幼稚園年長の娘が仲間はずれに!原因や対処法は?
幼稚園も年長になると、特に女の子は仲間に入れてあげるとかあげないといった仲間外れ、よくありますよね!
我が娘が仲間外れにされているところを見てしまうと、親としてはすごくショックで可哀想な気持になってしまいます。
我が家の長女が幼稚園年長の時にも、今年中の次女の時にも同じような経験があり、凄くヤキモキしました。
親としてできることはないのか、すごく悩みますよね。
どう対処すればいいのか、体験をまじえて、お話いたします。
目次
原因は何なの?
仲間外れって、大半が深い意味があって起こっているわけではなく、「今はこのメンバーで遊びたいから」とか「今は遊びたくないから」とかちょっとしたことで「仲間に入れてあげる・あげない」という言葉を発していることが多いです。
「仲間に入れてあげる・あげない」我が家の3人娘を見ていると、一日も何度もこのフレーズが出てきます。
でも、ほとんどすぐに仲直りして仲良く遊びだします。
だけど、仲間外れの中には子供同士の相性が悪かったり、仲間外れを口にするお子さんが家庭で赤ちゃんが生まれて寂しい思いをしているといった背景があったり、攻撃的なお子さんに対して我が子はおとなしく何も言い返せないのでその反応を面白がっているといった、お子さんの心が原因の仲間外れもあります。
この場合は、ちょっと長引いてしまい、親も心配で心配でたまらない日々が続いちゃいますよね。
自力で解決できる?
親はどうしてもこの仲間外れが気になってしまいますが、子供は幼稚園で必死に戦って自分なりに解決しようとしています。
我が家の年中の娘も、幼稚園で3人グループでしたが一人の女の子が娘とは一緒に遊ばずにもう一人の子を独占して、娘が一人ぼっちになっている状態でした。このことを娘は毎日泣きながら話をするのですが、
「今日は一緒にご飯食べようって話しかけてみたよ」
「今日は先生に一人になってちょっと寂しいって言ってみたよ」
「今日は工作作る時に話しかけてみたよ」
と、泣きながらダメだったけど、それでも自分なりに解決しようとしたことを話してくれました。
結局グループ替えの時期になりその子と離れてから、この悩みは解決しましたが、一生懸命に話しかけたおかげで今ではその子と一緒に遊ぶ姿を幼稚園でよく見かけますし、娘はグループでは必ずお友達が1人で寂しくないようにと気遣うことを先生から教えてもらえてちょっと感動しました。
でも長女が年長の時は、自力で解決しようと奮闘はしていましたが、解決できずとうとう「お腹が痛い」と朝になると訴えるようになり実際お腹を下すようになってしまいました。
結論を言うと、子供は自力で解決をしようとしますし解決も出来ます。
でも出来ないこともあるんです。
そこを親は見逃しちゃダメなんだなと痛感しました。
先生に相談すべき?
