もやしの臭いが苦手!簡単に消す方法はある?
安くて料理のかさましに大活躍の「もやし」ですが、もやしの臭みが気になるという方、多いのではないでしょうか。
確かに、もやしって独特の青臭さがありますよね。
この青臭さが気になってもやし料理が苦手という家族がいる場合は、どうしても安いお助け食材のもやしと言えども、おかずに使うのに戸惑ってしまいますよね。
でも、もやしのこの青臭さはちょっとしたひと手間で取り除くことが出来ちゃうんです。
これまでもやしを使いたくても、青臭さが気になって使えなかったという方は、ぜひ一度お試しくださいね!
目次
●臭いの原因は何?
もやしって独特の臭いがありますよね。
私はそこまで気にならなかったのですが、グループホームに勤めていた時、利用者さんが「もやしは根っこを取らないと臭くて食べれたもんじゃないわ」と言っておられました。
もともと我が家ではもやしの根っこをとるなんて習慣がなかったので、調理の際にももやしの根っこは取らずに調理して食卓に出していたのですが、ある利用者さんから大ブーイングだったのを良く覚えていますね。
もやしの臭いの原因は、ずばり根っこにあります。
根っこはすぐに茶色く変色して傷みだしますし、もやし臭さはこの根っこが元凶と言っても過言ではありません。
●消すにはどうしたらいいの?
(1)もやしの根っこをとる
もやしの臭みをとる方法として効果的なのが、もやしの根っこを取ることです。
もやしの根っこを取ることで臭みが取れるのと同時に、口当たりの良い食感になるため、とてももやし料理がおいしくなります。
我が家も試しにもやしの根っこを切って食卓にもやし炒めを出したところ、いつもは「気持ち悪―い」ともやしの根っこをベッと出す子どもたちが文句も言わずに食べましたし、主人に至っては全く別の料理みたいと言っていました。
もやし臭くなくて美味しいそうですね。
グループホームで働いていた時には、利用者さんと一緒にもやしの根っこを取りながら話をしたりコミュニケーションをとっていましたが、今は娘たちと一緒に時間があればもやしの根っこを取っています。
もやしの芽も取った方がより臭みが取れるなんて話も聞きますが、そこまで取ってしまうとなんだか食べるところがほとんどなくなってしまうので、私は芽までとってしまうのは気が引けますね。
もやしの根っこを取るのが面倒な場合は、少し割高ですが「根切りもやし」も売られているので活用してみるといいですよ!
(2)サッとゆでる
もやし臭さを消す方法として、グループホームで一緒に働いていた先輩主婦の同僚が、「時間がなければお酢をちょっと垂らしてサッと湯がけばいいのよ」と言っていました。
私は毎回利用者さんに「もやしの根っこ―!」と怒られるのが嫌だったので、下処理を一緒にする派でしたが、確かに同僚の先輩主婦が作ったもやし料理を臭くて食べづらいと思ったことはないですね。
利用者さんも、「もやしの根っこを取ってよ!口に残るわ!」
とペッと根っこを器用に吐き出すのですが、それでもいつものように臭いと言われることはほとんどなかったと記憶しています。
実はもやしの根っこに一番栄養があったりするので、根っこを取りたくないけれど臭みが気になるという場合には、サッとゆでるといいですね。
(3)洗う
洗うだけでも臭いが軽減されると聞きますが、根っこを取ってから洗うと根っこを切った部分から栄養分が流れ出てしまうので、根っこを切らずに洗った方が良さそうです。
もやし自体は綺麗な水で洗ってから袋詰めされているので、特に調理前に洗ったりする必要はないのですが、もやしによっては袋に「軽く水洗いをしてから調理をする」と書かれているものもありますね。調理前にサッと洗ってみると少し臭いが軽減されている感じがしますよ!
●もやしの種類で違いはあるの?
もやしは豆の種類によって違いがあります。
(1)ブラックマッペ
黒豆から発芽したもやしですが、個人的にはこのブラックマッペが一番もやし臭くないように思います。
ちょっと細長いもやしですが、甘みがあって美味しいですね。
(2)大豆もやし
大豆から発芽したもやしですが、豆の部分が大きくて食べ応えがあります。ビビンバに使われているナムルに最適ですし、キムチにしてもすごく美味しいです。
大豆もやしは根っこを取って売られているものが多いので、そこまでもやしの臭いがキツイと感じたことはありませんね。
(3)緑豆もやし
緑豆から発芽したもやしですが、スーパーに多く出回っているのはこの緑豆もやしです。
私はグループホームに勤めていた時、この緑豆もやしの根っこ取りを利用者さんと一緒にせっせと毎日のようにしていましたね。
私の中では、緑豆もやしの臭いが一番もやしの青臭さが目立つ気がしますね。
●調理の仕方で臭いはとれる?
もやしの臭いは調理によっても軽減できます。
事前にサッと洗っておいたり、根っこを取っておくと更に臭みはなくなりますよ!
(1)炒める
特に強火でもやしを炒めるといいですが、その際に酒を振り入れるとより臭みをとるのに効果的ですよ。
(2)茹でる
茹でて使用する場合は茹でる際にお酢を垂らすといいですね。
他にも友人はゴマ油や塩、酒を入れて茹でると、ゴマ油の風味がついて、酒で臭みが消えるので臭みが消えると言っていました。
もやしの中華サラダを作ったりするのに良さそうですね。
(3)香味野菜を合せる
ネギやニンニク、ショウガなどと一緒に調理すると、もやし独特の青臭さを消してくれるのでお勧めです。
●もやしの栄養を損なわないために
もやしは安いけれど、水分ばかりで栄養が無いと思われがちですが、実は栄養豊富でビタミンやカリウム、葉酸などが含まれているんです。
だから、臭みを取るための根切りや念入りな水洗い、湯通しはもやしのせっかくの栄養素を捨ててしまっているということにもなりかねません。
もやし自体、鮮度のいいものを選んで購入するようにする、そして購入したら早めに使い切るというのも臭みのないもやし選びにおいてはとても重要なポイントになります。
出来るだけ栄養素を損なわないように、美味しくもやしを調理してみてくださいね!