ずりばいしないでハイハイってある? 練習したほうがいいの? 後ろに進むって変?
赤ちゃんが誕生すると、日々の成長がとても楽しみになりますよね。
寝返り、おすわり、ずりばいにハイハイと、できることがどんどん増えていくと、また新たな可愛さにメロメロです。
でも一方で、自分の赤ちゃんの成長が順調なのかどうか心配になることも多いのではないでしょうか?
なかなかずりばいをしてくれないけど、練習したほうがいいのかしら?
この記事では、そんなお悩みをお持ちのママの疑問にお答えします。
目次
ずりばいなしでハイハイをすることってある?
たいていの赤ちゃんは、早い遅いの差はあっても成長のために通る道は一緒です。
しかし、成長に絶対ということはなく、寝返りをしない子もいれば、ずりばいをしないままハイハイをする子ももちろんいます。
ずりばいをしなかったという子は、四つんばいになってお尻を持ち上げる格好をしていたとか、お尻を持ち上げてその場でゆらゆらと揺れる動作を繰り返して、それがいつのまにかハイハイになったという話を聞きます。
ずりばいなしでのハイハイは、珍しい話ではないようですよ。
先の話をすると、ハイハイしないでいきなり立つような子もいますし、何かを飛ばしたからといってひどく悩む必要はありません。
明らかに成長が見られなかったり、著しく遅い場合は別ですが、日々少しずつでもできることが増えていれば心配せずに見守ってあげましょう。
でも、ずりばいって練習したほうがいい?
ずりばいは、してもしなくても成長に問題はありませんが、練習したほうがいいかと言われるとやはりしたほうがいいでしょう。
赤ちゃんがずりばいをするためには、手足をはじめ体全体を使います。
体を使うことで筋肉や体幹が鍛えられ、全身運動のため心肺機能が高まるといったメリットがあります。
手足の指まで力がつき、自在に使えるようになると物をつかむ・つまむ動作が上手になったり、脳にも良い影響があるそうです。
では、ずりばいの練習をさせたいと思ったら、具体的にどんなことをすればいいのでしょうか?
例えば、赤ちゃんの目の前、でもちょっと手が届かないんだよな、という距離におもちゃを置いて興味を引き、ずりばいを促してみたり、赤ちゃんの足の裏を手で押し出してあげたり、壁の方に足を持っていきキックするような状態を作ってみましょう。
赤ちゃん自身、動くことが面白くなってくると積極的に取り組むかもしれませんよ。
ただし、嫌がって泣くようでしたら無理強いはやめましょう。
するならいつからいつまで?
うちは2人の子どもがいますが、記録を見てみると2人とも6ヶ月くらいからずりばいを始めていました。
早い子では4ヶ月くらいから始まることもあるようですが、一般的には7~8ヶ月がずりばいを始める目安となっています。
ずりばいからハイハイ、またはつかまり立ちへと移行するまでの期間にも大きく個人差があり、ずりばいからハイハイまでが数週間ということもあれば、早くからずりばいをしていたのに、平均よりもずいぶん遅くなってからハイハイをしたという子もいます。
後ろにずりばい。これって変?
赤ちゃんがみんなはじめから上手に前に進めるわけではありません。
一生懸命ずりばいしても、後ろに後ろに行ってしまう子もいます。
うちの長男もそうでした。
前に進みたい気は満々なのですが、どうしても後ろへ。
必死な長男には申し訳ないですが、あまりに可愛くて夫婦でずっと観察していました。
筋肉が発達し手足の使い方が上手になれば、自然と前に進めるようになります。
また、片方の手足だけ動かしてずりばいをする子もいます。
どのように動くかは赤ちゃんによって様々ですが、みんな頑張っているのです。
優しく応援してあげましょう。
うまくできずに大泣き。どうしたらいいの?
とても頑張っているのに、なかなかうまくいかない。
見ている親としてももどかしい気持ちになりますよね。
動きたいのに動けない、それで泣いているのならちょっとだけ手助けしてあげましょう。
足の方からちょっとだけ押してあげたり、お尻に手を添えてちょっとだけ移動してあげたり。
子どもの動作を見ながら、コツをつかめるような助けを出してみてください。
もちろん疲れ果てて泣いているだとか、抱っこを求めているようであればそのようにしてあげてくださいね。
最後に
赤ちゃんにとってのずりばいは、大人にとっての筋トレのようなもので、必ずしもしなくていいけどできればやっておいた方が良い、くらいのものです。
ずりばいをしないからといってその後歩けないということはないですし、してくれたらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
何事にも成長の個人差はあるので、育児書などの情報にがんじがらめにならず、参考までに留めておくのが一番だと思います。
ただし、一番様子をみているお父さんやお母さんが「何かおかしい」と感じた時には、助産師さんや地域の保健師さんなど身近な人に相談してみましょう。