自分でできる!サッシのゴムパッキンのカビ除去、カビ予防を簡単に!
サッシは、窓の結露や汚れでカビが生えやすい場所のひとつです。
カビと言うだけで、気持ちが萎えてしまいますが、そこは、大掃除の勢いで気持ちを奮い立たせて、カビ除去に挑みましょう。
ゴムパッキンのしつこいカビを取る方法や、カビができる原因とその対策、そして、ゴムパッキンの交換についても解説していきます。
目次
ゴムパッキンのカビを取る方法
ゴムパッキンのしつこいカビをきれいにしましょう。
カビは、ただ水でこするだけでは落ちません。
そればかりか、カビを塗り広げる結果になる場合もあります。
なんとかガツン!と根元からやっつけたいですよね。
それには、やはりカビ取り剤が必要です。
カビ取り剤を使う時には、まず換気。
そして、必ずゴム手袋とマスクをしましょう。
できれば、眼鏡やゴーグルなどで目を守ると安心です。
カビ取り剤の基本的な使い方としては、カビの生えた部分にカビ取り剤を吹き付け、しばらく置いて、洗い流す、という手順です。
しかし、ゴムパッキンのカビは、おそらくこれだけでは落ちません。
キッチンペーパーとラップを使い、ゴムパッキンに、カビ取り剤パックをします。
キッチンペーパーを、ゴムパッキンの幅に3~4回ほど折ります。
残った分は裂いて、折った方を使います。
ビニル袋やレジ袋の中で、折ったキッチンペーパーにカビ取り剤を吹き付け、滴るほどに、よく染みこませます。
薬剤が染みこんだキッチンペーパーで、カビの生えたゴムパッキンを覆い、さらにその上をラップで覆います。
そのまま、しばらく待ちましょう。
20~30分後、キッチンペーパーとラップを外せば、カビが落ちている、もしくは薄くなっているのが分かると思います。
固く絞った濡れ雑巾で、汚れを拭き取ります。
この段階で、まだカビが残っている場合は、再度、カビ取り剤パックをします。
最後は、新たに絞り直した濡れ雑巾で、もう一度、汚れとカビ取り剤をきれいに拭き取ってください。
乾いた雑巾やキッチンペーパーなどで水分を取り除けば完了です!
カビ取りには、市販のカビ取り剤の他、塩素系漂白剤も使用できます。
また、ゴムパッキンやシリコン専用のものなどもあります。
パッキンは交換できるの?
ゴムパッキンのカビや汚れが、自分では手に負えないほどひどかったり、ゴムパッキンが劣化してきた場合、ゴムパッキンそのものを交換することができます。
ただし、知識や経験がない人が自分で行うことは、避けた方が無難です。
ゴムパッキンの交換は、難しく、とても手間がかかります。
窓をはずし、ガラスをはずし、サッシをはずさなければなりません。
ガラスを扱うため危険も伴います。
コストはかかりますが、業者さんにお願いしましょう。
リフォーム会社や、窓ガラスの修理専門の業者さんなどに依頼することができます。
窓の大きさやパッキンの種類によっても金額がちがってきますので、まずは見積もりをお願いしましょう。
そもそもカビができる原因は?
窓の結露や、日当たりの悪さ、25~30度の気温がカビの原因になります。
室内の湿度が高いことや、外と室内の温度差により、結露が発生します。
ゴムパッキンが湿ったまま置いておくと、埃などの汚れが栄養となり、カビが生えてしまうのです。
カビを防ぐために日頃から注意すること
カビが生えてしまうと、掃除の手間もさることながら、アレルギーなど体調面も心配です。普段の生活の中で、できるだけカビを防ぐ工夫をしましょう。
ゴムパッキンを湿った状態にしておくと、カビの原因となります。
こまめに、結露の水分を拭き取るようにします。
結露を防止するシートを、窓に貼る方法もあります。
また、結露の水分を吸収してくれるテープも販売されています。
これらを貼ることで、ゴムパッキンが結露の水分で湿らないようにします。
換気も大切です。
換気扇を回したり、窓を開けたりします。風通しをよくすることが必要です。
カビ取り剤を使ってカビを除去したら、再発しないように、エタノールスプレーをしておきましょう。
カビを除去した箇所が完全に乾いたら、エタノールを水で薄めたものをスプレー容器に入れて、吹き付けておきます。
このスプレーは、カーテンや壁紙にも使うことができますよ。
エタノールと水の割合は、以下のように、使うエタノールの種類によって違います。
消毒用エタノール:水=8:2
無水エタノール:水=6:4
水で薄めずに使うと、エタノールの効果が得られる前に、揮発してしまいます。
必ず、上記の割合で薄めてから使用してください。
週1回くらいの頻度でスプレーし、カビを防ぎましょう。
エタノールは、火気厳禁です。
火の側では絶対に使用してはいけません!
また、よく換気をしてくださいね。
エタノールスプレーを使用した箇所が変質や変色してしまうことがないように、予め、目立たないところで確認するようにしましょう。
カビに勝つ!
カビって、つい、見て見ぬふりをしてしまいますよね。
できることなら触りたくないのです。
でも、結局困るのは自分。
大掃除は、自分にエンジンをかけるとてもよい機会だと思います。
「さあ、やるか!」という気持ちが沸いてきませんか?
生えてしまったカビは、カビ取り剤パックでガツンと退治。
乾いたら、エタノールスプレーで殺菌、予防。
これだけで、カビを見なくても済むようになります。
エタノールスプレーは、本当に便利です。
消毒用エタノールも無水エタノールも、薬局で購入することができます。
どちらでも良いと思いますが、私はアロマテラピーで、エッセンシャルオイルと精製水を混ぜる際や、容器や器具の消毒に使用することが多いので、無水エタノールを購入しています。
以前、梅雨時に木のドアにカビが生えてしまったことがありました。
そこで、掃除のついでに絞った雑巾で拭き取ってみたんです。
すると、表面的には拭き取られ、一見何もない状態になりました。
しかし翌日、また同じくらいの範囲でカビが生えていてげんなり・・・
そこで、エタノールスプレーの登場。
表面のカビをエタノールスプレーで湿らせた雑巾できれいに拭き取り、乾いてからエタノールスプレーを吹き付けました。
翌日、おそるおそる扉を見ましたが、なんと!カビは生えていなかったのです!
その後も、生えていません.
エタノールスプレーはとても簡単に作ることができる上に、用途が広く、キッチンでも安心して使用できます。
常備しておけば、カビの再発防止はもちろん、いつでもカビと戦えて、気持ち的にも安心です。
もう、カビにおびえる日々は終わりにしましょう。