生姜をすりおろすとき、皮を剥く、剥かない?おろしかたのコツ
豚の生姜焼きなどを作る際に欠かせない生姜。
最近ではチューブに入って手軽に料理に利用することができる生姜ですが、生の生姜をすりおろして使うと、香りは格段に違いますよね!
ぜひ手に入った時には生姜をすりおろして使っていただきたいですが、この生姜、すりおろす時当たり前のように皮を剥いていませんか?
剥くのが悪いわけではないんです。
でも皮には栄養素も香りもたっぷり詰まっているので、ぜひ使い分けて頂きたいです!
という私も、最近までは皮は剥く派だったんですけどね…。
目次
剥く、剥かない、どちらがいいの?
生姜の皮を剥く、剥かないそれぞれメリットがあります。
まず生姜の皮を剥く場合は、口当たりがとてもよくなります。
だから冷奴にのせる薬味などに使用する場合には、皮を剥いて使うという方も多いかと思います。
一方で生姜の皮を剥かない場合は、香りの高さを感じることが出来ると同時に、生姜に含まれる栄養素を余すことなく体に取り込むことができます。
特に生姜は皮のすぐ内側に栄養成分や、香り成分がたっぷり含まれているそうなんですね。
そのため、生姜を綺麗に洗ってそのまま皮ごとすりおろした方がいいと言われているんです。
私はもともとそのことを知らなかったので、当たり前のように生姜の皮を包丁で厚めに剥いてすりおろしていました。
でも母の前でそれをすると「何もったいないことしてるの!!」と怒鳴られちゃいました。
そこから、常に生姜は皮つきですりおろすようになりましたね。
生姜の皮を剥く場合には、薄く剥くようにした方がいいです。
包丁を使うとどうしても厚くなってしまいますが、包丁でこそぎ落とすように皮を剥いたり、スプーンを立てて生姜の皮をこそぎ落とすと、危なくないのでお勧めですよ!
おろしがねを使うとき。繊維の向きは?
細かく綺麗に生姜をおろしたい場合には、おろしがねを使うと綺麗におろせちゃいます。
でもちょっとしたポイントがあるので、そこを抑えてすりおろすと、綺麗に繊維を断ち切ってすりおろすことができるのでおすすめです。
まず、生姜をよーく見てください。
生姜って表面にぐるりっと何本か線が入っていませんか?
その線と平行におろしがねに生姜を当てます。
あとはするだけなんです。
これだけで繊維を断ち切ることができて、口当たりの良い生姜をすりおろすことができますよ!!
私はこれを知らない時は、全く繊維の方向とか気にしないで生姜をすっていましたが、出来上がった生姜のすりおろしはやたら長い繊維が沢山の時があったりするので、「今日の生姜は外れだな―」とか勝手に思っていました。
でも、実はただ単に私のすりおろしの知識がなかっただけなんですね。
あとはおろしがねに残った生姜を竹串とかでとると、もったいなくないですよ!
テレビで見ましたが、すりおろした生姜って、最後に包丁で叩いて細かい繊維を切ると、プロ級の口当たりのいいおろし生姜が出来るんだそうです!
私もこれを見てからやっていますが、冷奴にのせたり薬味として生姜を使う時、お店で出る生姜みたいです!
ぜひお試しください。
フードプロセッサーでおろせる?
生姜はフードプロセッサーでおろすことができます。
私の叔母がまさにフードプロセッサーで大量におろしていました。
田舎なので、生姜をもらった時に保存するためにやっていました。
でも、メーカーによっては生姜は繊維が多いため禁止食材だったりします。使用前には注意事項を確認してくださいね!
確かに繊維が沢山なので、故障しちゃいそうです。
叔母も、量を少なめにしないと機械に負担がかかると言っていました。
だから、量は控えめにしておろすといいみたいですよ!
あと、メーカーによっては、おろし機能がついているものもありますが、それだと線維が絡みついて扱いにくかったりすることもあるみたいなので、自分が使おうとしているフードプロセッサーはどうか確かめながら使用してみてくださいね!
ミキサーを使っても大丈夫?
実はこれは私が実家に帰省した時に父と試したことがあります。
結果から言うと、ミキサーでは生姜はうまくすりおろせません。
実家にはフードプロセッサーがないため、ミキサーでたくさんの生姜をすりおろして保存しておこうということになりましたが、ミキサーだとうまく回らないんです。
フードプロセッサーとミキサーは同じものと思っていただけに、この結果はちょっと残念でした。
父はそれでもできるはずと、ちょっと細かくしてみたり水を足したりしてみましたが、そうしたらすりおろしと言うよりは、ジュース状態になって出来ました。
ちょっと用途は違いますが、これはこれでありかなということになり、ジュース状の生姜を冷凍庫に保存して、蜂蜜と炭酸水で割ったりして飲んでいましたよ。
生姜は料理の縁の下の力持ち
生姜をちょっと加えるだけで、煮物や焼き物でも美味しく風味がアップしたり、臭みが消えて美味しく料理を楽しむことが出来ちゃいます。
煮物や生姜焼きなどに使用するなら、生姜の皮は剥く必要なんてありません。
料理によって生姜の皮を剥いたり残したりして、料理の風味アップや臭み消し、口当たりの良さなど色々お楽しみくださいね!
まさに、生姜は料理を作る上で縁の下の力持ち。
ぜひ生姜をたっぷりすってお料理に手軽に使ってみてくださいね!