雪かき初心者にコツとおすすめの道具を教えます!
こちら北海道では冬の雪かきは当たり前のことですが、雪の降らない土地から転勤などで雪国にやってくる人たちは、
雪かきって何?どんなことするの?
と疑問がいっぱいですよね。
雪かきのしかたでご近所トラブルに発展することもあるんですよ。
雪かきに用意するものや気をつけることなどをご紹介しますね。
目次
いつ、どのくらいの雪ですればいいの?
道路の雪かきをしてくれる除雪車は、市町村によって「積雪何センチになったら出動する」という決まりがありますが、個人の家のまわりにそのような決まりはありません。
雪かきにはそれぞれの性格がとても出ます。
1センチ程度でも許せずせっせと雪かきする人もいれば、30センチくらい積もっていても手をつけない人もいます。
こういった性格の違いがご近所トラブルまで招いてしまうのが怖ろしいところ。
夏はとてもいい人だった隣人が雪が降ったとたん豹変するということも、よくあることなのです。
1センチは極端ですが、足元が雪に埋まる程度になったら、さっと除雪しておくのがいいですね。
どんな道具や服装が必要?
住む地域によって寒さも降雪量も違ってくるのですが、
- プラスチック製で軽い雪用スコップ
- かたい雪用の剣先スコップ
- スキーウエアやダウンジャケット
- 暖パンに帽子と手袋
最低でもこれだけあれば除雪はできます。
服装については必ずということはなく、仕事帰りの軽装でそのまま雪かきすることもありますよ。
とても寒いときや大掛かりに除雪するときは、しっかり着込んだほうが作業がしやすいです。
道具については、その地域の積雪量によってはママさんダンプ(ソリとスコップを合わせたような大きな道具)があると便利です。
どこからはじめればいいの?コツを教えて?
外から帰ってきたときでも、家の中から出るときでも、まずは玄関前を除雪しなければなりません。
敷地のどこかを雪捨て場にするため、玄関からそこまでの道を確保します。
あとは玄関前に車をとめるならそのスペースを除雪し、屋根から雪が落ちても家が(おもに窓が)埋まらないように家周りをぐるりと除雪します。
長時間スコップやママさんダンプで雪を運ぶと、慣れない作業に腰が痛くなってきます。
雪かきは雪が降れば毎日やらなければならないので、腰を痛めては一大事です。
腰を痛めないよう膝や腕をうまく使うなど、体の負担を分散できる動き方をつかんでください。
どのくらいの範囲まですればいいの?
基本的には自分の敷地内と、車が出入りする家の前の道路くらいで大丈夫です。
北海道は車社会なので、家の前は車をとめられるよう広く除雪する家が多いです。
気をつけること・注意点は?
家の周りの除雪だけでなく、ときには屋根の上や物置の上などに乗って雪を落とさなければいけないこともあります。
このときに雪と一緒に落下して窒息するという事故がよくありますから、命綱をつけたり、万一に備えて一人で作業せず、誰かに手伝ってもらうなどの対策をして事故を防ぎましょう。
また、小型の除雪機も便利ですが、ちょっとした不注意で体が巻き込まれる事故が後をたちません。
除雪機を使うときにも細心の注意をはらうようにしてくださいね。
それから、困るのは雪捨て場。
雪がとけない限りどんどんたまっていくので、しまいには捨てる場所がなくなることに。
このようなときは排雪といって、たまった雪を持っていってくれるサービスを行っている会社があります。近所の何件かで一緒に申し込んだりもできるようなので、困ったときにはお隣さんに聞いてみてもいいかもしれません。
最後に
雪はこちらの都合どおりにはならず、忙しくても風邪を引いていても容赦なく降り積もります。
そんなときは除雪がとても辛く感じますが、普段は冬の運動不足解消ができる!くらいの気持ちでいると憂鬱な気持ちも軽くなりますよ。
数ヶ月がんばれば必ず春がやってきますから、がんばってくださいね。