制服のプリーツスカートを裾上げするには?ミシンが無くても手縫いでできる?
制服のスカート、ちょっと長いから短くしたいな。でもヒダがあるし大変そう。
ただでさえ面倒くさい裾上げが、ひだがあることで余計難易度が高そうですよね。
毎日ウェストのベルトをくるくる巻いて腰回りがもたついていたり、ベルトで留めて過ごしている、と云う方も多いのではないでしょうか。
そもそも自分で裾上げができるのかな?
そんな疑問だらけの制服のプリーツスカートの裾上げ方法についてご紹介します。
目次
自分で裾上げって出来るの?
裾上げしようとしたときに一番心配になるのがプリーツのヒダの部分。
いざ裾上げして、裾の部分が元のようなキレイなひだにならずに広がってしまいそうで、なかなか躊躇してしまうのではないでしょうか。
実際、プリーツスカートにはプリーツ(ひだ)が簡単に取れないような加工がされています。
そのため裾を切って、短くしたところに合わせてアイロンをかけても、元のようにはビシッとした綺麗なひだになりづらいんです。
そんなプリーツスカートもちょっとした「コツ」を知っていると自分でも裾上げが出来ます。
手縫いで可能?
いっそのこと裾上げテープでできるなら、そっちの方が簡単!!なんて思います。
ただ、裾上げテープを使うことはお勧めしません。
理由としては「裾上げテープ」を使うことで、その部分に厚みが出てしまい、元の綺麗なひだに戻しずらいからです。
制服のスカートは毎日履くもの。
だからこそごわついたり、広がってしまった裾だと気になって仕方がないですよね。
完璧「元通り」まではいかないにしても、綺麗な落ち着いたひだにするためには手縫いで裾上げすることをお勧めします。
手縫いのやりかたは?
ステップごとに紹介します。
- 長さを揃える。
メジャーや定規などを使って、ウェストベルトの下から希望の長さのところまでを図り、チャコペンなどで印をつけて線を引いていってください。
面倒でもここをしっかりやってくださいね。
履いたときに左右または前後で長さが違う!なんてことにならないためにも長さは大事です。 - 裾の縫い目をほどいて伸ばす。
脇の部分は少しほどきずらいと思います。脇は最初に引いた線よりも少し(5~8㎝上まで)ほどいてください。 - 縫代(ぬいしろ)を残して裾を切る。
最初に引いた線が出来上がりのスカートの裾の線。
その長さにするために折り返し分が必要です。最初に引いた線より5cm位下に線を引いてハサミで切ってください。
もし、また長く伸ばす予定があるなら、5㎝よりも長めに(例えば7~8㎝位)にしておくと良いと思います。
今後どうするのかを考えてから、切る長さを決めてくださいね。 - 切った裾をジグザグミシンなどでほどけないような加工をする。
ロックミシンがあればロックミシンを掛ける。 - 裾上げする。
脇部分は前後のスカートを裾上げした後に縫い合わせるので、前と後ろのスカートそれぞれの脇から脇までを裾上げしていきます。
出来上りの裾に合わせて折って、ずれないようにしつけ縫いをしたり、まちばりで留めてから縫うと綺麗に縫えます。
この時、出来上がり線に合わせて、裏から当て布などをしながらアイロンをかけて、出来上がり線を固定させてから縫うと、縫いやすいですよ。 - 脇の縫い方
プリーツスカートの左右の脇は、裾上げをした後に縫い合わせます。
前後スカートの裾上げが終わったら、脇のほどいた箇所より少し上の部分から裾までを縫い合わせます。 - 最後にひだを1本1本、「当て布」をしてアイロンをかけてください。
制服のスカート生地はアイロンを強く当てるとテカッてしまいがちなので面倒でも当て布をすること。このアイロンがけがかなり重要です。
アイロンのスチームなどをうまく利用するのもおすすめです。
アイロンがけをするときに「折り目加工スプレー」などを使うと、ひだが綺麗に長持ちするのでこちらもおすすめですよ。
その他の方法ってあるの?
プリーツ加工してあるスカートの裾上げは、ウェスト部分で調整する方法が一般的です。
ただ、ウェストで加工するにはちょっとした技術が必要になってくるので、その場合はお直しに出した方がいいかもしれません。
まとめ
毎日履くスカートなので、裾上げするタイミングは悩みますよね。
とは言っても毎日ウェストでくるくる巻いたり、ベルトで強制的に止めて過ごすのも結構なストレス。
夏休みや冬休みなどの長期のお休みの期間をうまく使って、裾上げに挑戦してみてください。