子供の同士のことだし、ましてや信頼して預けている幼稚園でのことなので、親が口を出すのもちょっとどうなんだろうと迷いますよね。
私もすごく迷いました。
次女の時には、彼女は自分で先生にも相談していましたし、泣きながらも毎日奮闘していたので親の私は先生には相談しませんでした。
でも、長女の時には腹痛や下痢といったことが身体にでてしまい、これはもう彼女の力では解決できないと判断して先生に相談しました。
長女は気の強いリーダー格の女の子と同じグループでした。
その女の子は娘が毎日着ている服や選んだ色、描いた絵などことごとくいちゃもんをつけて娘を否定してきたようなのです。
一緒に遊ぼと言っても、「ダメ」と言われるのでグループの仲間に入れず楽しくないと言っていましたね。
先生に自分では言えないと言い張ること、そこに加えて体への不調も出てきたことから幼稚園を休み、私から先生に電話で相談をしました。
「我が子の言い分しか聞いていないのですが、体への不調も出てきているので…」ということ、娘の訴える内容を話すと、その日のうちにグループ替えをしていただけました。
先生も気になっているところがありながら、先生に分からないように言ったりするので気が付くのが遅くなってしまって申し訳ないと言っていただけ、また、娘に直接「もう大丈夫だから幼稚園においで」とも言って下さり、娘はまた元気に通うことが出来るようになったのです。
今思っても、あのタイミングは遅かったのかなと申し訳ない気持ちになったり、でもあの彼女の頑張りの時期は必要だったのかなと思ったり迷います。
だけどもっと早くに、「ちょっと娘がこんなことを言っていて気になるのですが幼稚園ではどうですか?」と言っておけばよかったなと、結局そこにいきつきました。
先生が迅速に対応してくださったことに本当に感謝です。
でも気になることがあれば、「子供を見守り子供の力を信じたい」という親の気持ちを伝えた上で、「幼稚園での様子」を聞くと、先生も気にかけてくださるので、長引く場合は相談した方がいいですよ。
どうしても改善しないなら
我が家でも先生に言っても改善しなかったらどうしようと、改善しなかった時のことを考えました。
我が家ではどうしても改善しないなら、休園させるか転園が浮かび上がりました。
主人と話し合ったのは、娘が行きたがらないのならば行かなくてもいいかということ。
もちろん人間関係をはじめ沢山のことを学ぶ場ではありますが、体に不調が出てまで通うことはないし、娘が行きたいと言ったらいかせようということに。
もちろんこの方法は、一度癖付けてしまうとずっと辛い時にはこうやったら逃げられるという逃げ道を覚えさせてしまうのではないかという不安があったのも事実です。
でも、今この時期に幼稚園という社会に無理やり行かせることは、娘にとっては苦痛でしかないと思いました。
ちょっと時間が経つと子供たちも何もなかったように関われるかもしれないと思いましたし、先生にも相談しているわけですから先生も何かしらのサポートはしてくれるだろうと期待していました。
そして転園も頭の中にちらつきました。
でもこれも娘が再びお友達と遊びたいと思えるようになってから、娘に選択をさせようという話をしました。
子供にはこう接してあげよう!
仲間外れと戦っている子供に対して親が出来ること、それはギュッと抱きしめてお話を聞いてあげることです。
どうしても何かしてあげたいという気持ちになりますが、幼稚園という場所で頑張っているのは子供自身。
様子がおかしくて何とか話を聞き出したいと、まくし立てたいところですが、子供が何でもないというのであれば、話をするまで待ちましょう。
私は毎日娘たちに伝えたことがあります。
「ママは○○ちゃんが大好き。ママは何があっても味方だよ。○○ちゃんのお話ならどんなことでも聞きたいから、お話したくなったらどんなことでもお話してくれていいからね。〇〇ちゃんはママの大事だよ!」
この「あなたが大好き」と「あなたの味方」、「あなたが大事」は伝え続けました。
次女は何でも話をしてくれたので、辛かったね、頑張ったねと抱きしめました。
長女は何も言いたがらなかったので、抱きしめて毎日「大好き」「味方」「大事」の言葉をかけ続けると、ある日突然ボロボロ泣きながら話をしてくれました。その時辛かったね、頑張ったねと初めて声を掛けました。
親は本当にヤキモキしますが、子供の居場所になること、それが第一だなって心がけました。
子供の世界も大変
自分もこうした仲間外れは体験してきたことがあるかと思うのですが、子供が仲間外れにされたりすると、自分も逃げ道というか一息つく場所って欲しかったよなと思い返してみます。
子供には子供の世界があり、子供はそこで毎日日々人間関係など沢山学んでいます。そんな幼稚園での嫌なことやストレスをぶつけて心の安定させることが出来るようにする場所が親です。
一緒に悩んで沢山抱きしめて「大丈夫だよ」「大好きだよ」と伝えてあげましょう。そして、子どものどうすることもできないSOSには子供の前にたって守りましょう。
お子さんはそんなお母さんがいてくれるから、幼稚園という世界で成長しようと頑張れちゃうんですよ!