場合は、今まで述べてきた対策で、改善を目指しましょう。たくさん項目があって、大変に感じますが、意外とそうでもありません。

クレンジングや洗顔料、化粧品を適切なものに変えます。
脂取りを我慢。
そして、紫外線対策。

ほら、意外と少ないと思いませんか?

洗顔は2回で良いし、朝はぬるま湯だけで良い。
楽ちんです。

私は、洗顔は、石けんです。
潤い成分など何も入っていない、ただの純粋な石けん。
手でよくよく泡立てます。
お風呂の時には化粧水を、お風呂場の外に置いておきます。
出たらすぐ、化粧水。そしてすぐクリーム。

習慣になってしまえば、何も頑張る必要はありません。
正しいスキンケアを続けていけば、いつのまにか肌は改善されているはずです。

もしかすると、一番大変なのは、生活改善かもしれません。

長く習慣化されている生活を変えるのには、意志の強さが必要です。
しかし、これは、インナードライ肌改善のためだけではなく、身体の健康にもつながります。
逆に言えば、心と身体が健康であれば、肌も健康になっていくということ。

インナードライを改善し、きれいな身体を手に入れましょう。